ネタバレもちょっとありますので、これから劇を観る方はお気をつけください。

感想――なんとなくイマイチ。

なんという抽象的、かつ判然としない文言でしょう。「なんとなく」も「イマイチ」も私の率直な印象のうわっつらを告げるだけ、しかもどちらもあやふやな言葉です。

なのでもうちょっと詳しく書いてみますと、えーと今回はドラマティ●クカ●パニーのハ●ピーラ●ドという公演だったんですが(伏字ばっかりですみません)、歌つき演劇(?)みたいな。

ミュージカルと呼ぶまでには、踊りも歌も突出してはいませんが、それらを含んだ明るくてポップな内容でした。

四組の夫婦や恋人に突然赤ちゃんができて、喜んだりはしゃいだり動転したり。そこから始まる、どたばたの十ヶ月間を観ていく、というような流れ。

これねー、初演が10年前だったそうですね。
10年も経てば、特に昨今の世の中ですから、世相も社会の常識もすごく変わっちゃってます。

この時代に生きている私たちはあまり実感できずにいますが、十年前といえば、私は中学生。

携帯電話を一人一台持つ世の中になるなんて、誰も予想していませんでしたよ。
ネットでこんなに色々なものが買えるようになるとも考えていなかった。むしろ問題点ばかりをあげつらっていた記憶があります。

なんつーか細かい、微妙な人々の意識や感覚が、実はすんごくすんごく違っちゃっているのです。

――物事に対する考え方も。

例えば十年前の「熟年離婚」と、いまの「熟年離婚」。田舎ではまだまだですが、大都市部では現代の方が圧倒的に、世間の見る目が柔らかいんじゃないかと思います。

なんで何十年も連れ添って別れるの?って不躾な疑問だけじゃなく、ああ何十年も我慢してきたんだね奥さんは、とか、ドラマにもなったくらいですし、捉えかたの幅が広がったんじゃないかなーと思います。

で、今回の劇では結婚や出産に伴って、「愛情の示し方を模索する」人々がテーマだったわけですが、

これがなー……なんかもうすんごい感覚的なまでに細かいところで、「現在」に合わない感じがしたのですよ。

劇を観ていて、表面上はふつーに観れるし、笑える。決してつまらないわけじゃないのに、どうにもしっくりこない。
これはやっぱり、十年前の世界に合わせて作られた話だからなのかな、と悩んでしまいました。

劇のなかの台詞や、結論に、納得することができなかった。
たぶんそういうことなんだと思います。

一番、「えー…」と思ったのは、なんとほぼ最後のシーン(苦笑)。
若い学生の恋人同士が抱き合ったところでした。

赤ちゃんが出来た頃、女性が「あなたには夢があるんだから、『夫』に納まってほしくない。夢を第一にがんばって!」と、結婚を拒否するのです。
「意味わからん!」とプロポーズを拒絶されて頭を抱える男性に、さらに「子供には父親がもちろん必要よ。あなたは『父親』と『男』をやってほしいの。でも『夫』はいらないわ。同様に、『妻』もなし!」とにっこり笑う女性。

ははー、おもしろいこと言うなーと思いました。
この時点で、「この女性は変わっているけど、しっかり者」という認識が私に植え付けられました。

後に、友人に「結婚はこわい、いやだ」と打ち明けたところをみると、これは婚姻を目の前にすると腰が引ける女性、という例をあらわしたものだったのかもしれませんが(マリッジブルーの親戚みたいなもんか?)。

さて劇では、男性がなんとアイドルとしてブレイクし、ファンに追っかけられるまでになります。仕事が忙しく、次第に家への連絡も滞りがちになり、ほとんど帰ってこなくなる。

でもねー、この女性、恋人からメールが来なくて寂しく思いながらも、ずーっとひとりで頑張るのです。
義母とか友人に支えられ励まされつつ、ひとりできちんと生活して、いわば家を守っていた。

そんで最後、家を顧みなくなっていた恋人が、改心(つか本当に大事な愛に気づいて?)して戻ってきたとき、男性は婚姻届を差し出したのです。

―――したら、どうなったと思います?

この女性ってば、「わたし、信じてた!」と泣いて喜んで男性に抱きついたんですよ!

ぶっちゃけると一瞬、目が点になりました。

男性が戻ってきたのは別にいい。お決まりな展開だが、丸く治めるためにはこれしかないし。

なにもおかしいところないじゃないって人もいるかもしれませんが、
私が疑問を感じたのは、最初「あなたの夢を実現させてほしい」と結婚を突っぱねた女性が、「信じてた!」などと感極まって叫んだことです。

……なにをいつから信じてたの???

婚姻届を出されて↑の台詞ですから、観てたらなんだか「あなたが結婚を申し込んでくれるってわかってた!」みたいに聞こえちゃったんです。私には。

いや、男性が自分のもとへ帰ってくることを信じてたーって意味だったんだろうけど…。でもなー。

なんか安易だなあ。

信じて待ってりゃ報われる、そう言い切れるほどもう純真じゃないし(観てる私が)。裏切られたり、騙されたり奪われたり、そんなことのほうがよっぽど多い。

だから今わたしが信じられるとしたら、この瞬間、自分はできる限り最良の判断を下したと信じる、というだけです。
この「信じる」は、裏切られる危険や痛みがないから、臆病な信かもしれません。

自分を信じることより、他人を信じることのほうが、よっぽど恐いと思います。だから女性が「あなたを信じてた」ならば、すごい勇気のある行動だと賞賛します。

しかしどうにも……態度に一貫性がないというか、私は共感できないというか、理解できずに「???」ばかりが残ってしまったのでした。

私が勝手に考える、彼女の経緯としては、

彼を応援したいから結婚はしない→
彼、アイドルになって家に帰ってこない→
寂しいのにも耐えて頑張って産もう→
彼帰ってくる→
婚姻届→
信じてた、嬉しい!

………やっぱり最後らへんが、ようわからん。

相当つらい思いまでして彼を応援してた彼女です。
彼を『夫』にしたくないから、結婚しないとまで言い切ったひとへですよ、「もういい、もう(アイドルを目指すのは)終わりなにする」なーんて男性が宣言したら――私だったら、あんたの夢ってそんなもんかい!と怒るけどなあ。

その程度の気持ちで私はないがしろにされてたんかい!と、思わずにはいられません。私の苦労をどうしてくれるんだと。
あのとき彼女が、なぜ憤慨しなかったのか不思議です。

まあ逆に、自分の夢を犠牲にしてまで、私と子供のことを一番に考えてくれた!と感激したのかもしれませんが、だったら最初っから素直に結婚しろよって話です。

「一番」に「彼の夢」を置いたのは、誰でもない女性本人なんですから。

この女性、芯の強い、しっかりした人物として描かれてるんですよね。

そういう人間が、半端な気持ちで「あなたは夢を追って!」なんて言うだろうか? 心からそう願っていたからこそ、ひとりで妊娠生活に耐え、男性の帰りを待とうと決めたんじゃないのか。

だとしたら、最後になってひっくり返される「寂しかったから、帰ってきてくれて嬉しい!」という、愚直なまでに女性的な行動と、やっぱり人物像が合わない気がする。

またもし、初めに結婚を拒否した理由が、マリッジブルーもどきで、強がっていたけどほんとはずっと結婚したかったーというなら、

劇の最後の最期にそれを言われても、客はぜんぜんついていけません。

だってその、状況を作り出したのは、女性自身の行動や願いが原因でもあるのに。
途中、ひとりで寂しいのにも耐えてた辺り、すごい偉いなーって感心できたんですが、あれがすべて虚勢だったってことになる。

「大丈夫なふりをしているけど、寂しい」のと、
「寂しいけど、大丈夫!と自分を奮い立たせている」のでは、

やっぱり違うだろーと思うのですよ。

彼女はいったい、どっちだったんだろうなあ…。

入り混じってて、最後はサビシイ方に傾いちゃったのかなあ。

すんげー細かいんですが、こういうものすごく個人的とも言える感覚的な部分で、ちょこちょこと訝しんじゃうところがあって、

つまらなかったわけではないんだけど、いまいちだなーという感想になってしまいました。

関さん演出ってことで、いろいろ楽しみにしていたのは、演出の仕方にそのひとの人間性がけっこう出るからです。

こう見せたい、こう思わせたい感じさせたい考えさせたい、と観客の視点や思考を左右することができるから。

まあ私は演劇に携わっている人間じゃないし、評論家でもないのですが、自分にとって面白いか面白くないかぐらいはわかりますからね。

で、思ったのは、関さんはまだまだ演出を勉強中でいらっしゃるんじゃないかなってこと。
あと、こういうのは得意不得意もあるし。回数重ねて馴れてかなきゃだし。

今回の演出の仕方は、すんごいストレートだったと思います。ストレートすぎて、面白くなかった。

いい話を、いい話に。泣ける台詞を、泣ける台詞に読むのは当たり前で(それだけでもすんげー難しいけど)、それらに肉付けする演出は、たとえば「笑い」を「苦笑」に変えたり、皮肉ったものにしたり、
苦悩しているのを滑稽に見せたりする、ある種の生々しさを加えることでもあるのじゃないかな。
普通の会話っぽさというか。

しかし肉付けがあまりなく、リアルさが薄いままコメディタッチで進んで、突然、不倫や流産が出てきたので、なんだかそこだけちょっと浮いてました。

途中からシリアスになったわけでもなく、最後は「信じてたわー!」とか抱き合って、スネ毛生えた天使とか出てきて(笑)終わりでしたから、やっぱり不倫〜を取り扱ってたシーンは浮いてた気がします。
全体的なバランスも、ちょっと悪かったかな。

でも、素直な話運びなので、演劇を初めて観る子供なんかには、向いているでしょう。

長くなって疲れたー。
色々支離滅裂にもなっちゃって、偉そうなことも書いちゃいましたがさらりとお流しください。

関さんの演技と、実は始まりのあたり最後列に座ってらっしゃった関さんに遭遇した(!!)Mちんの話は次回ー。
今年の夏コミ、夏混みですか?ってくらいに混んでた気がするんですが、どうなんだろ。

私が行ったのは2日目で東123ホール。他の日や場所がどうだったのか気になる。

細い通路はまだマシだが、ちょっと広い通路ではもう「おしくらまんじゅう」状態というか、血栓があちこちにできてるボロボロ血液っていうか、

かなり凄かった。

カカイルの辺りもけっこう凄かった。

妹子は「おそらく天気が曇りで、かつ気温もあまり上がらなかったので例年より人出が増えたのでは」と推測していたが、可能性として考えられる。

大手サークルさんに並ぶ気力はハナからなかった。もうオール無視と言ってもいい。

…どうせ売り切れないだろ。次回でいいや。

見切り(諦め)をつけた私はひたすら島中を歩き回りました。だって外に並んだら一時間はそのまま。しかし一時間あれば、他のサークルさんはほとんど回りきれる。

チェックした配置図を家に忘れた(馬鹿だー)せいで、買い漏れも三冊ほど発生しましたが、次の機会までに完売するまでには至らないでしょう。希望的観測…。しかしそう願いたい。

そんなわけで夏混みは充実した赤血球生活を送ることができました。

むしろその後の遙か祭りが問題だったのは言うまでもありません。

週末の疲れがまだ体に染みてる感じだ……。
と言われてみましたよ。キタよコレ。

テレ東の番組で折りしも、池袋東口乙●ろーど取り上げ、ますます予約とるのが困難になりそうですな。
つーか実際こないだの土曜日朝から起きてスタンバってたのに七月の連休のうち一日もとれなかった(死)。がんばったのに。スゲーねばったのに。

一緒にねばったMちんが、「もういっそ、ぴあで売ってくれ」と呟いていた。

そうそう、リアル●イムっていうニュース番組で特集した、執事喫茶のオープンまでの密着取材が、七月六日までネットで見られます。
店内の様子を確認したいって方にオススメですな。

さてスワロウテイル。

これね、行く前に執事喫茶のアイデア出した方のブログをちゃんとチェックして行けばよかった。

企画段階から、オープンまでの様子をつけていたブログがあるのですが、その中に「楽しみかた」とか書いてらっしゃるのですよ。

ぶっちゃけ、初めて行くと、戸惑います。

だって、かしずかれることに慣れてないから。

体験するまで、どうしても対極位置にあるものとしてメイド喫茶を思い浮かべたりしていて、違いにだいぶ戸惑いました(メイド喫茶も行ったことありやす)。
メイド喫茶が持つ、なんというかエロスとまではいかない「いかがわしさ」と同種の空気が流れているんじゃないかなーと想像してしまってたんですね。

ところが、スワロウテイルは違います。

むしろ近いのは、ホテルのロビー。店内音楽がバロック(多分)とかですし。
どちらかといえばお上品です。
初めは緊張していた「お嬢様」方が、雰囲気に慣れるにしたがって賑やかに交わしだす会話はたまにお下品だったりしますがね(客層腐女子率高い。めちゃ高い)。

さて。

執事さんより、私は爺やさん目的でした。ジジ萌えきたよコレ!

Mちんには笑われましたが、なにをいう!!
執事といえばバトラー、バトラーといえばオーティス、オーティスといえば爺ですよ(鼻息荒く意味不明)!!

背筋に針金が刺さってるよーな姿勢のよい爺にお茶を注がれてこそ、優雅にカップが持てるってもんですよ!!!

ご高齢の執事さんはお一方だけということなので、私が行く日にいらっしゃるか不安でしたが、初っ端から出迎えてくださいましたよコレ!!!!!
「コレ」多いよコレ!

うわ〜とかどきどき羞恥心と共にお嬢様入店(苦笑)。

ちょい話題は変わりますが、
初めて執事喫茶の場所がわかったとき、立地的に、女性向け同人誌販売店の地下ってどうなんだろ〜とかいろいろ思いました。運営がケーブックスだから仕方ないんだけど。
1階がコンビニってのもちょっと不思議な感じですが、地下の半分はまだ同人売ってるってのは流石に…微妙だと思います。正直。ううむ。

まーでも、いいんでしょう。アリです。思わず笑っちゃったしな隣が同人売ってるってわかったとき。
腐女子の夢空間ですvって主張してるのが楽しくて(笑)。

まあ、以前の古本売ってたときの地下を思うと「あの暗くて陰気な空間をよくぞここまで…」と感心もしました。
天井近くまでコミックの棚が伸びる、それはそれは蔵書がスバラシイ、ひっじょーに埃っぽい場所だったのですよ。

それが今は――蔦のモチーフで、さりげなくインターホンが隠されたドアの前は、外灯がランプのような温もりのあるオレンジで、空気の色からコーディネイトされています。とてもいい雰囲気。

ドアの向こうもその、落ち着いた灯りが続いています。

入って右側は鏡張りで、狭い通路をうまくフォローしてありました。執事さんの前だし、つい気になって自分の服装をチェックしたくなりましたが――、

そんなお嬢様らしからぬことをしてはダメなのです!!

