最高裁で、結婚していない外国人との間の子供が、日本国籍を取れないことを防ぐために改正された法律なんですけども、

だからって、父親が「自分の子供です」って認知するだけで、日本国籍がとれちゃうってどうなの?

父親が嘘ついた場合に、この犯罪を防ぐ余地がまったくないように思える。
一応罰則はあるんだけども、一年以下の懲役か、20万円以下の罰金。そんなん抑止力になるのかどうか、著しく疑問です。

ごく普通に、日本人になりたくてもなれない子供とかは問題ないですけども、
たとえば日本国籍をただ欲しいひとが、もしくは子供に日本国籍を与えたい外国人の母親が、そこらへんの日本人の知り合いに父親役を頼んで、「認知」してもらえば、簡単に国籍がとれちゃうってことになる。

日本人が増えるだけならいいじゃーんって思わないでもないですけど、日本国籍をとれたら、たとえば生活保護金も受けられるようになるし、その生活保護金は、自分たちがいま支払っている税金から賄われている。

きちんと税金を払ってるから、きちんと使われるってことを証明してほしいし、きちんと使われない可能性がある法律が簡単に作られては困る。

前例のドイツで、「ドイツ人」が爆発的に増えて問題にもなったのに、なんで追随するような法律をつくっちゃうのか、心底わけがわからない。

せめて、子供と認知する条件に、DNA鑑定をいれればいいのに…。DNA鑑定は「差別」にあたるから、入れないんだそうな(これってすごい超理論っていうか、言い訳にすらなってない気がするんですけども)。あとお金かかるから、だとか。



……………本気で意味がわからないよー。なんでこんな「嘘ついたもん勝ち」ってなってるわけ??



国籍法改正案まとめ、でググると、まとめwikiが出てきますので、興味を持った方はぜひちらっとでも見てみてください。

インターネットの情報を鵜呑みにするほど愚かしいことはありませんが、この法案をマスコミがまったく報道していないのが本当に恐ろしくてなりません。なぜ一般のひとにもっと知らせないのか。なぜ国会中継しなかったのか。――もしかして、知られたら困るからじゃないのか、とは誰でもが思いつく恐怖ではないでしょうか。

少なくとも、判断するためには、まず知ることです。

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