お帰りなさいませ、お嬢様。
2006年6月13日 イベント・メイトレポと言われてみましたよ。キタよコレ。
テレ東の番組で折りしも、池袋東口乙●ろーど取り上げ、ますます予約とるのが困難になりそうですな。
つーか実際こないだの土曜日朝から起きてスタンバってたのに七月の連休のうち一日もとれなかった(死)。がんばったのに。スゲーねばったのに。
一緒にねばったMちんが、「もういっそ、ぴあで売ってくれ」と呟いていた。
そうそう、リアル●イムっていうニュース番組で特集した、執事喫茶のオープンまでの密着取材が、七月六日までネットで見られます。
店内の様子を確認したいって方にオススメですな。
さてスワロウテイル。
これね、行く前に執事喫茶のアイデア出した方のブログをちゃんとチェックして行けばよかった。
企画段階から、オープンまでの様子をつけていたブログがあるのですが、その中に「楽しみかた」とか書いてらっしゃるのですよ。
ぶっちゃけ、初めて行くと、戸惑います。
だって、かしずかれることに慣れてないから。
体験するまで、どうしても対極位置にあるものとしてメイド喫茶を思い浮かべたりしていて、違いにだいぶ戸惑いました(メイド喫茶も行ったことありやす)。
メイド喫茶が持つ、なんというかエロスとまではいかない「いかがわしさ」と同種の空気が流れているんじゃないかなーと想像してしまってたんですね。
ところが、スワロウテイルは違います。
むしろ近いのは、ホテルのロビー。店内音楽がバロック(多分)とかですし。
どちらかといえばお上品です。
初めは緊張していた「お嬢様」方が、雰囲気に慣れるにしたがって賑やかに交わしだす会話はたまにお下品だったりしますがね(客層腐女子率高い。めちゃ高い)。
さて。
執事さんより、私は爺やさん目的でした。ジジ萌えきたよコレ!
Mちんには笑われましたが、なにをいう!!
執事といえばバトラー、バトラーといえばオーティス、オーティスといえば爺ですよ(鼻息荒く意味不明)!!
背筋に針金が刺さってるよーな姿勢のよい爺にお茶を注がれてこそ、優雅にカップが持てるってもんですよ!!!
ご高齢の執事さんはお一方だけということなので、私が行く日にいらっしゃるか不安でしたが、初っ端から出迎えてくださいましたよコレ!!!!!
「コレ」多いよコレ!
うわ〜とかどきどき羞恥心と共にお嬢様入店(苦笑)。
ちょい話題は変わりますが、
初めて執事喫茶の場所がわかったとき、立地的に、女性向け同人誌販売店の地下ってどうなんだろ〜とかいろいろ思いました。運営がケーブックスだから仕方ないんだけど。
1階がコンビニってのもちょっと不思議な感じですが、地下の半分はまだ同人売ってるってのは流石に…微妙だと思います。正直。ううむ。
まーでも、いいんでしょう。アリです。思わず笑っちゃったしな隣が同人売ってるってわかったとき。
腐女子の夢空間ですvって主張してるのが楽しくて(笑)。
まあ、以前の古本売ってたときの地下を思うと「あの暗くて陰気な空間をよくぞここまで…」と感心もしました。
天井近くまでコミックの棚が伸びる、それはそれは蔵書がスバラシイ、ひっじょーに埃っぽい場所だったのですよ。
それが今は――蔦のモチーフで、さりげなくインターホンが隠されたドアの前は、外灯がランプのような温もりのあるオレンジで、空気の色からコーディネイトされています。とてもいい雰囲気。
ドアの向こうもその、落ち着いた灯りが続いています。
入って右側は鏡張りで、狭い通路をうまくフォローしてありました。執事さんの前だし、つい気になって自分の服装をチェックしたくなりましたが――、
そんなお嬢様らしからぬことをしてはダメなのです!!
――自分ルール。
しかし「お帰りなさいませ〜」といわれてみると、この後の対応とかシチュとかに対してまったく情報を得てなかったので、なんか入店(スワロウテイルでは『帰宅』という)したらもうやり遂げた感があって困りました。
このあとどーしよう?みたいな(笑)。
紅茶とケーキ食べにきたんだーvって思ってはいましたけれど、お帰りなさいませって言ってもらった時点でもう満足しちゃって。
数日後、入店の際インターホン押して名乗る際に「●●よ。いま帰ったわ」とか言ってみるのもアリとかわかって、
そういう楽しみ方をするのか!!!