――自分ルール。

しかし「お帰りなさいませ〜」といわれてみると、この後の対応とかシチュとかに対してまったく情報を得てなかったので、なんか入店(スワロウテイルでは『帰宅』という)したらもうやり遂げた感があって困りました。

このあとどーしよう?みたいな(笑)。

紅茶とケーキ食べにきたんだーvって思ってはいましたけれど、お帰りなさいませって言ってもらった時点でもう満足しちゃって。

数日後、入店の際インターホン押して名乗る際に「●●よ。いま帰ったわ」とか言ってみるのもアリとかわかって、

そういう楽しみ方をするのか!!!

と目からウロコをぼろぼろ落したりしました。…やってみたかった。つか今度やろう。

話がちっとも前に進みませんね。前後してすみません。

店内はさほど広くありませんが全体的にシック。有名な絵画の模造品が掛けられていて、大きな振り子時計があります。
普通の喫茶店と大きくは変わりません。

座る時はもちろんフットマン(執事さんのことです)が椅子をひいてくれるし、メニューの説明もちゃんとしてくれて、とても楽しいです。

フットマンとの会話を楽しむことが、スワロウテイルへの帰宅では自然にできるからいいですね。
ある程度の交流を楽しむことが前提に存在してるわけですから。

質問しても、話しかけても、呼んでも、嫌な顔するフットマンさんなんか一人もいません。

これって「執事」としては当然かもしれないけど、無味乾燥な喫茶店の接客とかに慣れている人にとっては、無意識にもホっとします。

自分を受け入れてくれているって感じがするからです。拒否されないってそれだけで重要。安心感があります。礼儀正しいし。

とりあえず『帰宅』した瞬間から私の神経は「爺やさん」に全集中でした。ウチらの席の担当は別の方だったのに(苦笑)。お名前もちゃんと聞きました。沖田さんと仰るそうです。

おきた――――!!!! 偶然にも新撰組ネタきた――――!!!!(ぶっちゃけこう思った)

これで興奮しない腐女子がいたらモグリでしょう(隠れとモグリはえらい違いだ)。

この時点で39のテンションお花畑。
メニュー開いたら、またこれがけっこうな紅茶の数で、説明も詳細で美味しそうなので胸が高鳴りました。

アフタヌーンティーセットも捨てがたかったのですが、それほどお腹も空いていなかったし、ケーキセットを頼みました。

どーしても沖田さんと会話がしたくてしたくて、ベルを鳴らさず声を掛けて捕まえ、紅茶の説明を頼んだりもしましたよ(笑)。

うわ――い♪♪

Mちんに「アンタちゃっかりしてるわ」とか笑われつつもう脳内で小躍りですよ。

沖田さんに説明いただいて、アッサムとジゼル(パンナコッタ。名称がイイです(笑)を注文しました。
Mちんはヴィオレッタ(薔薇のシフォン)と、お茶はハロッズのナンバーフォーティーンを。

や――――ん盛り付けカワイイ!!!

すんませんいきなりブリっこで(汗)。

いやしかし、びっくりしましたよ。
以前メイド喫茶で、「うわーたしかにメイドコスだし、お帰りの声もメイド風だけど、メニューがマズイ」つー経験をしていたので、フードのメニューにはあまり期待をしないようにしていたのです。
まあ紅茶は売りだからわかるとしても、ケーキは私も…けっこういろいろ食べてて好みとか出来上がってるし。

でもね、ちゃんとしてました。
パンナコッタ美味しかったですよ。

しかも盛り付け手間かかってます。キレイだし美味しそう。
かつ、なんというか乙女チックな夢をさりげなく満足させてくれる飾りつけだった気がします(私が勝手に電波を受信していた可能性もありますが)。

薔薇のジャムが添えられた、Mちんのシフォンケーキもおいしかったです。
これはポイント高いですよ! そしてリピート率も高くなる要素のひとつです!!
少なくとも私は、アフタヌーンティーセットを絶対ぜったい注文したい!と今思ってますからね。

ケーキは意外に大きめで量もありました。お腹は減らして行ったほうが無難かも。
ゆっくり紅茶の香りを楽しみながらケーキを平らげるために、大きめなんでしょうか? だとしたらステキな心遣いです(笑)。

紅茶のカップもそれぞれに凝っていて、ちゃんとしたブランド物が出てきます。かわいい!!
説明も聞きましたよ〜。私はウェッジウッドが好きなんで、次行ったらそのカップで出してもらうように言ってみようかなあ。

紅茶が出てきて、香りを嗅いだとたんに、Mちんと私の時間は止りました。

すーっと一口、味わってから、ゆるゆると時間が動き出したような感覚。



うまい…。



ほんとうに、おいしかったです。紅茶、最高。
美味しい紅茶を久しぶりに飲みました。あまりに久しぶりで、二人して感動してしまいましたよ。
まさか執事喫茶で、素で「おいしい」と呟くことになるとは思わなかった。
味には期待していなかったのに、さすが同じ腐女子の考えた店。締めるとこシメてきます。

さらに、思い返してみると、外からのインターホンの音が店内には響いていませんでした。
別室にいる方が受け答えなさっていて、他のフットマンさんに「お客様のお迎えをしてください」と伝える態勢になっているのかもしれません。

店内の「お嬢様」を、いちいちお客の入店で煩わせないためでしょう。
確かに、テーブルに座っているとき、何組かお嬢様がいらっしゃいましたが、客が「入店」したというより、「部屋に入ってきた」というふうに受け取れました。
おもしろいです。

おそらく、もっと観察すれば細かいこだわりがいくつも見えてくると思います。これは、なかなか凄いと言っていいんじゃないでしょうか。

かつ、あの雰囲気であのサーヴィスを考えたら、料金も安いと思います。ふつうの喫茶店でのことを考えても、良心的なお値段。

私がいた時間は、店内の執事さんは四名でした。沖田さん、担当してくださった椎名さん、他、別のテーブルを担当していた方、最後に若い茶髪の執事さん(他に接客をなさらない方がいらしたかもしれませんが、確認できたのは四名)。

若い茶髪の執事さん、身のこなしがまだまだですね!(お前何様だよ)
というか、制服が「なんちゃって燕尾服」なんですよ。仕立てはちょっとイマイチのように見受けましたが。

テールコートは、姿勢が悪いとすぐわかります。
動作が荒くても目立ちます。
背中の線にそって、長く裾が延びていますので、乱れるとモロバレ。

担当してくださった椎名さんは、非常に動作がお綺麗でした。惚れ惚れしました。うつくしい!

沖田さんは、あまりに長身でいらっしゃって、テーブル脇に立たれるとお嬢様が首をずいぶん傾けて見上げなければならず――それを気にしていらっしゃるのか、膝を曲げたように屈んで喋ってくれました。
心遣いはとても嬉しい★ でも腰がツラそうでしたー!(苦笑)
しかし縮んでもらうわけにもいきませんしね。少しテーブルから離れて、腰から曲げるようにするのはどうでしょうか。

執事には(燕尾服には)、きびきびと丁寧な動きか、少し悠々とした態度がよく似合います。

忙しないのは論外です。あんまりテールコートを翻されても困る。

私はなんだかやっぱり慣れなくて、というか知らなくて、ベルを鳴らせなくて、自分で二杯目を注いでしまったのですが、

本来はフットマンを呼んで、注いでもらうものらしい。

ぐあー!! 損した!!!(地団駄)

お嬢様になることに羞恥心を感じてる場合じゃありません。そんなアホなことできねーよとかって斜めに見てる場合じゃありません――あのドアをくぐったら。

ドアをくぐったならば、120パーセントぐらいスワロウテイルを楽しまなければもったいないのですよ!!

そう思わせる場所です(笑)。

お紅茶とケーキがおいしかったので、途中から気分が普通の喫茶店にいる感じになってしまいました。

――ま。周囲のにぎやかーな腐女子の会話が(声大きめ(苦笑)、違うよ〜執事喫茶だよ〜と告げてくるのですが。

私の後方に、カーテンで区切られた席があって、そこにロリータ着た可愛いひとがハリポタの新刊を読んでらしたそうですv

すごーく店内の雰囲気に合ってたらしい。

なんかこー…いま思ったんですが、お客も参加者って意味では、コミケとかのイベントと似てるな…。似てないか?

時間の前に席を立とうとして、「お時間になったら声をおかけしますので」と、ゆるりの滞在を勧められたり、いろいろ「やっちまったぜー」なことをやらかしましたが、

出かけるその瞬間まで、フットマンさんはサーヴィス満点でしたv

いってらっしゃいませ、と見送られると、「あーまた帰ってこよう」という気が、自然に起こりました。

―――帰りたくても、今じゃ予約とるのが超難しいんですがね…。



そんなわけで、けっこう面白かったのですが、やっぱり次は「今帰ったわ」と言ってみたいし、
「紅茶は沖田の薦めるものでいいわ」とかやらかしてみたい。
カップはウェッジウッドのものがいいわとか注文したいし、
お手洗いに行くときにはフットマンさんに腕をとってもらうんだー★

…なんか自分がアホに思えてくるな。事実なんだが。

まあ、そういう「お嬢様」としての楽しみの他に、おいしい紅茶とケーキが待ってますからね。紅茶だけでも行く価値アリかな!

いくつか気になったことといえば、やはりテールコートが一人一人仕立てたものではないので、ちょっと着こなせていないこと。

店内を流れる曲が、ずっと同じ曲(か、曲数少ない)を回していたってこと。
60分くらいのアルバムとか編集したものを流してほしかったです(BGMは不定期に変わると後に知りました)。

四人ぐらいのグループで行くのが楽しいかもしれないですね。

リピーター率が相当に高いと思われますので、予約はしばらく競争必須でしょう。
そういう私も、今月また行くことになってますので、予約とれなかった方には非常に申し訳ないのですが…。でも平日。だから予約とれたんスよ。

しかしこのままでは一人で行くことになりそうで、ちと寂しい。
誰か一緒にいってくれるひと、おらんかのう〜。
あ〜〜〜なんと、まったりオンリーだったことでしょう。

久しぶりに一人で参加したオンリーでした。一般参加で一人きりはほんと久しぶりで、ちょっと懐かしい感じだった。

会場はひどく混みあうこともなく(開場直後はどうだったか知りませんが)、私は比較的早めに入場して、フリー入場の前にささっと帰ることができました。

今回はほんとに、買う本が少なかったです。

というか、新規開拓をしないようしないよう努めました。
そう、務めるとか勤めるとかではありません。買わないように「努力」したのであります。

財布の紐は自分で締めておかなければ、いくらでも金が零れ落ちていく。それがオンリー会場であります(ここ、テスト出るよー)。

ぶっちゃけ、同じように一人で一般参加してる方とオトモダチとかになれないかなーとか少し思ってたんですが、

待ってる時間があんまりなかったので、軽くおしゃべりするくらいしかできませんデシター。ありゃりゃー。

カカイル話したいなー。こういうのが書きたいとかこうしたいとか、いろいろ語りたいなー。

語る人間はいつもそばにいるのですが(妹子)、あまりに気心が知れすぎていて、お互いにちょっと飽きている今日この頃です。

最近カカイルにハマった方多いですよね。私はなんだかんだで三年から四年くらいカカイラーやってるので、オンリーもたまに、意気込むより味わおうかね〜という気分です。

ま、同人としてはまだまだ初心者なんですけど。

買い込むぞー!と気合はいってるひとは背中にオーラがある気がします。頭の中で「このルートからまわって最初はここに並んで…」とかシミュレートしてるので、その茫洋とした心ここにあらずの雰囲気がなんとなく感じとれるよーな(笑)。

会場のある五階まで階段を上っている最中、後ろから上がってきた完全一般人の男性(六階に用事がある模様でした)が、

「なんだよ今日。なにがあるんだ…?」

と、カカイラーを掻き分け進みながら漏らしたのが印象的でした。お疲れさまでした。

局地的にデズニーアトラクションの列ができてるよーなもんですもんね。そりゃ不思議にもなるわ。
でもきっと一番「なんかヘン」を感じるのは、巨大な列を作る我々に、混乱がちーとも見られないことでしょう。

スポーツ観戦ファンよりは礼儀正しく、見知らぬもの同士にしては和やかに、デパ地下の列より意味ありげに並んでますからね。そりゃ目にもつくわ。

ぜんぜんオンリーのレポートっぽくないですが、実際、浅草まで散歩に行ってきたよーな感じでした。
妹子もいないので外食は中止して、帰りにデパ地下で惣菜買ってのへへんと帰りました(収穫物が袋ひとつに納まる時にしかできない珍技)。
さてレポいっときますかー!

今回はですねー行きは夜行で帰りは新幹線にしたんですが、すげーラクだったですよ。
こんなラクだったら何度でも大阪行けちゃうぜほほーい!☆


レポその1;さすが大阪、着くまで長いぜ☆



バスの出発時刻がずいぶん遅い(でも前使ってたバス会社と到着時間は変わらず)ので、それもラクだったんですが、なにより高速道路でパーキングエリアに止るのがよかった!!

バス内にトイレがないタイプなんですね!

ゆえに2.3時間おきにPAでとまるんですよ! 

ちょっと歩くだけで、足のむくみやら腰のツラさなどがいかに軽減されるか…!!(涙)

最初に止ったのは忘れもしない、足柄PAでしたよ。

降り立って、真夜中なもんですから、
「ここはどこだ何県だ」

トイレを探すのと同時に現在地確認しました。意味もなくわくわくする。オレは小学生かというほど楽しい。景色が見えればもっとはしゃいだことでしょう。

何故なら足柄からはおそらく、富士山が見えただろうから☆

なにが嬉しいって、ご当地名産品を覗いてまわれるのがサイコー。
わたしはご当地名産品がだいだいだいすきなのですよ! 限定モノに弱いんです。なんてお手軽なヤツ。

足柄で最初「信玄餅」とゆーのを見たので、「おおここは長野か??」とか思いましたが、信玄は山梨もそうなのね。

ふと顔を上げると。山梨と静岡と横浜と東京のお土産がそれぞれ並んでたので、なんか生ぬるい笑みが浮かびました。

足柄は神奈川から、静岡にちょびっと入ったところにあるみたいでした。金太郎飴があって、「ああ、足柄山の…!」と妙な感動も沸き起こる。

同行人は、「金太郎飴好きなんだ…vv」と買っていました。
私も神奈川県のおみやげひとつと、信玄餅を買いました。
どれにしようこれもおいしそうだわ〜と悩んでいて、はたと、

――なにしに来たんだっけ??

