貧血。

2006年10月12日
レバーくれ。レバー。

いやいやイベントお疲れさまでした(遅!)。
まったりと、賑やかな、アットホームな、なんというかオンリーらしいオンリーでした。

私が最初の一時間いなかったせいかな…。殺伐とした空気を、いつもよりも吸わなかったので、すごく快適なオンリーとして私の記憶にあります。

しかしもう当日、明け方三時に撃沈し、気がついたのが朝八時。そこから「でも行く…!!」と印刷を始めたのですよ。…新刊の。
ちなみに妹子のほうは、朝方八時までねばって書いていましたが、どーしても間に合わないと判明してからは、全身脱力状態に陥り、私が眼が覚めたときには風呂上り。湯気をほかほかさせながら、パジャマに着替えて寝ようとしていました。

「ちょ、あんたオンリーは!?」
「えー…(化粧水をつけながら)…もう超行く気ないんですけど」

裏切り者ッツ!!!!

しかしここで言い訳ではなくフォローをしますけれども、奴の仕事は昼12時から夜11時という「バカじゃね?」な極悪時間帯が毎日で、まあ皆さんそうだと思いますけれど、睡眠時間を削ってネームをあげ、またペン入れをしていたわけです。

私が、ほぼ二夜完徹で東京に戻ってきたところ、奴はゆいいつグッタリ眠れる土日を、同じくほぼ二夜連続で徹夜して原稿に取り組んでいる真っ最中でありました。

……要は「こりゃどーしても無理だわ」と悟った瞬間に、力尽きたんですな。


あきらめたら、そこで終わりです。


そんなわけで、妹子の体からは、「今寝るもう寝るすぐに寝る」というオーラが、湯気とともに立ち上っていたわけですが、

ひとまず寝て、少し回復したわたくしは、そこから二時間、奴を手足のように叱咤し、コキ使いながら、印刷作業を手伝わせました。

もうあのときのやつは、私に手足をあずけた操り人形のようでした。ちゃんと命令しないと、ページをチェックすることすらしませんでした。
伝えたこともやってくれなかったりしました。

でも、あんな朦朧としていたのに、ぎっちり拘束しまくった姉を責める言葉はひとっことも吐かなかったことに、私はちょっと涙しました。いいやつだ、ありがとう。

――と書いたところで、「俺オンリーに行きたかったんだ!!! 新刊持って生きたかったんだ!!!」と奴が叫びました。

……珍しいほどの全面協力体制だったのは、魂の嘆きがあったからなのでしょう。でも「早く行けとっとと行け寝たい」と思っていたのもまた確かでしょうが。

さて、そんなわけで、一時間も遅刻してのサークル参加(…さすがにこんな極悪非道を敢行したのは初めてです)でしたが、

きっと母が倒れなければ、こんなにも意地になって「絶対新刊出してやる!!!!」とは思わなかっただろうことを鑑みると、なにやらフクザツな気持ちにも襲われます。

一般参加列で入場する羽目になるかもしれない、と危惧しましたが、とにかく行くことが大事なんだと頭カラッポにして会場に着きました。

「すみません、サークル参加の者ですが…」呟いたワタクシを、眼を真ん丸くして見詰めた受付のお姉さまがた。……すみません!! 一時間も遅れたひとなんて一人もいませんよね!!(涙)

すみません!! びっくりした顔させちゃって、すみません!!

穴があったら入りたいとはまさにあのことを言うんでしょう。
恥を一人でかきにきた気持ちになりました。あのときばかりは妹子をひっぱってくればよかったと思いました。

人を掻き分けてスペースに行き、まず本を並べたら、

値札を設置する間もなくお客さまが…!!!

すみません!!! すみません!!!(滝汗) 

なんかもうパニクってまして、私はいつも会場についてから、新刊の値札を作るのですが(内容紹介もそのときにぱぱっと書いちゃいます)、

新刊のが書けたのは、およそ刷ってきた半分が売れたあとでした…………

ああああああ!!! すみません! すみません!! 謝るのしつこくてすみません!!!!(涙)

しかし、ちょっと時間が経つと落ち着き、お隣のサークルさまに東北土産のずんだプリッツ(これ、けっこう美味いです)をお渡しする余裕も出来、なんとしばらくお話もしてしまいました。アンギャー!!!

俺ずっと好きだった書き手さまと話しちゃいましたよぉおおおおお!!!(思い出すと頭かきむしりたくなる)

すげー楽しかったのですが、あのときめちゃめちゃ頭ぱっぱらぷーで、寝不足と舞い上がりでぼえぼえで、しかもなんか寝違えてて首軽く痛くて左に曲がらず(どーでもいいことまでよく覚えている)、

怪しいヤツに思われたんじゃないかとちょっと恐いです。礼を失していなければよいのですが…(汗)。

私は、初対面の方にもなんというかあまり飾らず、胸襟開きまくりーの超特急で話したりする傾向が…あるので。

難しいものですねー。その方のサイトによく訪問しているので、趣味の傾向とかがなんとなくわかるわけじゃないですか。いろいろ、このひとはこういうのも好きなのかな?とか勝手に予想したりするわけじゃないですか。

ところが、あちらにしてみれば、全く見知らぬ人間が自分の趣味にずばずば突っ込んでくるぜなんか唐突すぎね?とか思わなくもないはず。

……とか、わかっていはいても頭が沈静化したのは帰宅後でした…。

でもすごく楽しかったです。ありがとうございました(涙)…!

妹子の漫画が五冊しか残りませんでした。次回のイベントで無くなるかもしれません。

開催は三時半までだったのですが、二時半過ぎてから帰る準備を始め、三時には帰りました。もう脳が限界でした…。

でもたのしかったなー! そうそう、カケラバナシさんの水鏡について、読んでからいろいろと考えちゃいましたよ。すごいなあと思って。

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