と目からウロコをぼろぼろ落したりしました。…やってみたかった。つか今度やろう。
話がちっとも前に進みませんね。前後してすみません。
店内はさほど広くありませんが全体的にシック。有名な絵画の模造品が掛けられていて、大きな振り子時計があります。
普通の喫茶店と大きくは変わりません。
座る時はもちろんフットマン(執事さんのことです)が椅子をひいてくれるし、メニューの説明もちゃんとしてくれて、とても楽しいです。
フットマンとの会話を楽しむことが、スワロウテイルへの帰宅では自然にできるからいいですね。
ある程度の交流を楽しむことが前提に存在してるわけですから。
質問しても、話しかけても、呼んでも、嫌な顔するフットマンさんなんか一人もいません。
これって「執事」としては当然かもしれないけど、無味乾燥な喫茶店の接客とかに慣れている人にとっては、無意識にもホっとします。
自分を受け入れてくれているって感じがするからです。拒否されないってそれだけで重要。安心感があります。礼儀正しいし。
とりあえず『帰宅』した瞬間から私の神経は「爺やさん」に全集中でした。ウチらの席の担当は別の方だったのに(苦笑)。お名前もちゃんと聞きました。沖田さんと仰るそうです。
おきた――――!!!! 偶然にも新撰組ネタきた――――!!!!(ぶっちゃけこう思った)
これで興奮しない腐女子がいたらモグリでしょう(隠れとモグリはえらい違いだ)。
この時点で39のテンションお花畑。
メニュー開いたら、またこれがけっこうな紅茶の数で、説明も詳細で美味しそうなので胸が高鳴りました。
アフタヌーンティーセットも捨てがたかったのですが、それほどお腹も空いていなかったし、ケーキセットを頼みました。
どーしても沖田さんと会話がしたくてしたくて、ベルを鳴らさず声を掛けて捕まえ、紅茶の説明を頼んだりもしましたよ(笑)。
うわ――い♪♪
Mちんに「アンタちゃっかりしてるわ」とか笑われつつもう脳内で小躍りですよ。
沖田さんに説明いただいて、アッサムとジゼル(パンナコッタ。名称がイイです(笑)を注文しました。
Mちんはヴィオレッタ(薔薇のシフォン)と、お茶はハロッズのナンバーフォーティーンを。
や――――ん盛り付けカワイイ!!!
すんませんいきなりブリっこで(汗)。
いやしかし、びっくりしましたよ。
以前メイド喫茶で、「うわーたしかにメイドコスだし、お帰りの声もメイド風だけど、メニューがマズイ」つー経験をしていたので、フードのメニューにはあまり期待をしないようにしていたのです。
まあ紅茶は売りだからわかるとしても、ケーキは私も…けっこういろいろ食べてて好みとか出来上がってるし。
でもね、ちゃんとしてました。
パンナコッタ美味しかったですよ。
しかも盛り付け手間かかってます。キレイだし美味しそう。
かつ、なんというか乙女チックな夢をさりげなく満足させてくれる飾りつけだった気がします(私が勝手に電波を受信していた可能性もありますが)。
薔薇のジャムが添えられた、Mちんのシフォンケーキもおいしかったです。
これはポイント高いですよ! そしてリピート率も高くなる要素のひとつです!!
少なくとも私は、アフタヌーンティーセットを絶対ぜったい注文したい!と今思ってますからね。
ケーキは意外に大きめで量もありました。お腹は減らして行ったほうが無難かも。
ゆっくり紅茶の香りを楽しみながらケーキを平らげるために、大きめなんでしょうか? だとしたらステキな心遣いです(笑)。
紅茶のカップもそれぞれに凝っていて、ちゃんとしたブランド物が出てきます。かわいい!!