とか存在価値を見失うような疑問にも襲われました。
そうそうそうトイレにきたのよトイレに。トイレからバスに帰って大阪目指してオンリーいくのよオンリーに。

でもPA入るたびにその事実を忘れそうになった…。

いまでも名古屋で「三食パック・みそ煮込みうどん680円」を買わなかったことが悔やまれてなりません。だってデカかったの! 本の邪魔になること確実だったの!!(号泣)

アベカワ餅を噛み締めた、あの口惜しさは忘れまい(うまかったです)。
あと岐阜県の会社が作ってるワサビ揚げというおかきも買った。

ガサガサ、スーパー袋が小ぶりとはいえ二つも増えて、ほんとあたしゃ何してるんだという気がしました。

だからオンリー行くんだってばオンリーに。

最後の休憩、「草津」ではバスを降りませんでした。ちょうど眠気がやってきて眠かったのですが、

降りたらぜったいまた何か買う。

という正しい自己認識があったからです。
しかし同行人(今更ですが、今回のオンリーは妹子と私とYちゃんの三人で行きました)によると、「あんまりおみやげなかったよ」とのことだったので、ワタクシの第六感も捨てたものではありませぬな。

食い物に関してだけはな。

真っ暗な高速道路。雪でスリップ注意との表示も赤々しい道路を、見てるこっちが蒼くなるようなスピードでバスがかっとばしてゆきます。

夜が明けてきて、大阪はもうすぐv


レポその2;着いたよ大阪、冷えた体はぜひ銭湯で☆


着きました。車内の明かりが点いてまもなく、バスが止りました。

ところで今回のバス会社、新宿から梅田までの運行だったのですが、バスの運転手さんがアナウンスしたことといえば、

「はい大阪到着です。お忘れ物のないよう気をつけてください」

――でした。乗客幾人かの頭の上に「?」が見えました。わたしらは一番後ろに座っていたので、きょろきょろあたりを伺う乗客の顔が「…大阪?」と言っているのがはっきり見えました。

きっと私も同じ表情だったことでしょう。

大阪に住んでるひとにとってはどうだか知りませんが、私らにとっては大阪≠梅田です。新宿までのバスにのったのに「はい東京着きました」といわれたほどの衝撃です。

ここは梅田ではないのか?
このあと、梅田までバスは行くのか?

猜疑心に支配されて、なかなかバスを降りようという気が起きませんでした。
でも妹子はなんで立たないんだという顔で「降りないの?」とせっついてくるし、そうだよねバスの運ちゃん(ちょっと格下げ(笑))に訊いてみりゃ早いよねと、とりあえずバスを降り、カートを引き取ってから、運ちゃんのところまで戻りました。

ちなみにバスが止っていた場所は、高速かどっかのガード下。街中だということはわかりましたが、小汚い周囲には地図も、空いている店もありません。

……つかなんでこんなに小汚いんだ…。

一瞬上海を思い出しました。いやあれほど地面が真っ黒ではないのですが(中国はどこもかしこも元の色がくすむほどに地面灰色)、地の色が見えつつ汚いというがまた、いかにも(以下略)。

「あの、ここは大阪ですか梅田ですか?」

運ちゃんは、「えー」とあたりを見回し、戸惑ったようでした。


なんで迷ってんねん!!!(関西なので)


お前はどことも知れぬ場所で客を降ろすのか!?
ここはどこだ!! どこなんだ!!!

凄まじく突っ込みたかったです。

おっちゃん(さらに格下げ)は「えー」としばし迷ったあと、言いました。



「えー、大阪…です」



それはわかってんだよ(半眼)。



あんた今絶対「大阪府」いう意味で言ったやろ。そうやろ。
当たり前じゃ! オレら大阪往きのバスに乗ったんじゃ! ここが京都とかだったら腕挫十字固めでシバくぞゴルァ!!!!



突っ込みついでにおっちゃんの頭にチョップかましたいvとか思いましたが、そんなことは礼儀正しい女性がやってはならんのです。

というか「あ、ダメだこりゃアテにならんわ」と判断したわたくしは、「そうですかありがとうございました」と笑顔で礼を言ってその場を去ろうとしました。

勝手知ったる様子で降りていく乗客のあとを付いていったほうが良さそうです。

すると、いつのまにか私の隣にいた、どうやら中国人らしい(日本語のなまり方でわかる)女性が、同じように運ちゃんに向かってこういいました。

「あの、すいません、ここはドコですか?」

アンタと全く同じ気持ちだよ私は今…!!!!(涙)

つたない日本語(でも上手い。発音はそこそこだけど使い方は完璧)が染みました。
ああこのひとも、おっさんに、答えになってない答えを返されて戸惑うことになるんだろうなあと同情。

ものすごい共感を覚えつつ、私はその場を去りましたが、

よく考えたらオレ中国語話せるんだし、「駅までいっしょに…」ぐらい言ってやってもよかったじゃんよ?

――乗客の後をつけ損ねてはかなわんと、気が競っていたせいでしょうか。ゴメンねあの女のひと(ぺこり)。
無事に目的地へ着けたことを祈っているよ。

そんなことをしみじみ思えたのは、銭湯へ向かう電車に乗っている最中でした。
場面を詳しく妹子とYちゃんに話してきかせ、笑いをさそいながら、冷えた体を温めてくれる湯船へGO。

いや〜、いい湯でしたよ!!!(早ッ)

夜行のあとは銭湯。ぜったい銭湯。とわたしら姉妹が連呼する意味を、じっくりとYちゃんにも堪能していただきました。
そして同感してくれたので、やっぱりバスのあとの銭湯は最適だと思われます。

凝り固まった足も、バブルバスで血行促進☆

今回のオンリーは開場が11:00からで、列整理も10:30からとのことだったので、できるだけ10:30分ごろに着けるように逆算すると、

9:43分の電車に乗れば充分間に合うとでました。

それまでまったりとロイホで朝食。なんて優雅なんでしょう。

出かけまぎわに妹子のサークルチェックも終わらせ、スムーズに出発です。

さあ、オンリーだ!!!!!



レポその3;メインディッシュはお上品に☆



いよいよです。今までのことはコースで言えば前菜です。アペリティフです。アミューズです。アンティパストです。名称などなんでもいいです。

ほんとにこんな駅名があるんだと感心した「中百舌鳥」(なかもず)駅。おもしろいですねー大阪。住んでいたら普通になるんでしょうが、京都とか大阪、東京も城下町だったのでわりとそうですが、歴史ある街では地域の名前もおもしろい。

地元だとさすが港町って感じで「魚町」とかあるんですけどね。なまぐさそうな名称だとお思いになるかもしれませんが、

実際生臭い町です。

それはさておき。

現地に到着したわたくしは一瞬眼を疑い、すぐ乾いた笑いを漏らしました。

時刻は10:30ジャスト。


既にかなりの列が。


…久しぶりになんか理不尽なものを感じました…。くそう。あの列の先頭というかわたしらの前にいた百人以上は主催者側の「当日10時30分前のご来場はご遠慮下さい」って要請に反しているのに、

反しているのに、オレらより先に新刊を手にするのだな…。

びみょーな感じだなあ。

前回の大阪オンリーは、きっちり主催者さまの規定時間から列整理が始まりました。――すぐ押し合いへし合いでたいへんだったけど(爆)。

ま、でもある意味平等だったわけですよ。

で、今回のオンリーは、明らかに10:30前に会場に着いたひとが優先的に列を作っちゃってて、きちんと時間を守った人たちはその後ろにおもむろに並んだんですね。
押し合いへし合いはありませんでしたけど。

どっちがいいとかいう問題ではないのはわかっているんですが、正直、

クッソー10時にきてりゃよかったぜ。

と思ってしまいました。やりませんけど。ダメダメ人間ですが、結局、みんながこう思っちゃうから、一般参加者が来る時間がどんどん繰り上がっちゃうんですよね…。

イベントの企画ってたいへんだ、ほんとに。

幸いなことに入場制限はなかったのですぐ会場に入れましたが、その頃にはむしろ「寒いッ。寒い寒い寒いさむいさむいから早く屋内に…!!!」という気分で、買うより暖を取りたかったです。

大阪、意外と寒かった。

会場内はすごい熱気と人込みでした。

「うわ、ちょ、待てやコラ」と眼を剥くほどの人込みでした。あれぐらいの人込みのオンリーは久しぶりで、まあぶっちゃけ、

「血がたぎるぜ…!!!!」

と燃えあがらないでもなかったのですが、すぐに滾る血のやり場に困って立ち往生するハメになりました(笑)。

だってまっすぐ歩けない。人多すぎ。

というか会場狭すぎ!!!

通路がー列を作ったらもう歩けない、ほとんど歩けない。

並ぶときにはなかった「押し合いへし合い」を、いやというほど体験することになりました。たすけろ、たすけてくれパトラッシュ…。

人並みに埋もれて「空気を…!」と腕を差し出したくとも、腕は三つほど紙袋を持っているので腹から上には上がらない。

すごい勢いで袋が埋まってゆきました。

同時に、すごい勢いで腕にかかる負荷が(略)。負荷は後日、筋肉痛となって立派に返ってきましたとも。ええ。

会場で飛び交う怒号。悲鳴。嬌声(いろいろ言いすぎ)。殺気だった腐女子の札束が飛び交うここはまるで兜町証券取引所。

今回嬉しかったのはですね、わたしはいっつもディズニーのキャラクターのバッグをお財布にして買い物してるんですが(ふつーの財布を出すのは、紙袋を両手に提げる身としては、時間のロスと手間と、なにより後列の方への迷惑が多大なため)、

「それカワイイですね! 絶対盗まれる心配ありませんわ(爆)」

と、誉めて(?)もらえたことです。便利ですーいつもこれなんですーとお答えしました。

誉めてってより、笑われたんですよね。うん、わかってるよパトラッシュ。

でも腐女子の大波の中を泳ぎきろうと果敢に試みる挑戦者には、なにより嬉しい気力の灯火となったのです。わほほーい! かわいいって言ってもらえたー☆

途中、恐ろしいことに買い物終了間際になって資金が底をつき、妹子のところへ「英世くれ!」と走ったりもしました。すんげー久しぶりだった。英世を求めたのは。ぶるぶる。

とにもかくにもすごい混んでました。
あれ以上に混んだオンリーも経験してますが(鐚さんが来てたとき、すんごかった)、なんか久しぶりだったので非常に疲れました。気づかれっつうか。

あの参加者を少しでもまとめようとするのは非常にたいへんだったと思います。主催者さま、スタッフのみなさん、ほんとうにお疲れさまでした。ありがとうございました。

ただやっぱり…ちょっと狭すぎた気は…いなめません(涙)。
せめてちょっとした休憩場所が欲しかったなあ。。。

今回の収穫はですねー、先だっても書きましたが、Dogtwistさんの本がやっぱりよかったです。
というかここ俺たちやっぱり好きね。うん好きね。と妹子としみじみ確認。

あとイル缶製造株式会社さんの『黄金の月』。
サイトで読んでてすごく好きでしたが、本になってみて、いっそうステキでした。
なんかサイトで読んでた時よりおもしろい感じさえする。なんでだろ。やっぱり「本」ていう形態はいいな。

そしてカケラバナシさんの書き下ろし。この方はほんとに力がありますね。すごいです。もっともっと読んでみたい。
こういうのを構成力っていうのかしら。難しく言う必要はないわな…めちゃめちゃ好きです。おもしろい。

大量に買い物を詰め込んで、ほくほくで新幹線でしたよー。お好み焼き食べながら打ち上げしてね、キャベツの甘さに感動しながらね、いろいろ笑ってお話してね…



くぅ――――ッ!!!!!!

やっぱりオンリー後はこうでなきゃ!!!!!!(涙)


終わったらすぐに布団に入りたいなんて、間違ってる! 間違ってるよ、やっぱり…!!

いろいろ反省もいたしました。
新幹線の中では熟睡できたので、着いたときに体が軽かったです。今度から大阪行くときはコレだな、絶対。

心残りはただふたつ。

往きで買えなかった「みそ煮込みうどん」と、帰りのキヨスクで迷って買わなかった、「関西限定、きのこの山(きなこチョコ)」です。

大阪オンリーへ行く楽しみが倍になった気がする今回の旅。

次回の大阪往きがいろんな意味で楽しみです(ちょと本来の趣旨から逸脱)。
ネット専門の方には申し訳ありません。

まず初めに断っておきますけれども、これは私個人がちょっと気になってたり、絶対買ってやる…!!と意気込んでたりするサークルさんです。

超有名なサークルさんで、毎回必ず行ってるのであえてチェックはしてないところもあります。そういうのは書いてません。

他にも好きなサークルさんいっぱいあるんですけど、とりあえず今回はちょびっとで。

体があと二つくらいあって予算が五倍になって脳ミソがもういっこくらい増えたら自分の欲求に沿ってすべてカバーできるだろうか(むなしい想像)。

……買いたくてもお金が足りなくて変えなかったりするしね…はー。

わたくしの妄想の予定表。ごく一部ですけども、興味のある方だけどうぞ。
…しっかし最近、遊郭カカイルものが多いなー。好きだからいいけどv


・カノンさま…漫画も小説も買い! 絶対買い!! それだけ! ただ硬い決意だけッツ☆

・そこをなんとか!&HERE×3さま…どちらのサークルさんも必ず購入してます。だいすき! 今回の新刊は表紙がすてきだー。あとインテで初売りしたらしい合同誌はブ厚くて動機息切れがおこるよハァハァ…!

・イル缶製造株式会社さま…ずっと前からあるサイトさんですが、とうとうオフ活動ですかッ!! なんかもう期待と幸せ感で既におなかいっぱいですよ! 今回はWEB再録と合同誌ですけども、あのお話が本で読めるなんて、感涙だなあ☆

・ギンイロダリア+うたうたいさま…ギンイロダリアさんー!? え、大阪来るの!? って感じで、私が今回大阪オンリー行く理由のひとつになったサークルさまです。
うたうたいさん主催の合同誌はとてもすてきな題名ですね。ひとつぶで何度もおいしいとはこのこと♪

・恵比寿亭+生ビール友の会さま…ちょっとご無沙汰していたら、恵比寿亭さんの既刊がドンタコス増えていた…。大奥カカイルめっちゃ読みたい。悪酔いってのも気になる。
今回、なんでこんなにうまそうな本ばっかりなんだ? 狂おしいを通り越して腹がたってくるですよ…よよよ。

・KI道楽堂さま…新刊の遊郭モノが気になってます。表紙見てみたらきれいでしたー☆ カカシ先生の表情がイイ!!
鬼畜や、ストレートに好意をぶつけるカカシ先生をお書きになることが多いだけに、今回の本の、どこか人柄がつかめない、もどかしい感じのカカイルは注目だと思います。
ブ厚そうでまた動悸が…ハァハァ。

・巫女番長さま…こちらもなんか遊郭モノみたいですよ!? しかも合同誌! うほほーい!!

