ところどころご都合主義なところがだんだん見られてきましたが、それはシリーズ展開した人気作品にありがちなことで、鼻にかんで「読むのやめた」とチリ紙捨てるようなほどではありません。

すごい。久しぶりにおもしろーい!

軽快さと、風呂敷を広げた謎、謎が解決されるとまた新たな謎(っていうか論理的に説明できない部分?つーの?)が出てくるんだけども、それに対してあくまで落ち着いて、そして諦めずに考え取り組み続ける科学者たち。

まるでプロジェ○トXを見ているかのようですよ。思いもかけないところから危険を予知したりとかね。

もうオイラのほうが、ガニメアンたちと一緒に、地球人の科学者たちの、探究心と好奇心に脱帽ですよ。すげーよ地球人。

J・P・ホーガン、星を継ぐもの。

堅苦しいと思わずにぜひぜひ読んでほしい本だわー。特に小中学生! そこらのラノベよか、よっぽどおもしろいよ!

いまのラノベの、なんかやたらに説明的な面白さとは別に、問答無用で引きずり込む魅力があふれている!

SFの名作はすばらしい。二十年前の文芸小説は、どこか古びた印象を帯びてしまう。でもSFは違う。それが舞台の特殊性からくる単純な印象操作にすぎないとしても、いつ読んでも新しい、未来のことを物語る。

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