説明も聞きましたよ〜。私はウェッジウッドが好きなんで、次行ったらそのカップで出してもらうように言ってみようかなあ。
紅茶が出てきて、香りを嗅いだとたんに、Mちんと私の時間は止りました。
すーっと一口、味わってから、ゆるゆると時間が動き出したような感覚。
うまい…。
ほんとうに、おいしかったです。紅茶、最高。
美味しい紅茶を久しぶりに飲みました。あまりに久しぶりで、二人して感動してしまいましたよ。
まさか執事喫茶で、素で「おいしい」と呟くことになるとは思わなかった。
味には期待していなかったのに、さすが同じ腐女子の考えた店。締めるとこシメてきます。
さらに、思い返してみると、外からのインターホンの音が店内には響いていませんでした。
別室にいる方が受け答えなさっていて、他のフットマンさんに「お客様のお迎えをしてください」と伝える態勢になっているのかもしれません。
店内の「お嬢様」を、いちいちお客の入店で煩わせないためでしょう。
確かに、テーブルに座っているとき、何組かお嬢様がいらっしゃいましたが、客が「入店」したというより、「部屋に入ってきた」というふうに受け取れました。
おもしろいです。
おそらく、もっと観察すれば細かいこだわりがいくつも見えてくると思います。これは、なかなか凄いと言っていいんじゃないでしょうか。
かつ、あの雰囲気であのサーヴィスを考えたら、料金も安いと思います。ふつうの喫茶店でのことを考えても、良心的なお値段。
私がいた時間は、店内の執事さんは四名でした。沖田さん、担当してくださった椎名さん、他、別のテーブルを担当していた方、最後に若い茶髪の執事さん(他に接客をなさらない方がいらしたかもしれませんが、確認できたのは四名)。
若い茶髪の執事さん、身のこなしがまだまだですね!(お前何様だよ)
というか、制服が「なんちゃって燕尾服」なんですよ。仕立てはちょっとイマイチのように見受けましたが。
テールコートは、姿勢が悪いとすぐわかります。
動作が荒くても目立ちます。
背中の線にそって、長く裾が延びていますので、乱れるとモロバレ。
担当してくださった椎名さんは、非常に動作がお綺麗でした。惚れ惚れしました。うつくしい!
沖田さんは、あまりに長身でいらっしゃって、テーブル脇に立たれるとお嬢様が首をずいぶん傾けて見上げなければならず――それを気にしていらっしゃるのか、膝を曲げたように屈んで喋ってくれました。
心遣いはとても嬉しい★ でも腰がツラそうでしたー!(苦笑)
しかし縮んでもらうわけにもいきませんしね。少しテーブルから離れて、腰から曲げるようにするのはどうでしょうか。
執事には(燕尾服には)、きびきびと丁寧な動きか、少し悠々とした態度がよく似合います。
忙しないのは論外です。あんまりテールコートを翻されても困る。
私はなんだかやっぱり慣れなくて、というか知らなくて、ベルを鳴らせなくて、自分で二杯目を注いでしまったのですが、
本来はフットマンを呼んで、注いでもらうものらしい。
ぐあー!! 損した!!!(地団駄)
お嬢様になることに羞恥心を感じてる場合じゃありません。そんなアホなことできねーよとかって斜めに見てる場合じゃありません――あのドアをくぐったら。
ドアをくぐったならば、120パーセントぐらいスワロウテイルを楽しまなければもったいないのですよ!!
そう思わせる場所です(笑)。
お紅茶とケーキがおいしかったので、途中から気分が普通の喫茶店にいる感じになってしまいました。
――ま。周囲のにぎやかーな腐女子の会話が(声大きめ(苦笑)、違うよ〜執事喫茶だよ〜と告げてくるのですが。
私の後方に、カーテンで区切られた席があって、そこにロリータ着た可愛いひとがハリポタの新刊を読んでらしたそうですv
すごーく店内の雰囲気に合ってたらしい。
なんかこー…いま思ったんですが、お客も参加者って意味では、コミケとかのイベントと似てるな…。似てないか?