・Dogtwistさま…すんごいすんごい前から姉妹で好きなサークルさんです。きっとチェックしてるひとは少ないと思う。でもこちらの、不器用さ、なんともいえない泥くささと透明感をまとわせたお話はかなり貴重だと思います。新刊もあるし、未入手の既刊も一冊あるので、胸を高鳴らせながら行って参ります(心臓の寿命を激しく浪費している気がする…)。

・サマースナイパーさま…超ぺらいコピ本でもいいです!! 新刊があるのなら!! この方の文章だいすきです!

・笹船さま…『ライナス』さまの委託でご参加だそうです。行ったことのないサークルさまなんですけどね、なんかよさげな匂いがする。くんくんくんくん。とりあえず今回はお邪魔してみようかと思います。

・Gomachi Stationさま…新刊ハラショ!!!!

・モウソウチクさま…新刊ブラヴォー!!!!

・和屋さま…なんか気になります。ギャグ漫画だと思うのですが。好きっぽい感じがする。とりあえずご訪問をば。

・47さま…絵の色気に鼻血がでそうです。当日スペース前で血を噴かないようがんばります。
漫画の形になったものをまだ拝見したことがないので、楽しみです。

なんか自分が紹介したことのあるサイトさまばかりですねこうやって見ると。
たぶん、今回のオンリーの興奮した気持ちをただどこかで叫びたかったものと思われます…すみません。

とにかくたのしみ――――!!!!

さて準備準備っ(汗)。
冬コミにて。

一週間以上、ロクに動きもせずにパソコンに向かってただ寝るという生活を続けていたもので、体力が老人並に衰えていました。

ただ歩くだけで切れる息。
いつもは平坦な道と全く同じに歩ける、めちゃめちゃゆるやかな坂(坂というより傾斜って感じ)が、エベレストの山頂かと思うほどつらい。足が重い。というか動かない。肺がひゅうひゅうと悲鳴をあげる…。

オマエは任務地で負傷したカカシ先生か。

なんて突っ込みで萌えることすらできません。ただはーはー蒼くなりながら歩むのみ。
妹子と並んでいくことすらできない。つかぶっちゃけあのとき、手をつないで引っ張ってほしかったです(情けなッ!)。

駅で待ち合わせしていたYちゃんと合流したとき、初めて言われたのは、

「だ、だいじょうぶ…?」

でした。

まず安否を気遣われるわたし。どんな顔をしていたんだ。

確かに必要以上に頬が落ち窪み、顎と頬骨が出ているので、やたらガコガコした顔になっているなあと思ってはいました。いつもはもっと膨れている。出立前に鏡みたとき「カオきもちわるい…」と自分で呟いたもん。

ぜんぜん大丈夫じゃありませんでした。

老人の気持ちがすごくよくわかりました。あれは辛い。ほんとに辛い。自分のことだけで精一杯。ひとについて歩くだけでいっぱいいっぱい。

たとえ人の流れを邪魔しているとわかってはいても、自力でよけることができないほど体力が落ちるってこと、あるんですね…。

もっとお年寄りに気を使おうと思いました。しみじみと。

同時に、やべえ、こんな生活続けてたら早死にする、と恐怖しました。

今年の冬コミは寒かったですねー。大手さんに並んでる最中、貧乏ゆすりが止らずいらいらしました。

普通はいらいらして貧乏ゆすりをするもんだと思うのですが、寒さのあまり身体を震わせずにはいられなくて、その震えにイラつきましたよ。なんのこっちゃい。

わたし、やってたバイトのせいか、通りすがりの人へ、

「どうぞご自由に見てってくださいー」

と、ちっさく声をかける癖が、どうにも止りません。

なんかね、スペースの前で立ち止まられて、じーっと見られたりしてると、「いやべつにぱらぱら見るだけでもぜんぜんイヤとか思ったりしませんからどうせ見るなら中身も立ち見でぜひ」とか思ってしまうんですね。

声かけられるのも、なんか見てかなきゃならなくなるようでいやってひともいるでしょうけど、どーしても声かけちゃうんですよねー。

立ち見するかたがあまり気にならないように、わたしの視線はできるだけ他所へ向けるようにしていますが(主に見てるカタログへ)。

今回、すっごいうれしいことがありました。
初っ端からびゅーんと買い物に出かけたのですが、直後にふらふらと様子を見に戻ったとき、店番をしていた妹子が「もう売れたよ」と報告してきたのです。

ええ!? 開始十分くらいしか経ってないよ!?

とすげーびっくらこいたのですが、その方は、さっと現れて新刊だけをぱっと買って、あざやかに去っていかれたそうです。

―――それってそれって、新刊のために寄ってくれたって考えていいのかな。わざわざこんな早い時間に買いに来てくれたってことなのかな。どきどきどきどき。

じぃんとしました。どなたか存じ上げませんが、ありがとうございます。嬉しかったです。

さらには、妹子は無料配布のポスカを持っていったのですが、これが意外に盛況でした。
いや意外って言っちゃ失礼なのか。わたしはおお可愛い絵だー☆と思ったのですが、ポスカってけっこう人気あるもんなんですね。

とくに小学生くらいのお子ちゃまが、通りすがりにひたりと見詰めていくことが多くて、「あの、無料だからどうぞ。自由にとってっていいんだよ〜」と心の中でなんど念じたことか。

机の前まできてくれた子にはもちろん、どうぞと手渡してあげられましたが、もっと刷っていってもよかったかもね、とあとでちょっと残念に思いました。

かわいい絵柄って人気なんだ…。

カタログにのせたサークルカットで、宙を舞うおへら〜なカカイルとかを妹子が描いたので、中には、

「こういう絵柄大好きなんですっ! カタログみたときから、絶対来ようと思ってたんですー」

とまで言ってくださった方がいて、意外な需要にびっくらこきました。

つかカタログって大事なんだね…(汗)。けっこう見てるんだ。よかったね、来てくれたひとをガッカリさせなくって。

急遽持っていったポスカが、こんなところで義理を果たす役目を担うとは。あの犬カカイル、ほのぼのしていて私もお気に入りです。

眠くなったので尻切れトンボですがここで終わり。
なんともって行った『香り、香る』20部は完売してしまいました…。その後、五人くらいかな、来てくださった方に「あのー小説のほうは…」と言われ、すみませんすみませんすみません!!!!と頭を下げました。度重なる嬉しさと恥ずかしさで顔がひきつっていたように思いますが、心の中はうれしいというより猛烈吹雪のような申し訳なさに煽られて死にそうでした。

ほんとうに申し訳ありませんでした。
私の見込みがつくづく甘かったです。
いやでもふつうに参加なさってる方は20冊くらいひょいひょいさばいちゃうのかもしれませんが、私的には「五冊くらいかなー売れてもいいとこ10冊くらいだろ」とか勝手に思っていたので、望外の喜びに自失しかけておりました。

妹子のほうの漫画も、予想以上に売れました。びっくらこきました。ものすげー売れたとかではないのですが、するする売れるとも思っていませんでした。ありがとうございました。

帰りに世界堂へ。
次の話の表紙を見てみるぞーおー♪ってより、ずばり言いますと『香り〜』の表紙の紙をきっちり20枚しか買ってなかったので、ヤベーよ買い足さなきゃってことで向かったのでした。

そこでスゲーかわいい、ツボな和紙とかを見つけちゃって、オシャーこの次はこれに似合う話を…!!とか燃え上がる野望を眠気で目が閉じそうな妹子に語り。

表紙の紙はなんと売り切れておりました。
売り切れなのか、もしや生産中止なのかと恐かったので、世界堂さんにメーカーさんに直接聞いてもらうことにしました。あったらば20枚注文します。
他の紙も見てみたんですが、どーもアレがいちばんしっくりくる感じがするし。好きだし。

次も20部持って行きます。まだまだ甘くみてるかな…でもそれ以上になると折々したりするの大変だしなー(結局自分の都合かよ)。

というか、余っても困るなあという気分はあるのです…。

ちなみに、よく、オフで作られた本で表紙の次にはさまってて――遊び紙として使われてたりする紙を、表紙に使いました。透けるのがとてもきれい。あんまり放っておくと、端がまるまってきちゃうのが難点ですが、それほど激しい短所じゃなく、気に入ってます。

でも高いんですよ。おれたちゃコピ本の経費をこんなに高くしてどーするんだ、とツッコみが入るほどに、安い紙に見向きもしておりません。モノによっては、一枚の値段が二分の一の紙もあるので、そっち使うほうがぜったいラクってのはわかるんですが。

やっぱり、和紙とかはうつくしいです…そしてうつくしい紙は、それなりに高い傾向があるのね…せつない。
気に入った紙をつかえるのって、コピ本の醍醐味のひとつじゃないかなと思います。もっとすごいきれいにコピ本を作って工夫してるひとにくらべたら、ただ印刷してガチャンコ閉じてるだけなので、ぜんぜん何もしてないのと同じですけど。

作品と呼べるようなコピ本を作る気はありませんので(身がもたない)、紙ぐらいは凝ったものを使いたいなあ、と思っているのであります。

凄まじい自己満足の世界だ…。

昨日から、とうとう…と言いますか、ついにと言うか、今更というべきか、同人作家、なるものの片隅に名を置くことになってしまいました。

ヲタク、腐女子、同人作家の三重苦。
ヘレンケラーじゃなくヘタレキタ――ッッ!!!!(白目)ってな感じのサムい言葉遊びを思い浮かべつつ、精進してまいります。

あーもっと書きたいことあるんですが、いまから妹子とふたり、ちっさな打ち上げに参りますのでこれにて御免。

昨日、スペースにお寄りくださった方がた、ほんとうにありがとうございました。
手にとってお読みくださった方がた、読んでくださって、興味を持ってくださってほんとうに嬉しかったです。ありがとうございました。

お買い上げくださった方々――幸運が訪れますよ(微笑み)。夜中に小人が掃除してくれたりとか。片付かない宿題をうめてくれたりとか。書類整理してくれたりとか。むしろ俺のとこに来てくれ。

なんてのは冗談ですが、ほんとうにありがとうございました。
少しでもお気に召すような話だったらうれしいのですが…。よろしければ感想おまちしております。うう。

完売したあと、お立ち寄りくださった方々、申し訳ありませんでした。
とくに、通販…とお尋ねになった方。すみません。ほんとうにすみません。予定はありません。でも次は、できればペーパーなど作って、なんらかの対策をとりたいと思います。

うわーん申し訳ないけどうれしいよ〜〜〜っていうか、あの少ないサイトの文章で「なぜそこまで買いたいと思ってくれたんだろう…」とかって帰って寝て起きてからジレンマみたいな疑問になやみましたが、それでもうれしいよぅ〜〜〜すみませんすみませんすみません今度は30部くらい持っていきます新刊は!

長い一日だったなあ…。
冬にいっぱい本が出せたらいいなあ。そしてサイト更新しなきゃ。お礼と思って更新しなきゃ。

ではモツ鍋食ってきます。
今回大阪ドームまで行きましたが、今までの大阪でのオンリー史上、いちばんちょうどいいなーと感じた会場でした。これは妹子と意見が一致。

駅から近い。会場が広い。このゆとりがあるってのはポイント高いですね。
かつ、会場周辺に時間つぶせるケンチキだのロイホだの施設が潤沢にあり、―――さらに最も「ステキ」だと感じたのは。



会場周辺をたむろってても違和感が少ない。



いやなにせドームだし。常にいろいろ、並んでる方とか待ってる方とかシート敷いて徹夜なさってる方とかがいるんでしょう(偏見?)。

実際今回のオンリー当日も、とある有名アーティストのコンサートがあるとかで、午前中から気合入ったファンがいっぱいいました。

うわー!! ヘンな目で見られないってしあわせだなー!!

街中の会場とかで外に並んでたりすると、通行人やらなんやらに不思議な目で眺められ、時には近所にお住いのおじいさんとかに「今日は何かあるの」などと答えにくいことワンダフリャな質問をぶちかまされたりしてしまうので、集団で移動しててもおかしくない場所っていうのはステキだなーとつくづく感じました。

私は10時ジャストくらいに会場エレベーター前に着いたのですが、既に50人は超えるかというカカイラーが、エスカレーターの始動を今か今かと待ち構えておりました。


獲物を狙うチーター…。


友人とほがらかに談笑していても、ちらりちらりとエスカレーターを窺う視線が剣呑です。あのときの腐女子は普段の運動不足っぷりをどっかに蹴り上げて、下忍並には気配に敏感になっていると思われます。

スタッフと思われる方と共に、おそらくドーム関係者なスーツの男性が出てきた日にゃあ、緊張感が皮膚に刺さってびしんばしんですよ。

案の定、では只今よりーみたいに列の整理が始まった途端、約30メートル四方に散らばっていた100人が一気にドバン!!!とエスカレーターの入口付近へ詰め寄りました。

…まあその塊の中ほどに、ワタクシもいたわけですが。

係員さんの「今入場したらぜったいに会場に入れますから、決して走らないでください!! いいですか、皆さんの安全が第一です、決して走らないでください!」エンドレスな注意が、見事なほど慣れきっていて切なさを誘いました。

そうか…いつも走る人ばっかなんだ…大変だな、係員さんも…。

しかしたとえ走らずとも、ヒトの塊がいっきに塊のまま集合したとしたら、列をつくるどころではありません。

私はそれほど差異を感じなかったのですが、妹子は後でやっぱり東京のオンリーとちょっと違うなーと言っておりました。

いわく、東京で「今から列つくりまーす」とスタッフさんがやった場合、広範囲に広がってたむろっていたカカイラーがじょじょに集まって、けっこうキレイに整然と列が作られるのだそうです。もちろんそうじゃないオンリーもあったけど、最近ではその傾向が強いとのこと。

ところが今回の大阪では、ひとところに固まっていた人数がほぼそのまま移動してガっと寄る形になったため、おしくら饅頭状態になったのではないか、というのです。

はー。言われてみればそうかも。

関西がーとか関東がーとかでは一概に言い切れませんが、そういう列の作り方にも地域性みたいなもんが出るんでしょうか。

というよりも、前のめり戦闘態勢に入っていたひとが多かったんじゃあ(笑)などと思いましたが。

人垣を二列にわけたあとはわりと順調にすすみ、待機列までスムーズに移動。にぎやかな待ち時間のはじまりでございました。

あとはもー始まってから買って買って買いまくりましたよって話なんですが、イベントの記念品とかも楽しかったですよ〜☆

ピンクのイベントTシャツ着たスタッフさんの背中にある、イルカせんせとカカシせんせの台詞をパンフに書いてもっていくと、木の葉マークの飴がもらえるのです☆☆

うまかったです♪ さっそく食いました。

妹子が「友達にこの飴をおみやげしたい…」というので、おーいーじゃんそれイベント土産って感じで!と思ったのですが、パンフをもう一冊買わなければならない=600円の飴…。

