うほー。

2006年10月7日
嵐というべき大雨、突風が過ぎ去ったなか、みなさま何事もなく無事にお過ごしでしょうか。

突如母が倒れ、実家に看病しに帰っておりましたー。

これが嘘だったらどんなにいいか…新刊が出ないことの言い訳だったら、どんなにいいことか。
マジ話だから始末に負えません。いやもうだいぶ回復してきて、明日東京に帰れるかなーって感じなんですけども。

来月から、実家に戻って働く予定なんですよね実は。
ですから今回のオンリーには、すごい期待をかけておったわけですよ。

しかし相変わらず直前になってアタフタし、10月入ってからよっしゃと真剣に取り組み始めたところに、この一報でございますわけですよ。

もうその瞬間、ああおいらの10月は終わったと思いました。なんかもうイベントと家族の健康を秤に…かけたくないけど、無意識に一瞬でかけちゃう自分にとてつもない自己嫌悪と侮蔑も同時に感じたわけですけれども、とにかくその電話の衝撃もあいまって、暗鬱たる雲がわたくしの心にさしかかったのです。

ところがそんな状況でも足掻きたい人間の性。いや腐女子の意地かも。

ノートパソコンの相方ダイナちゃんを背負って帰郷した私は、夜中にひとりでカタカタとキーを叩いておりました。10月のこの日に出したいと思っていたパックン視点のカカイル本を。

もしこれが当日、机の上に並んでいましたら、拍手喝采でごろうじろ(いま気付いたけど、これって命令形な文句だな)。

んで、六月に出した『声も知らない』の続編が…出る可能性はヒッジョーに低いですが、切羽詰った人間の底力(ヤケともいう)が発揮されることを自分に3%くらい期待します…。

ちなみに題名は『いま少しだけ、生きるのをやめよう』という、思いついた瞬間が母の電話の後だったという、ケチのつけようのないほど心境を見事に反映したものでございます。
あの瞬間の絶望をこめた、それはそれは陰気なお話にな……ったら楽しいナー♪とか考えております。

母が回復してきた今では、あの足元が抜けたかのような絶望だけが心に残っております。いい話が書けそうです。ええ。

そんで、パックンのお話のほうは『肉球より愛をこめてv』です、多分。
妹子から「そりゃないだろ」という制止が入らなければこれでいきます。

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