翻訳の難しさ。

2007年4月28日
なんか、まだ読み終わってないのですけれどもねー、

最近翻訳ファンタジーを怒涛のごとく読んでいるんですよ。一日約二冊ずつ。

で、とある著名なシリーズものに手をつけたのですが、なんかいまいち面白くなかったり。

面白くないというのとは違うな…なんか、もっと面白いはずなのに、その面白さが伝わってこない感じなんですよ。説明しづらい。
いらいらしながら読み進めています。次のシリーズでは訳者が変わる(この人は好き!)から、がんばって読むんだ。次のシリーズを楽しみに読むんだ。

翻訳ってマジ難しい。

文章を訳するんだったら、ぶっちゃけ翻訳者イラネーよと思いました。
物語を訳するんだという気持ちでやってもらわないと、なんか読み手としては自然に読めないので困る。


「貴様の首を万力のように締め上げて、祈りの文句を言う前にあの世へ行かせてやる」

と訳すのと、

「絞め殺してやろうか――聖典を唱える間もなく、な」


と訳すのでは、だいぶ印象が違うでしょう。

個人的には、多少言葉の意味が違っても、後者のほうがいい…でもこうなると、訳者の好みや解釈が混じる割合がどっかんとでかくなって、問題も起きるんだろうなあ。

最善は、それぞれが原著を読み解いて、自分なりの訳本をつくることなんでしょうけどもね。

でも翻訳ファンタジーって、どっちかというと文芸小説よりライトノベルとか児童書の分野に属しているのでは。
ゆえに、上記のようにかなりの意訳をほどこしても、それが優れた意訳ならば問題ナッシングなのでは。ではでは。

贅沢で傲慢なことを考えてしまいました。

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