たかいね…。
そうだね。同人一冊買えるね。

惜しいですがその案はお流れに。

あと思ったのは、今回はカート率が高かった気がするなあ、ってこと。という私らもカートをごろごろ引いていきました。
カート嫌いな方や、邪魔だと仰る方にはたいへん申し訳ないのですが、買う量と移動量を考えると、どうしてもカートがなければやってられんのです…。

わたしの経験から言うと、手持ちでどうにかなるのは三万、ギリギリ粘って四万台くらいまでです。

カートを利用する前まで、六万円分の同人を袋だけで持ち歩いてましたが、死ぬかと思いました。実際100メートルぐらいごとに立ち止まっては休み、休んでは進みするしかできず。

周囲の迷惑にもなるし、実際袋を片手に三つずつ持ってその中に同人をたっぷり入れてみてください。買うたびにそれをいちいち置いては財布を出しするので、後ろの方の迷惑もはなはだしいのです。

紙袋ではなく、手持ちのトートバッグに山ほど詰めて運んでいる方をよくお見かけしますが、あれって、意外に振り向いたりする度に横のヒトが殴られると思うんですが。どうでしょう。私はもう何度も、横に張り出したトートバッグに腕だのなんだのぶつけられています。

それに比べてみたら、前も言ったと思いますが、カートは通りながら「すみませんカート通ります」と言えるので周囲の方にも注意していただけるし、充分気をつければ、手持ちの荷物と比べてそれほど迷惑になるというほどでもない気がいたします。

もちろん、私も毎回カートを持っていくわけではなく、今回は買う量少ないと思えば手持ちの袋だけで済ませます。

…カート多かった気がしますっていう感想からだいぶ話がズレた。

普段のイベントだと、自分でいうのもなんですが、わたしらより買ってる人いるんだろうか…と思うときがあるんですが、今回はすげー猛者がたくさんいてびっくりしましたよ。

山ほど本を抱えたヒトとか、明らかにパンパンに膨らんだカート(カート!!カートが膨らむってなんじゃそらー!(怖))をよろよろ引いていく人とか、真っ赤に「ほとんど全部じゃないかそれ」と突っ込みたいサークル配置図を持ったひととか。

すげー…。

あの感じは、どっちかっていうと最近ハマったばかりのひとに多いのではないかと愚察します。

最近カカイルにハマったってひと、多いのかしら…。

それともでかいオンリーだから、ここぞとばかりに買いあさったひとが多かったのかしら。

いろいろ謎はつきませぬが、とりあえずあのオンリーでの同人誌総売上はなかなかものすごかったと思います。

大手さんの列も普段どおり盛大でしたが、今回は中でも雪風堂さんがスゴかった、と毎度大手担当の妹子がやつれておりました。

私はグッズでかわいーストラップが二種手に入ったのでほくほくでした☆ うへへ。一気ににぎやかになったぜー!

私は「実際使えそうなグッズ」にものすごく弱いのです。

今回はハンカチも二枚買っちゃったし、小さい携帯鏡も買っちゃいました。おーこれ使えるかも!と思うとそそられてしまうのです。

しあわせなオンリーだったなあ…♪♪
ひ、ひ、ふー。ひ、ひ、ふー。

……今月発売の須賀し○ぶの本を読み終わり、頭の中はあのリズムでいっぱいです。

少女小説で出産シーンが書かれるのって珍しい気がする。つか初めて見たかもしんない。文芸小説ならばともかく、まさかコバルト文庫で脳裏にラヴァーズ法を思い浮かべることになるとは…。

長く生きてるとおもしろいことがあるもんだなー(言うほど長く生きちゃいないが)。

さて、日記を二日ばかりお休みしてしまいました。それは妹子のところに泊まりに行ってたからでーす♪♪

彼女の寮部屋はステキに過ごしやすくなっていた…!!

持っていったKバレエカンパニーの「白鳥の湖」を見ながら、妹子所蔵のイルカカ本やら、おなごイルカ本やらをたっぷり堪能させていただきましたので、もうオイラの活字欲は満腹満腹☆、うへへへへってなモンです。

そして妹子が友人から借りてきたという「北斗の拳」文庫版2〜4巻も読んだ。



こんな話だったのか…!!!



よく考えてみればアニメしかまともに見てない。そのアニメすら、あまりに幼かったため記憶が曖昧だった。
覚えているのはアニメ版特有の決まり文句(原作じゃ出てきませんあのセリフ。似たヤツはありますが)「おまえはもう、死んでいる」と、「ひでぶぅ!!」ぐらいなもの。

あとはトキが好きだったこととか☆

なんか色々、長年の謎が解けた感じですよ…!! 感動すらあります。ちょっとオタク入った漫画読みなら知ってる雑誌「ファンロード」を毎月立ち読みしていた頃のあの疑問―――…

結局「アミバ」って……どんなキャラなの?

―――――にも、ようやく解明の光が…!!
つか説明されてもわかんねえよなこれじゃ(読んでしみじみ)。ホントただふつーの悪役だもの…。でもそんな、単なる一悪役にスポットが当たり、その後何十年も一部でのみ生き続けるのも、この業界じゃわりとよくあることだ(と思う)。

アミバも、まさか自分がずっとギャグネタとして使われるとは思いもしなかったに違いない…(ファンロード知らない方にはわからない話ですみません)。

彼がオイラの幼稚園時代のすいーとはーと、トキ様に化けていた悪役だということがわかったので、もう忘れたくとも忘れられん。……だめだよアミバー、トキさまをスーパーサ○ヤ人3にしちゃあ(怒怒怒)。トキさまはもっと美しいっつの(怒怒怒怒)。

トキさまの髪は死の灰を浴びて灰色。まあ☆ 私が好きなスケアクロウ先生も灰色じゃなかったかしら??

――――わたしの趣味ってば四歳時から変わってないのね☆(いっそお見事)

鑑みるに、私はマジで四歳の頃からトキさまに萌え萌えしていたなー…(遠い目)。


―――いま、もしタイムスリップして当時の自分に会えるとしたら。


北斗の拳の食玩(当時集めていた)ではなく、「りぼ○」か「なか○し」を買い与えるだろうに……。

少なくとも「北斗の拳」→「ドラゴンボール」→少年ジャ○プという強固な連鎖からは抜け出せ…なかったかもしれないが、出会いを数年遅くはできたかもしれん…(はかない抵抗)。

今度ブッ○オフで文庫全15巻立ち読みしよー☆とか考えているうちに、ふと気付けばカカシ受けオンリーの話を何も書いていないではないかオレよ。

いかん。表題に偽りありになってしまふ。


ええと六日は、カカシ受けオンリーに両国に行って参りました♪

つか両国デビューは、個人的に江戸東京博物館行くときであろうと思いこんでおったのですが、図らずも偶然、またもや同人関係での訪れになってしまいました。オイラお台場もコミケでデビューっすよ。ちと切ない。

しかし駅に着くと、そんな事どうでもよくなるもんですな!!

予定
?オンリーに行く。
?本を買う。
?江戸東京博物館に寄る。
?あわよくば美味いメシを食う。

?と?は別にわけなくてもよかったんじゃないかとは言わんでください。私的感覚では作業が二段階なのです。

その日のお天気は、イベントを祝福するかのような素敵雨。ちょっと唸りました。
妹子の寮を出たあたりから「トイレ行きたいトイレトイレトイレ」などと姉妹して言っていたにも関わらず、急く気持ちは尿意さえも押し殺す。

つか妹子の方が切羽詰っていたようなのですがね膀胱が。しかしワタクシは強行に現場に直行いたしました。
いやでも、ほんとにダメなら何が何でもトイレに駆け込むはず。それをしない時点で、余裕があると公言しているも同然なのです。

――――生理衝動なんて、会場に着いてからでいいのよ…!!!(おい)

さてその会場はといえばKFCホールという場所で、ついでにその頭文字をもじって、イベントも「カカシファイヤーチョップ」なる名前(笑)。いいわ好きですそういう遊び心!

途中でバカでかい建築物、江戸東京博物館を横目に見ながら、到着すると既に20人ほどの列が…!!!!(驚愕!!)

尿意をガマンしてよかった…!!!(ストレートすぎていやん)

これには驚きました。燃え上がったカカイルの火の粉が、カカシ受けにも燃え移っているのでしょうか。それともどんなイベントでも、このぐらいは並んでいるものなのでしょうか。

考えてみれば、カカイルの人気はカカシ受けに無関係とは言えない気もします。

私個人は、「カカシとイルカ」というカップリングそのものに魅力を感じ、ここまで虜になったわけですが、どちらかと言うならイルカ先生の方が好きです。

イルカ先生が好き、かっこいいイルカ先生が見たい…!!という衝動で、強気なイルカでのカカイルを好む方は多いですが、同じ理由で「かっこいいイルカ」→「イルカ攻め」という方式だって成り立つわけです。

事実私はイルカカも好き。へたれなイルカ攻めも好き☆

これも好みの問題なのかな。好きキャラを喘がせたいか、それとも伸しかからせたいか、っつう(単純化しすぎ?)。

まあ少なくとも、カカイルというジャンルでカカシ先生に転び、好きが転じてカカシ受けに行っちゃう、そういうパターンだってきっとあるに違いない。やはりこのふたつのジャンルは密接に繋がっている…!!(勝手に確信)

余談ですが私はカカイルカカはオッケエですが、「カカシ先生とイルカ先生」以外のカップリングは、苦手です。

つかなんかピンとこない。

どんなにイルカ先生がかっこよくても可愛くても、なんか楽しくない。
やはり私は、キャラ萌えというよりカップリング萌えに近いハマり方をしているんだと思います。


―――さて。
今回、もう、すんごーくまったりできて、本もけっこう買えて、楽しかったです!!!!

うおお〜〜〜オンリーなのにこんなに余裕が〜〜〜(号泣)☆☆☆

以前ご紹介したcat-o’-nine-tails.様の本も手に入れることができましたし!!!! 収穫内容が濃い!!!

うわーい!!! オイラの好きな白猫の積木歌の続きみたいなお話がある――――!!!!(もう読みました♪)


行ってよかった…!!!!!


じーんと、じぃんと本を抱きしめたくなる感じでしたよ…!!


特に妹子は、最近カカシ受けに入れあげてることもあり、なんとこないだのオンリーよりお金使ったらしい。
そんな彼女の手荷物は、とても手に食い込む愛となりました。


――――ーで、もちろんイベント堪能後は食い込む愛(笑)を携えてメシ、そして博物館へと向かったのですが。

そろそろ三千字にて、待て次号!!(つか誰か待ってる人いるんか)
ところで今回は、イベント初参加、というか同人イベントそのものを知らず、妹子に教えられて「行ってみたい…」と呟いたY子ちゃんが一緒だったのですよ。

寮生活で新たな人間関係を築きつつある妹子。―――さっそく同士を作りにかかったか…フフフ。

悪魔の笑みはさておき、漫画は読むけれど全くの同人初心者と一緒っていうのも何かと難しいもんですなあ。

それに珍しいよ。ほんとに何にも知らない人が同人に来るのって。

人間はなんでもすぐに慣れちゃう生き物ですが、同人の世界って色々特有の決まりとか、生息人にとっては当然でも、初めて来た人には全くわからない知識とか多いので、事前の説明が必要です。

少なくとも最低限必要なことは。

例えば―――私なんかは、表紙が表裏で続き絵になってますよね、あれを別の本というか、続巻だと勘違いして二冊買いそうになったことが何度もありましたし、スペースナンバーがわかりにくくて、机の島の間で「今自分がどこにいるかわからん…(呆然)」迷子にもなりました。

初心者にはつくづく不親切な体制だと思いますよ同人イベント…(思い出してちょっと暗鬱)。

Y子ちゃんとは、当日まで会えませんでした。なのに致命的なことに、妹子は人に説明するのが苦手なタチなのです…。

言うべきことを言わないわけではないんですが、相手にきちんと覚えてもらうように言うってのは、ある程度技術も必要です。わかりやすく言うーとか、最低限のマナーは念押しするーとか。
そこら辺が苦手なんですな彼女は。たぶん。

自分にとって当然な事柄っつうのはうっかり言い忘れたり、言わなくても平気だと思いこんじゃったりするので、さらに厄介です。

オイラはちょっぴり心配でしたが、でもY子ちゃんはけっこう順応性の高い子で、会場に入ってしまえば、面白そうにあちこちのサークルさんを見回っていました。

……よかった…☆★

ものめずらしい、というだけだとしても、面白がってもらえてよかった…(何故かほわわんと嬉しい)。

妹子も、会場前はだいぶY子ちゃんを気遣っていたようですが、しかしやはり会場直前になって、待ち受ける闘いに集中するあまり、数瞬Y子ちゃんの存在を忘れちゃったりしたようです(笑)。

「パンフ持ってない方はこちらへ、持ってる方はそのままお進みくださいって言われた時にさーなんかスイッチ入っちゃって、Y子ちゃん置いてズンズン行っちゃった〜」
「おいおいおい(汗)。まさかそのまんま別れ別れ…?」
「うんにゃ。あっY子ちゃん忘れてたー!!って後ろ向いたら居てさ〜ダイジョブだよね?とか話しかけてそのあと分かれたー」

妹子…それはあまりフォローになってないのでは…。
というかなにが「ダイジョブだよね」なのか(苦笑)。

そもそも、当初の予定ではY子ちゃんにもいくつか買い物を手伝ってもらう予定だったじゃないかい妹子。その予定はどうなっちゃったんだい妹子。
ほぼ買い物も終えた頃、バッタリY子ちゃんに会った姉ちゃんはびっくらこいたよ。

「あ、あれ…?? 妹子から買い物とか頼まれなかった?」
「いいえ〜」

Y子ちゃんにのほほんと微笑まれて。

やはり、じりじりと燃え上がる闘争本能を抑えきれなかったようで、妹子は野に放たれた野獣のようにサークルさまの波へ突っ込んで行った模様でございました…(でもオイラも同じ顔つきだったことは確実)。

ま、入り口付近で、満腹満腹…ではなくて満足満足っ♪な顔の妹子と遭遇した時には、彼女は憑き物が落ちたがごとき晴れ晴れとした表情でおりましたので、ヨシとしよう(無理矢理)。

実はその後、山の戦利品を抱えたまま母上と合流し、東京駅そばの丸ビルに行ったりしたのですが…その話はまた今度にいたします。

つーか、このイベント後のお出かけで、致命的に疲労が蓄積したのよね…!!!!(涙)
まあ楽しかったし、美味しかったからいいんだけどさ!!!!

