8/0/1は究極のレズビアン、と友人が。

唐突にディープな話題なんですが。



やおいは究極のレズではないかと、先日居酒屋でのんびりしていたときに友人が言ってきました。

つまり、やおいを描いているのは９９パーセントが女性であって、「女性の想像した男性」が登場人物なわけです。
どんだけリアリティを狙ったとしても、人物造形をやっているのが女性である限り、やはり人物は「メンタリティが女性化した、男性」なわけです。

よく思う「こんな男いねぇよｗｗ」ってやつです。

つまり、描かれている絵の性別がどうだろうが、メンタルでは、カップルのどちらも女性といえるのではないか、という主張でした。

すげー目からウロコな気がして、あああそれはあるかも。いえるかも。と思ったんですが、

その論理でいくと、女性が描いてる少女漫画の恋愛でも同じことが言えるんですよね。

女性が描いた男がいるわけですから。


やおい漫画は、見た目は男と男の恋愛を書いているように見えるが、
実際のやりとりは女同士の恋愛になっている、という指摘。

……かといって、やおいを読む人がレズの嗜好を持っている、という結論になるわけではありません。

これは、男性が陥りがちな誤解なんですが、男性にとって、エロ的なものは自分の性嗜好と一致していなければならない場合が多いようです。だから、レズ漫画を読むならレズで、ロリ漫画を読むならそいつはロリだ、と判断するのですね。
ゆえに、ホモ漫画を読む女、という存在が理解しがたいようです。自分の性と、どっこも共通点がありませんので。

女性の場合は、己の性嗜好＝読みものの性嗜好、に拘る必要はありません。多くのひとは、二つを全く別物だと捉えているからです。
だから、実際の恋愛対象は男だ、という人でも、ホモ漫レズ慢少年少女ロリショタなんでも面白ければ読めてしまう。

脱線する前に話を戻しますが、
この、「女性が描くやおいは、精神的にはホモ漫画ではなくレズ漫画ではないか」という指摘は、扱いによっては非常におもしろく化けるんじゃないかとわくわくします。

だって、精神的にはレズ漫画を読んでるとしても、ビジュアル的には絶対に男でなければならないという、変なこだわりが存在するし（笑）。

まーこんなん書いて誰が得するんだよって話ですが、論文の一本や二本は書けそうですねー。それとも誰か書いてるのかな、だったら読んでみたいなー。