そうそう。
イベント後にカカイル萌え話を一切せず別れることに耐え切れず、母上を見送った後、姉妹で上野にて三時間もくっちゃべりました(疲労ダメ押し)。
と汗拭いて爽やかに言いたい!!!(ムギワラ帽子と首タオルつきで)

いや〜〜〜昨日はあまりに疲れたので日記お休みしちゃいましたですよ。うぅ〜んダメダメな僕。でも太陽に当たりまくって疲労物質が体内でドカドカ生産されちゃいまして、昨夜は帰宅後しばらく火照る体をもてあまし、タンクトップにパンツっつう乙女らしからぬオシャレな格好で戦利品貪ってました。ちなみに今もランニングにパンツでまあ火事が起こっても外に飛び出せない風体なワケですが(なんか着ろ)。

それにしてもよー……いやそりゃ確かに、先日この日記のどっかで「オイラが行くイベントっていっつも寒い気がするよぅ」とかって漏らしたけどよ。

………なにもあそこまで暑くすることないだろ神様……。

暑かったです。東京は熱かったです。痛かったです肌が。ええまあ早朝の時点でなんとなく予感がしていたもので、バッチシがっつり日焼け止めを首の後ろまでぎっちり(しつこい)、漆喰のカベを塗装するかのよーに塗りこめていきましたけどね(アネッサのやつを)。

今度から、テキトーに「寒いのはヤダー」とか零さないようにしよう。ヘタに聴き入られてはたまらん。

聞いてらっしゃいますか神様、天上の御方。

「夏は涼しく、冬はあったかくしてください(土下座)」

ふ――――…とりあえず言っといたぞ。
思わず真顔で祈る私です。…いやでもね、ほんとイベント日に天候が寒暖問わずどっちかに激しいと、次の日の体力が著しく消耗されるのよね―――…。

回復しやすい十代ならばともかく、通学を除けば、日頃の運動はアパートの郵便受けまで広告を取りにいくことぐらいかしらねぇ、な由緒正しい出不精ヲタクにはキツイものがございます。

どうぞどうぞ神様、この哀れな腐れ子に温情をくだされませませませ………(台詞ふざけてもかなり真顔)。

特に来月のイベントとか夏のイベントとか冬のイベントとか…あああ言いだしたらキリがない。
この世で最上のお天気は「曇り」だと信じて疑わない39であります。

さてさて、今回はカカイルジャンル史上最大の300スペースを数えるオンリーだったわけですが。

萌えた――――萌え尽きたよとっつぁん………。

帰る頃には、相棒のカートみどりの上に座し、スポットライトを浴びて「明日は…どっちだ」とかやりたいぐらいの気持ちになっておりました。それもこれも全て太陽のせい(憎)。

すんごいたくさんってわけでもなかったですが(大人買いをセーブしました)、それでもかなりの量を購入しました。愛と哀しみのナントカっつう映画だかなんかありませんでしたっけ。昨日は愛と哀しみの重量って感じでした。

金額にしますと、投資額、妹子約一万二千円、39約三万五千円ってとこでしょうか。

双方の出資額にかなりの差が出たのは、そりゃもー買うサークル数の違いによるものです。かつ、妹子は来週のイルカカオンリーにも目がメラメラと燃えている状態でして、その分今回出費を抑えた結果でもあります。

正直言いますと、二人合わせて十万くらい使っちゃうんじゃないかと危ぶんでいたのですが(昨冬コミがそうだったし…ブルブル)……実際、相当買うこともできたでしょうが(サークル数ほんとすごかったし)……やめました。

かといって、買うものをガマンしたわけではありません。なにをやめたかというと、新規開拓の冒険を、今回はやらなかったのです。

好き好きサークルさまの新規開拓―――、それは私にとって、「これは!!」と思ったサークルさまの現存する本をすべて買う行為を意味します。
買うにしても一冊二冊でやめときゃまだいいんでしょうが、「同人誌は一期一会…ッ!!」っつー、足の裏のウオノメのごとき強固な思いがあるもので…。たはー。

涙とともに「あのとき買っておけば…!!!!!」な後悔に襲われるぐらいならば、いっそ買ってしまうがいい!!と、イベントのハイテンションで財布の間口まで広くなり、いつも暴走してしまうのです。

はっはっは☆ だがしかし見てください、その結果!! 来月の生活費に暗澹となることなく、優雅にイベントを終えることができましたよ!!! 荷物も比較的軽いしな!!!!!←ある意味最重要事項。

私は会場に9時20分ごろ着いたんですが(待ち合わせとか迷ったらやべえと考えて)、その時点で既に陽は燦燦と輝いておりましたし、整理券待ちの列は滔々と木陰に続いておりました…(遠い目)。

別行動となった妹子はまだ到着していませんでしたが、こりゃあ待っちゃいられんと慌てて列に並びましたよ。

10時から整理券配布って言ったし、まさか整理券配布の列ができてるとはなー…ううむ。

私はまだイベント初級者だと思うのですけど、カカイルのオンリーは2003年からずっと通っています。主催者もその度違っていらっしゃるわけですが、ほんと、そのイベントごとに色々遣り方が違うので、対処に悩みますね。

整理券を配らないイベントもあれば、当日になって整理券を用意なさる場合もある。入れ替え制のイベントもあれば、○○時以降自由入場、という方式もある。

主催者側の行動を予測して動くことが必要かもしれん(苦笑)。

確乎として「これが優れている」というマニュアルがないから、こういった色々な様式を帯びるのかな。法人がやってるわけじゃないしなー。

まあむしろ、色々問題とか起こって当然だと思うですよ。

短気な人とか、イベントを心の底から楽しみに楽しみに楽しみに長時間かけてやってきた人とかは……いろんな障害が起こった時に、すっごく切なくなったり辛くなったりするだろうけれど…。
私なんかは、そういった問題とかも楽しむ(なんつっても同人ならではだし☆)傾向があるのでわりと平気です。

サークルさまを集めてくださった、という点の他に、主催側に求めているものがないからかもしれません(失礼にあたるでしょうか?)。

だって、あんまり過剰に期待するのも無理があると思うのですよ。

所詮アマチュアだし。
みんな趣味でやってるわけだし。

趣味で売り趣味で買う。趣味で読み、趣味で描/書く―――好きじゃないなら買うな読むな。
これが原点じゃないかと思うです。違うかなあ?

趣味でやってることに、プロ並のサービス精神やら手際やらを望むのは、それこそおかしいです。
そういうモノじゃないんですから。
いくらパンフ代払ってるって言っても。

同人イベントの場合では、「お客」という存在は厳密にはないのではないかと思います。言葉通り「一般参加者」であり、自分もイベントを形づくるスタッフの一人であるという認識を持った方がいいんじゃないでしょうか。
ほとんどの不平不満はかなりしぼむと思うのですよ。相手の事を考えればね。

――――ってアタシがわざわざ言うことでもないんだけどさ!!!!

つーかですね、なんでこんな説教クサイよーな雰囲気のことをベラベラぶちかましたかっつうと、私的には、サークル数を考えると驚異的な程にまったりできて、ゆったり楽しめたオンリーイベントだったのですが、炎天下の中を長時間待たされた方々は相当大変だった、と後から知ったもので…。

ううむ、やはり一方を立てれば一方が立たずというか、万人が楽しむということは不可能か――としみじみしてしまったからなのです。

う――――ん…ま、やっぱ普通に考えて全員がシアワセってのはムリだよね!!! ありえないな!!!!(達観)
始発で家出て、朝六時から底冷えのする海風に四時間も晒されたあげくに三時間ほどたちっぱなし、アドレナリン出っぱなしでビッグサイトを血眼に駈けずりまわった人間は、どうなるか。

――――疲労のあまり、幼児園児のよーにひぐひぐ泣きたくなります。

疲れると子供って泣きますよね。ダダこねますよね。あんな感じです。会場から家に着くまでの間、「泣いてみせろ」と言われたら39は五秒で涙を流せたことでしょう。

ひぐひぐひぐひぐ……

それでもその日は五月二日(日記なのに今日のこと書いてませんが目をつぶってください。風邪っぴきは家からほとんど出てません)、当日中に帰省せねばならないとしたら、ナルトショップに行く最後のチャンスなワケですよ。開催五日までだったし。

……他の、ナルトショップに行った方の日記かレポート読んだ方はご存知と思いますが。

39は死ぬかと思いました。

東京駅で迷った挙句(上野は慣れてるんですがこっちはよく知らないんスよ(涙))、ようやっとヨタヨタ到着したナルトショップは。

ゴールデンウィーク期間中東京駅限定ナルトショップは。

見えませんでした。

――――ひとで。人で。人が多すぎて人人人人でッッ!!!!!

なんっっっじゃこりゃああ!!!!!(マジ驚愕)

しかも整理券配布済みぃっ!!?? 午後六時過ぎまで30分刻みに入場制限だとうぅッッ!!??

それでもなおかつ、ナルトショップに入れない(店内狭すぎッ)を取り巻く列よ…(まっしろ)。
どどどど…どうなってんだこりゃあ……(呆然)。

その時は疲労困憊で頭が働きませんでしたが、やっぱ私の「ナルト」に対する認識が甘かったとしか言いようがありませんね。
ジャンプというメジャー雑誌掲載でしかもアニメ化されてる子供向け人気番組だろうがよ、と今ならば過去の自分に突っ込みたい。

アニメイトの存在もおそらく知らないであろう、まだ純情無垢な小学校低学年のお子ちゃまたちが、おとーさんおかーさんの手をひいて並んでらっしゃるわけですよ…。

……そうよ。今年は何年ぶりかの大型連休じゃないの39?
アナタ「ナルト」を甘く見てるんじゃなくって?

――――やあっぱオレってば、人気者だってばよッ!!☆☆

脳裏で親指を立てたナルトをデコピンで弾き飛ばしながら、何のためにわざわざ東京駅まで足を伸ばしたんだろうと、本気でひぐひぐ泣きたくなった私でありました。

人垣の向こう、ガラス越しにチラリチラリと「誘ってんのかよ!!」な商品たちがイヤでも目に入ります。
彼らに近づけない未熟なこの身には毒だ…。

つーかやっぱあったじゃんよパックンのぬいぐるみ(涙)。

欲しかった…!!!!

でも先行発売の商品はありましたが、限定発売の商品は無かったようなので(?)、もう極限に近い疲れもあいまって「もういい…よくわかったよ…とりあえず人気なんだねナルトよかったね」と呟いてその場をそそくさと去りましたよ。

っつーかさ。

なぁんであんなちっぽけな店を見て回るのに、あんな時間かかってんねん!!!!
ぱぱっと見てとっとと帰りゃいいだろが――――!!! そしてオレを入れろ―――――!!!!(結局言いたいのはコレ)

嗚呼…残念無念。
久しぶりに始発で行きましたよ。イベントっつーと大概徹夜ですからねオイラたち(会場周辺を怪しくたむろってるわけではナイです)。

相変わらずどっから湧いてきたんだよってな人数ですな…ジャンルのせいかオナゴが圧倒的多数。気味悪いほどオンナだけ。
ヤバイにおいがしないのはいいけど、ある意味異常な雰囲気です。

夏コミとか冬コミではやたらウルサイ学生とか居ますが、やっぱビッグサイトの東ホールだけだと人数少ないですね。いや比較しての話ですけど。

お洒落〜☆って感じの可愛いコが少ないよーな気がしました。むしろオタク色強ッ(爆)!!でもオタク多い方がマナーいいので(個人的感想)私はこっちの方がいい…。

―――――で、寒かったです(その後風邪をこじらせた一因)。

最近オイラが行くイベントって寒いばっかしな気がする…。

けっこう早くに会場入れたんですが、いやもースゲかった。なんかカカイルスペース増えてないか?? 私の気のせい?

しかしそんな疑問は、壁に群がる人影を目にした瞬間蒸発いたします。―――そう、余計なことを考えている暇はない。

とりあえず大手にダーッシュ☆☆!!!

今回は相棒のカート『みどり』は私と一緒に行動です。ダンボールで作った感じ満載♪の彼女は、並んでいるときから周囲の視線の集中業火を浴びてちと痛かった。

オイラもスーツケースみたいなタイプにしようかのー。
でもアレ、入るようであんまり入らなくね?

別に金がないからカワイイキャリーバッグを買えないわけじゃないわよっ!? と心の中で他人へだか自分へだかの言い訳を叫びつつ(苦しいな…)、まあ開場してしまえば皆さんオノレの買い物でせーいっぱいで、他人のキャリーバッグなんぞに目を配る余裕なんてなくなりますからな。はっはっは!!

だからいつまで経ってもキャリーバッグ買う気にならないんだけどさ…いやカワイイの俺だってほしいよデカけりゃ。
みどりより容量大きけりゃ。

とにもかくにも今回、まわるサークルさまが多かったんですよね私。

小説サークルさまはほとんど全部だし(死)。

妹子は買った本とか覚えてないので、重複を防ぐためにもほとんど私が回らねばならないのです。アイツってば自分が好きなサークルさんのしか覚えねえし(それさえも時々危うい)…!!(涙)

まあいい。その分新刊を手にする喜びも数多いと思えば…。

今回は、「あああもっとゆっくりお話したいのに…!!!(号泣)」ってな方との出会いが多かったです…。

Mさんとか。Sさんとか(スペースの前にたむろってすみませんでした…!!!!)。

幸せだったなあ…ほにゃあああああ☆☆☆☆

しかもSさんの妹さまから「オススメサイトさま情報」まで頂いてしまいました〜〜〜〜〜〜!!!!!!!

あああありがとうございます―――――ッッ!!!!!

こんなとこで叫んでも届くのやらどうかわかりませんがこの感謝の気持ちはきっと…ッ!!! きっと伝わると…ッ!!!!(涙)

ししししかもですねっっ。
ずっと買わせて頂いている方から「前回のイベントで一番に来てくださった方ですよね?」などとお声をかけてもらってしまいました…!!!!!

―――ごばァ!!!!!!(吐血)

か、顔覚えられた―――――――ッッ!!!!????

ハハハハハはいそうですぅぅぅぅってなモンで、狼狽のあまり視線も合わせたんだか合わせられなかったんだか覚えてないですよあたしゃ!!!!

とりあえず「新刊二冊発行おめでとうございます…ッ」とお伝えしておきましたが(もっと気のきいたコト言えんかったんかい自分!!)、いやもーあれは焦った…!!! 思わず「ひでぶぅ!!」と北○の拳の敵役のよーにこの世から消えてしまいたくなりました(やめれ)。それほどの衝撃でした。

こここ、今度は差し入れ持ってこかな…(どきどき)。

なにより幸せだったのが、一番の収穫が今期最高のエロ話だったことかもしれません。

久しぶりに「うおおおおお!!!」なエロカカイルを拝読できて興奮いたしました★★ つーかレベルたけぇ!!!!

ここ一年あまりのエロの中では随一です、私的に。むふふふえおへへへへへ(かか顔が崩れる)☆☆

あ〜〜〜〜〜ほんと俺カカイル好きだな――――★☆★

つかこんなに好きでどうするんだろー(にまり)。

やっぱりまだ風邪のせいか筆がのらない39でした。
今現在サークルチェック中。某ファミレスで夜明かしする予定だったのですが、帰省する体力も考えて始発でGO☆に変更。

うぬぬぬぬぬ……。

これは。ヤバイ。ヤバイかもしれぬ。

サークル配置表が真っ赤で真っ黒です。いったい何故なにがどうしてこうなってこんなことに……?(怖ッ)

頭には福沢諭吉と夏目漱石がせわしなく飛び交っております。五月末のカカイルオンリーのことを考えると、多めの買い物は月末に死を招くことが確実。
バイトでいくらか稼ぐとしても……どう考えても、五万以内に済ませたい!!!!!(妹子の分は除いて)

済むのか!!?? 済むのかオレ!!!???
普通は済まなきゃおかしいんだぞ―――――!!!!!(涙)

うわああああん!!!

でも同人誌はッ!!! 買う買うとき買うのか買わねば買え後悔するッッ!!!が原則!!!!!

でも勢いに任せて散財した結果、日々の食事が貧しくなるのはイヤあああああ………

と、とりあえず行ってきます…
今日は妹子の友人が個展を開くというので、妹子は銀座へ。

ならばついでにメシでも食うべか、と。私も都心まで出張して参りました。

姉妹の中で、糖朝(なんか聞くところによると表参道店はサービスあんまよくないらしいが、高島屋に入ってる他の二店はさすがデパート内だけあって、きちんとしてると思います)がブーム。あのあっさり味の中華粥がたまらねえ。

ちなみに39のイチオシはピータン入り豚肉粥。もう絶対絶対オススメ!!!! つか私は大好きだー!!!!
それからフルーツ入りココナッツミルクね!!! ちっちゃいカットのフルーツがたまらなく可愛いあーんど食感最高☆☆

そんなわけで個展見たあとは合流し日本橋高島屋へー。

……の、ハズが。

なぜ予定は未定なのであろう。
まず、なんか調子悪くてぐったり寝ぼけていた39の元へアニナル初期エンディングもとい、名曲windのしらべが。

妹子からの着音なのです。

うい〜ともそもそ受話器をとると、妹子が「おねーちゃ〜〜ん」。…カナリの緊急事態でもこの間延びした口調で名を呼ぶ彼女の長所が、時に短所として私をイラつかせもします…。

「なあに〜?」
「おねーちゃんまだ家?」
「んー。つーか何か調子悪くってさ〜。いま銀座?」
「うん。着いたんだけどさ〜〜〜画廊の地図もってくんの忘れちゃってさ〜〜たすけちくり〜〜」

たすけちくりーとは言わなかったが、それは紛いようもなくヘルプ電話でした。

初めて行く場所なのに地図を忘れるなんて…(呆れ)。ぼんやりしすぎ。ぼんやり姉妹め。

あげくにヤツめ、なんて言ったと思います?

「あとさぁー、携帯電池切れそうなんだよね〜」

―――なにいっ!!??

それって、ナビに間違いが許されないってことかよ(焦)!! 

「今なにが見えるの、銀行とかでっかい建物」「ええ〜とねー」等、綿密に連携しなければならないというのに。
実況中継しながら歩かせるのが一番確実なのに…。

―――――つか、出かける前の日には充電しなさいッ!!

個展開催場所である画廊の場所を、どうにか名称から探し当て、さらには住所から場所を探りあて、妹子の「あーっ!! あったぁ!!!」の歓喜の叫びを聞く頃には、なにやら気持ちが疲労を覚えていた私でした。

でも「えええ〜〜ねーちゃんもおいでよ〜〜〜〜」と可愛い可愛いマイしすたーが言うもんですからね、お姉ちゃんは軽くシャワーを浴びて出かけましたよ。

ええ、ええ、いいんです。どうせアタシは妹子にメロメロです。
たとえ卒業した友人たちと五月一日に飲み会しないかと誘われてても、「次の日イベントなんだからダメッッ!!!!!」と言われれば、涙を呑んでキャンセルします(実話)。

ごめんよ友人たち…(手を合わせる)。

さて、そんで一気に話は帰宅時へと進んでしまうのですがー。

帰りに本屋に寄りました。上野駅にあるでっかい本屋です。

そこでね、おおおおお!!!!!というモノを発見いたしました。

以前から、人気同人誌のみを扱ったナルトのアンソロジー本が商業誌で出ていることは知っていたのですがー(有名な話ですよね?)。

そのね。二巻がね。

表紙がSUPERMANIC SOULさま(←サイト名。オフラインで小山田あみさま、と言った方がわかりやすいかもしれない)じゃありませんか!!!!

し、しししししかもカカシ先生とイルカ先生のツーショットがバ―――――ン★★と!!!!!!

でっか―――――――――!!!!!!

しかもコレ、もしかして書き下ろしじゃないですか!!??

ままままさか一般書店でこんな立派なカカイル絵が見られるなんてえええぇぇぇぇ!!!!

―――――唖然として本を手に取り、表紙の隅っこを見てさらに呆然。

―――ッッハルコさま(地下堂さまですね)のポスターつきいぃぃィィ!!!???

ひっくり返して、裏に書かれた名簿はさらに「うひゃ〜〜〜★☆」モンでした。

覚えているだけでも(オンライン中心の方、申し訳ありません)酔って候の貸切さま、レゾナンスの松下キックさま、ハルコさまや小山田あみさまはもちろん、すだこランドののおすだこた様や小区のセツコさま……まだまだいらっしゃいました。覚えている方々だけでも、垂涎ものの大手さまが勢ぞろい。

いま調べてみたところ、オークス出版の「忍for Teachers 同人セレクション」っていうシリーズみたいですね。私が見たのは今月発売の二巻。生徒版もあります(笑)。

いやーこれは嬉しい★★
全国にどんどんこうして、カカイルやナルトの先生ズ萌えを拡げてほしい…!!!

……………でも。
わたしはちょっぴり思ったのです。

数多の大手サークルさま。しかも地下堂さまのポスター付き。

「ねえ。これで1000円ってさあ、安すぎない?(半眼)」
「…だね」
「っていうかさあ!!! ズルイよ〜〜〜〜!!!!(泣)」

……そんなわけで、私も買うかもしれません(苦笑)。
書店で激美しい小山田さまの絵が見れますよ〜〜みんなで明日は本屋さんへGO☆だ!!!!(笑)

しっかし、まさかBLの棚の前で長々と同人話を交わすことになるとは思いもしませんでした…。
某有名カカイル作家さまが、とあるヤオイ小説の挿絵をなさっているのを発見したりして、話題に事欠かなかったのであります。

……でもレジの隣だったし、周りの人には超迷惑だっただろうな(笑)。

BL列挙の棚の前でしばらく立っていても、全ッ然平気になってしまった我が身を思うと、なまぬるーい笑みが浮かびます。てへ☆

そういえば妹子はですね、道を尋ねに寄った交番で、すんげ〜〜〜〜〜〜コワイお巡りさんに当たっちゃったそうで(笑)。
目が合った瞬間、心の中で10メートルくらい後ずさったそうです。
もちろん彼女が熱烈に「コワかった!!! ぶっきらぼうだし警帽の下からギラっと目だけ光っててさ〜〜〜!!!! マジ怖かったんだよ!!! 二度とあの交番は行かん!!!」と力説する度、39は爆笑したのでした。

……機嫌悪かったのかな、お巡りさん?★
感じでしたよ。それでいいのか留年生。へっへっへっこんなところで人生の大失敗をバラしてしまった。まあいいさ。

そうさ俺は留年生さ。二年生でも四年生でもないさ!!!(ヤケ)

カカイルのせいで道を踏み外したさ!!!!!!(ウソです自分のせいです)

でもこの脳内カップルがいなければ、道を踏み外したことに遠い目になって沖縄の孤島の民宿もしくは山奥の秘湯なんたらにでも行き、リアル春ちゃんとかいう昼ドラ(温泉旅館で働く話)になっていたかもしれんな。わはははは。

テストの出来がサヨーナラーだったのでちょっとキレてしまった39です。ケッ(やさぐれ)。

それはともかく、あああああ昨日右目は勉強しながら(写輪眼が死ぬほど欲しかった…!!)左目で書いたような日記に反応してくださったお二方、ありがとうございます(涙)。

ありがたやありがたや★★ 反応あるってありがたや(伏し奉ります)。

昨日書いた、「クロ」という猫になるカカシ先生の話は、カカイルサイト「甘い手」さまです。

こちらの連作シリーズは、少しじりじりしながらも、はんなりしたカカイルの空気がステキです。イラストもステキなのですよ〜〜〜いいなああの淡い感じ。

カカイラーの皆様は、文も非常に上手でいらっしゃる方が多いですけれど、絵の方も「おぎゃー!!!」な方が多いです。衝撃と歓びでなにか生まれてしまいますよ思わず。

妹子が悶えておりましたサイトさまですが―――。

艶龍さま。
そらもー死ぬほどカッコイイ暗部イルカとか髪下ろしイルカとかカカシ先生とか、とにかく「うはー!」とならずにはいられないイラストを描かれます。
未見であればぜひお足お運びのほどを…★

あ、その際は鼻血用のティシューを!(笑)。

そうそう、ワタクシ、メイトで購入したパックン携帯アンテナ飾りをちゃーんと付けて使っているのですがー。

以下、今日の友人との会話です(虚飾いっさいナシ!)。

人で混み合うホームで彼女の笑いがまず響きました。

「ぎゃーちょっとアンタ、なに付けてんの〜〜(苦笑と言うしかない呆れが混じったウケ笑い)」
「あ。へへへへへ。かわいいでしょー」←やたら自慢げ。
「パックンかよ。マジで付けてんのかよ。つーか顔まんまじゃん(笑)」
「いーのよ誰も気付かないし(そうか?)」
「こういうのならわかるけどさ〜(と、フィギュア集めが好きな彼女は、傍目にはそれとわからないであろう、何かのキャラクターのシルバー猫を私に見せた)」

―――39、カッと目を見開く。

「何言ってんのよ。一目でわかるキャラクターを堂々とつけるのがほんとのファンってもんよ!!!!」

拳を握り締め言い切ったとき、ちょうど電車がすべりこんできたのでした。

うーん我ながらいいセリフだ……(え)。

ちなみにカカシのドッグタグ(あの首から下げてるヤツ)も商品化されてまして、妹子は顔を紅潮させ歓喜にうち震えながら買ったのですが、―――――けっこう重量あるのねそれ。

首から下げたら肩が凝る。といってバッグに下げれば、掘り込まれたカカシ先生のイラストがちょっと気になる。

どうすんのよ。と言ったらば「お守り代わりに持ち歩く〜♪」とな。そうかそうか。……お守りか(苦笑)。

おばあちゃんが「交通安全」に、とわざわざどこかの神社から買ってきたお守りと一緒のところにいそいそと仕舞われたのを見て、姉は「同列かい」と密かにツッコんでましたが、どちらも丁重に扱うという意味でふさわしかろう。うむ。

さて。
今日電車に乗ったのは、メイトに行くためだったのですよ。

聖地までいく時間の余裕というか心身のゆとりはなかったので近場の小さいトコで済ませましたが。

――――なんのためかって?

ふふふ。ふふふふふ。
気が向いたわーで毎回都心行けるほど、腐女子の財布はゆるくない。

夏の映画といえばナルト暗部カカシの晴れ姿。
ゴールデンウィーク東京駅といえば限定開店ナルトショップ。

4月17日からメイトで開催といえば、完全オリジナルストーリーナルトドラマCD――――ッッについてくる、500円ごとに一枚もらえるカカイルポストカ――――っド!!!!!

これっきゃないでしょう!!!!! とりゃあッッ!!!!

わはははははははは!!!!!! わーははははははははは!!!!!(高笑い)

やべー(じゅる)。無意識にアクション仮面になっちまったぜ。へへへへ★☆★☆

ドラマCDより、オマケのカード目当てなトコロが脇役カップリングの哀愁。でもそんなことどうでもいいの。

なぜならアタシは今とってもハッピーだから!!!!

うふふふふアハハッハひ〜っひっひっひ☆☆☆(ドクトリーヌで)

ナルトサスケサクラカカシイルカの五種類から選べと言われましたが………選ぶもなにも(笑)。

ナルトサスケサクラなんぞいらん。
いやこれは失礼だな。言い方を変えよう―――熨斗つけて返却いたします(最悪)★

謙虚に「コレとコレ、二枚ずつお願いします」と言ったのですが(カカシ先生とイルカ先生、っていえなかった自分にちょっとシンデレラのポーズ…。勇気がないのごめんなさいイルカせんせいっ(涙)←とか言って、実際言うと理解されなかったりすることもある。ここで一首。――アニメイト 勤務するヒトみなオタク でも何でも知ってるわけじゃない)。

がしかぁしッ!!! 「もう一枚いいですよ〜」と(!!)親切にも言っていただけましたのでッ!!!

「じゃ、じゃあコッチをもう一枚…」

―――――ええもちろん愛しのポニーテールの彼でございます。

ふぉっふぉっふぉ★ 満足!!! 余は満足じゃー!!!!!

カカシ先生二枚、イルカ先生三枚のポスカを左団扇にハタハタ扇ぎながらコレを書いておりますですよ!!!

あ〜〜〜(うっとり)〜〜カカイルの風はええなあ〜〜〜〜〜

あ〜〜〜〜〜(うっとり)〜〜バカでよかった〜〜〜〜
ステキなお話は美味しいのです。そう思われませんか?

最高にイイ感じの本や話を読み終わったときの充足感は、最高に美味いメシを食い終わった時の快感に似ていると思います。

食った――――ッッ!! ぷはあッ!! ぱんっ(←本を閉じた)

みたいな。

に、なるんですよ私は。

あ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜そーゆーカカイル読みたい〜〜〜〜。

そういえば、先日行ったメイトで発見したカカシ先生のカードなんですが。

キャラクターカードみたいなヤツなんですよね。アニメ柄の。

表は、なんてことない覆面つきーのいつもの胡乱気な目をしたカカシ先生だったんですが。

私と妹子はぺらっとそれをひっくり返して、息を呑みました。

かっ。

か、かかっ?

かかっ、かかかかか――――ッカカシせんせぇっっ!!!???

こ、コレ。これはあの、あの一時期話題騒然、カカイルサイトの管理人が総出で日記にてバンザイ三唱していたあのシーン!!!

EDの、顎見せカカシじゃないですかぁ――――ッッ!!!!

うおおおおおありがとうアニメイト!!!!(もう何回叫んだことだろう!!!)

あの奇跡の数瞬をカードに閉じ込めてくださるとは…ッ!!
ニクイ!! ニクイ奴だぜアニメイト!!!!

オタクなら何度か体験したことのあるであろう苦しみ、
「叫びたいのに叫べない〜〜〜〜っっ(顔が笑み崩れる)」
を、くぅ――――ッと噛み締めたあと(でもアレ、我慢するのもなんか快感なのはどうしてだろう)、いそいそと懐に忍ばせ…ては万引きになってしまうので、即買いグッズにいたしました。

でも早くオノレのポケットにでも入れて、所有権を叫びたい感じでしたなー(苦笑)。

特に妹子は根っからカカシスキー☆

寮の部屋に飾る(……)カカイルグッズを買うんだー♪♪とメイトに来たところ、予想外に嬉しい収穫があったので、そのまま寮の部屋まで飛んでいきそうな勢いでございました…。

ふわふわ〜っとね。
つか浮かれきってましたね。
笑い声は「でへへへへへ」でしたね。

……………でもさ、妹子よ。

持っていっていい?と強奪していったカカイルフィギュア。
ほくほくと手に抱き、「振り回して角をぶつけるな!!」と叫んで片時も手放さなかったカカイルクリアファイル。
絶対に学校では使えないカカイル下敷き。
どこに付けたらよいものか苦悩するカカイル缶バッヂ(デフォルメなしの顔だけ)。

母上も泊まりに来る五畳ほどのあの部屋の、どこにどう飾るというの?
つか友達呼べるの?

……彼女は青くなって一瞬立ちすくんだのでした…。

その後、
「寮長さんだって何かの機会に入るかもしれないわよ〜」と意地の悪い姉の言葉にしばらく「あううう」と悶えていましたが、「そのときは外すからいいもん!」と、グッズをがっしと掴んで言い切りました。

………ま、ウチも暗部カカシのクリアファイルが部屋に堂々と飾ってあるしな!(あるんかい)
テンションあんま高くないんですが、それでも思い出すたびに腐女子の顔になってしまいます…むふふふふイカンイカン別人の顔になってるぞきっと。

アニメイトとぴえろに五百回くらい拝みたい気分です。かしこみかしこみ〜♪(もののけ姫)。

しかし…最近のメイトの腐女子対策っつーか明らかに同人衝動知り尽くした商品開発は一体どうなってんでしょうかね…。

凄スギですよ。メイトで奇声をあげちゃいますよ。つかあげました(あげたんかい)。

以前出たカカイル錦絵とか、原作ナルトファンが明らかに(?_?)となるよーな絵柄にビックリしてきましたが、新たな伝説が生まれましたよ皆さん…!

とにかく、アタシらは妹子の引越しで、春ものの上着が欲しいという妹子の希望をかなえるべく池袋に寄ったハズでした(聖地目的で行ったわけではないのでイケブクーロではない)。

でも池袋に寄ったらイケブクーロを満喫したくなるのがヲタ女の性ってモンです。

走り出したら、もう誰にも止められない…(ナウシカ。←すんません妹子がウチにあったジブリ&ディズニービデオをごっそり持っていっちまったので恨み節39なのです…)。

まあそれはともかく。
気が付いたら足は勝手に服屋ではなく本屋に向かってました。今の自分に必要なものは、理性より本能がよく知っているものなのだいつでも。

その日は日曜でした。

………休みです休日です春休み終りに近いお子ちゃまたちが、祭りの最後とばかりに街に繰り出してました。

―――――だからってアニメイトにあんなに人がいるとは思わなかった……(死)。

メイト本店を甘くみていただろうか。
いや、平日にばかり来ていたせいよ。
そんな心の声と共に青ざめましたが(だってすんごい疲れてたのに人込みに入りたくなかった)、先日発売されたというカカイルグッズを買うために飛び込みました。

飛び込みましたとも(涙)。

言っちゃなんなんですけど、最近の高校生中学生に限らず、なんでオタクってつるむと大声になるんですか(イカンちょっと怒)。

その気持ちがわかるけどすんげー言いたいよ。そしてメイトの入り口でつるむなダベるな、はしゃぐな叫ぶな!!!!!

邪魔なんだよっ!!!!!

くっそーこないだ冬コミで五人のバカ中学生に目の前で割り込みされたりしたから、中高生に対する目が自分でもキツくなってます。
しかもこないだディズニーランドで暗いアトラクション乗ってたら、前の座席で超最低大馬鹿野郎なことに、携帯で写真とり始めたヤツいたし。

まあいい。クソ汚い言葉を使いたくなるからやめよう。

とにかくすんごい人でした。私はイベントに来たわけじゃないのよどうしてこんなに人がいるのよと遠い目になったほどです。

私たちのお目当ては、以前ジャンプで事前に紹介されていたカカイル下敷きっ☆ うふふふ楽しみ〜い♪

でもナルトコーナーに辿りついた私は眼を疑いましたね。

缶バッヂ。
キーホルダー。
下敷き。
クリアファイル。

ぎゃああああああそのすべてがカカイル!!!!! カカイルっすよお嬢さん!!!!!

缶バッヂはカカシとイルカのそれぞれがあるってだけでしたけど、それでも同じ型で商品出るのなんか、一年前まで考えられなかったのにっ!!!!

し、しんじられん…。

慌てて妹子を呼びにいくと(荷物が多いのでエレベータ前で待機させてた)、同じく妹子はカカイルコーナー(もはやそう言いきってしまっていい)で、音を立てて息を呑みました。

音、たってました。「ッッは―――ーっ!!??(吸)」って(笑)。

しかもね、そのどれもが可愛いんスよ!!! クリアファイルはちょっと好みじゃない絵柄だったけど、カカシイルカがクナイ持って絡んでるなんて…絡んでるなんてえぇぇっっ(狼狽)!!

多少の絵柄のヘボさなど余っておつりがきました。

喜びと幸せと歓喜と驚愕に私たちのリアクションもた――いへん。
「ひぃっ。ひー! ああっ―――おおおおおっ!!」
「うわ、まじ? ヤバイ、イイよぅ―――ぎゃーうひょえー!! 」

一部だけ抜き取ると、どっかのBL小説のあえぎ声のよーです。

でも現実こんな感じで「うおおおお」吼えたり、「うおああおあおあおあおあお」錯乱したりしてましたねー。

だってほんとかわいかったの。キーホルダーなんか裏表でカカイルっすよ?

この瞬間、妹子は部屋の鍵に、私はチャリの鍵につけることが決定いたしましたね。

あああチャリの座面の下に常にカカイルが揺れるんだと思うとドキドキしちゃいますですよ―――!!! ああん私はどこまでヘンタイ化したら気がすむのおっ!?(身もだえ身もだえ)

走行中にふいに尻の下のカカイルキーホルダーを思い出して運転を誤らないよう気をつけねばなりませんね。平常心、平常心よ39(真剣)。

「ぎゃー!!! ちょっとコレ見てパックンの携帯アンテナつけるヤツだよ―――っ」
「か、かわえ――――っ!!!! ……ヤベあたしこれ買う。妹子は?」
「買うよ(笑いながら当然のよーに彼女は言い切りました)」

私は自分で言うのも何ですが、変なとこでケチくさいので、同じグッズをふたつ買うのは微妙に抵抗あるタチなのです。
でもですね。今回はなぜかそれでもどーしても欲しかったです。

……きっと引越し作業でカカイルに四日も触れなくてキレかけてたのね(なにが)……。

つーか部屋に置きたかった自分の部屋に。

これから離れ離れになってしまう我ら姉妹(悲哀)、まさか一枚のカカイルグッズをカカシとイルカに切り離すわけにもいかない…(意味ないしソレ)。

クリアファイルはなんか気に食わなかったのでやめましたが、それ以外はほんとに二揃いずつ買いました(爆)。ちきしょー姉妹でメイトに貢献しちまってるよ。

そしてカカイル下敷き…!!!!!! ぐはぁッ!!!(吐血)

刺されました。俺の胸はどきゅーんと刺されちゃいました。

このグッズが商品化されたことを神に祈りたい…!!!!

そして全国数千人のカカイラーに感謝したい!!! あなたがたの腐れた購買意欲(オノレも含む)のおかげで、こんなステキなカカイルグッズがこの世に降臨なさいました!!!!

ありがとう!!! ありがとうございますっっ!!!!

バンザーイ!!!
腐女子ばんざーい!!!!(いっそこのまま行ってしまえ自分!!! 煩悩の果てまで!!!)
春コミの話でもいたしましょう(何故ならほとんど家にこもって戦利品読んでるから書くことがない)。

イベントでは大手から回るのは、もはや経験者にとって常識に近い(初級者の私でもわかる…)。

でも私は思うのです。冊数がたっぷり用意してあるサークルさまなら、別に後からでもいいよな、と。かえって二時間後くらいの方が、列が適度に短くなっており良いです。

ナルトのカカイルでは、あえて「長時間拘束される」というもどかしい制約を受けてまでも、並ばなくてはならない――つまりいつまでたっても列が長いまんま、むしろ伸びる最悪の人気サークルさま――は鐚さまくらいでしょう。

ですが今回地下堂さますごかったです。つーか始まりが。だって開場前なのに既に50メートルの列が…(白目むく)。
「やっべー」。

急遽予定変更して妹子が即ならびにいきました。開場前に並んじゃいけないのはわかってますが、既に並んでる人がたっぷりいたら(しかも続々増えてたら)、そりゃならびにいくでしょう普通!!

並んではいけないけど並ばざるを得ない、という良心のチクチクした痛みに耐えながら私も並びましたとも。所詮ルールより実害をとってしまう俗物なオノレです。

赤信号、車がいなけりゃ守らない。ごごごめんなさい公共機構。

39は永谷園さまのところへ(コピー本があるとあっという間になくなってしまうので…でも今回はありませんでした☆)。
でも永谷園さまでも10人くらい並んでたのはびっくりしたなー。

その後私はショウガ屋さま、A−mixさまへ。初期の段階では、自分のスペースで本を売らずに買い物に走ってる方が多いので、せっかく行ったのに「すいません一時間くらい買い物に出てます!」のガーンな張り紙を目にすることもしばしばです。
先に大手さまを回る、という常道ができてしまう一因ですね。

ぐるぐるとカカイルスペースを回り(そうこうしている間にも人が増えてきて、速く移動するのがどんどん難しくなる)、予定の半分は回ったかというところで、ようやく妹子が参戦。
「地下堂さんスゲー」。との呟きを後にし、妹子担当のサークルさまへGO★

私もせっせと行きます回ります。

嬉しかったのはですねー、以前にもオススメした宙色観覧車さまの新刊が出てたこと! それからstaff onlyのKAEさまとオフィシャルレストランのたかやしのぶさまの、合同イルカカ本が出てたことッ!!

最近、カカシとイルカがくっついてるなら、どっちかが女だろうが受け攻め逆だろうが、どーでもよくなってる39です(おい)。

しかもこの、合同イルカカ本の表紙がめちゃキレイ…!!!

ぎゃ〜〜〜〜〜カカシ先生が猫みたいに陽だまりで目を細めてますよっっ!!!! ちょっと切なそうなさびしそうな、ってこれ幸せそうな顔っていうんじゃないのかしら!!??

久しぶりにオイラのハートがロックオーン★されちゃいましたよっ(意味不明)!!!!!

それとか今回は女カカシアンソロジー本とか(爆)、なんかちょっとカカイルとはズレた方向で掘り出し物がございました。
うへへへへげへへへをほほひゃひゃひゃひゃフフフフフ。

今回、HPは作ってらっしゃらないのですが、すだこランドさまの列もすごかったです。
なんかズラーっと。でもすだこランドさまは本けっこう大目に用意してらっしゃるので後からでも大丈夫だろうと判断して、空いてる時に行った私。

………狙いは悪くなかった。判断も間違ってなかった。

でも。二冊ずつ買うところを、一冊だけ買っちゃったのがダメだった……。

こー。
なんつーんですか。
本屋とかすっごく楽しみに行ったときとか、私は神保町の書泉とか久しぶりに行くとそうなるんですが、すっごいドキドキしませんか? あの本を探そう!とかここならアレがあるかもしれない!!とか思って、わっくわっくどっきどっきしながら行くわけですよ。
すると、ウィーンって自動ドア開いた瞬間にね。ぽーんと。

――――なぜか。
入った途端に何を探すつもりだったか忘れませんか…?

「買い終わったらあそこ行ってあそこ行って、それからぐるっと回って二箇所行って買って…」とか必死に後の予定を考えていたせいでしょうか…。
とりあえず「二冊ずつ買う」という至上命題をスッキリさっぱりキレイに頭から落としてました。

ハッ!!と思い出したのは二十分後(苦笑)。
その頃には何の運命か、先ほどより二倍は長い列が…。

ええ。並びました。ならびにいきましたとも。
妹子に「バッカじゃないの!?」と背中蹴られながら…ううぅ。

もー一時間も経てば、いいかげん手にくいこむ冊子の重みがしんどかったんですが、まだまだ買いたいものがある以上、そんなもんからは目を逸らさねばなりません。

嗚呼みどり…!!!(涙)←意味わからん方は昨日の日記をどうぞ。

あとですね、リトリートさまの楽園総集編が出てらっしゃいましたよ(!!)★
一冊2500円………これは京極夏彦の新刊かと見まごうブ厚さあーんど価格です。いっそお見事。

でも本読みの性ですね。そのブ厚さに動悸が止まらない…!!!(変態)

あああきっと今日買わなくても次回のイベントまで余ってるだろう、だろうけどこの厚さこの読み応え!!! そしてちょっぴり書き下ろし…!!!

あああアタシ楽園シリーズ大好きなのよ〜〜〜〜!!!!!
もーダメでーす!!! 買いまーす!!!!!

そんなわけでリトリートさまの第一号のお客になったりもしました。まだ用意の途中だったところをすみません…!!

いやしかしキツかった。あのトータルの重さを鑑みるにやはり、次回でよかったんじゃないのか私。
でもそれを買わせてしまうのがイベントの怖さですな…。

はっきり言って正気じゃありませんな。

だって正気だったら一日で四万も使いませんよ。服一式揃えるわけじゃあるまいし(遠い目)。

はっはっはでもいいのよ幸せだから!!!!!

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