時間の前に席を立とうとして、「お時間になったら声をおかけしますので」と、ゆるりの滞在を勧められたり、いろいろ「やっちまったぜー」なことをやらかしましたが、
出かけるその瞬間まで、フットマンさんはサーヴィス満点でしたv
いってらっしゃいませ、と見送られると、「あーまた帰ってこよう」という気が、自然に起こりました。
―――帰りたくても、今じゃ予約とるのが超難しいんですがね…。
そんなわけで、けっこう面白かったのですが、やっぱり次は「今帰ったわ」と言ってみたいし、
「紅茶は沖田の薦めるものでいいわ」とかやらかしてみたい。
カップはウェッジウッドのものがいいわとか注文したいし、
お手洗いに行くときにはフットマンさんに腕をとってもらうんだー★
…なんか自分がアホに思えてくるな。事実なんだが。
まあ、そういう「お嬢様」としての楽しみの他に、おいしい紅茶とケーキが待ってますからね。紅茶だけでも行く価値アリかな!
いくつか気になったことといえば、やはりテールコートが一人一人仕立てたものではないので、ちょっと着こなせていないこと。
店内を流れる曲が、ずっと同じ曲(か、曲数少ない)を回していたってこと。
60分くらいのアルバムとか編集したものを流してほしかったです(BGMは不定期に変わると後に知りました)。
四人ぐらいのグループで行くのが楽しいかもしれないですね。
リピーター率が相当に高いと思われますので、予約はしばらく競争必須でしょう。
そういう私も、今月また行くことになってますので、予約とれなかった方には非常に申し訳ないのですが…。でも平日。だから予約とれたんスよ。
しかしこのままでは一人で行くことになりそうで、ちと寂しい。
誰か一緒にいってくれるひと、おらんかのう〜。
テレ東の番組で折りしも、池袋東口乙●ろーど取り上げ、ますます予約とるのが困難になりそうですな。
つーか実際こないだの土曜日朝から起きてスタンバってたのに七月の連休のうち一日もとれなかった(死)。がんばったのに。スゲーねばったのに。
一緒にねばったMちんが、「もういっそ、ぴあで売ってくれ」と呟いていた。
そうそう、リアル●イムっていうニュース番組で特集した、執事喫茶のオープンまでの密着取材が、七月六日までネットで見られます。
店内の様子を確認したいって方にオススメですな。
さてスワロウテイル。
これね、行く前に執事喫茶のアイデア出した方のブログをちゃんとチェックして行けばよかった。
企画段階から、オープンまでの様子をつけていたブログがあるのですが、その中に「楽しみかた」とか書いてらっしゃるのですよ。
ぶっちゃけ、初めて行くと、戸惑います。
だって、かしずかれることに慣れてないから。
体験するまで、どうしても対極位置にあるものとしてメイド喫茶を思い浮かべたりしていて、違いにだいぶ戸惑いました(メイド喫茶も行ったことありやす)。
メイド喫茶が持つ、なんというかエロスとまではいかない「いかがわしさ」と同種の空気が流れているんじゃないかなーと想像してしまってたんですね。
ところが、スワロウテイルは違います。
むしろ近いのは、ホテルのロビー。店内音楽がバロック(多分)とかですし。
どちらかといえばお上品です。
初めは緊張していた「お嬢様」方が、雰囲気に慣れるにしたがって賑やかに交わしだす会話はたまにお下品だったりしますがね(客層腐女子率高い。めちゃ高い)。
さて。
執事さんより、私は爺やさん目的でした。ジジ萌えきたよコレ!
Mちんには笑われましたが、なにをいう!!
執事といえばバトラー、バトラーといえばオーティス、オーティスといえば爺ですよ(鼻息荒く意味不明)!!
背筋に針金が刺さってるよーな姿勢のよい爺にお茶を注がれてこそ、優雅にカップが持てるってもんですよ!!!
ご高齢の執事さんはお一方だけということなので、私が行く日にいらっしゃるか不安でしたが、初っ端から出迎えてくださいましたよコレ!!!!!
「コレ」多いよコレ!
うわ〜とかどきどき羞恥心と共にお嬢様入店(苦笑)。
ちょい話題は変わりますが、
初めて執事喫茶の場所がわかったとき、立地的に、女性向け同人誌販売店の地下ってどうなんだろ〜とかいろいろ思いました。運営がケーブックスだから仕方ないんだけど。
1階がコンビニってのもちょっと不思議な感じですが、地下の半分はまだ同人売ってるってのは流石に…微妙だと思います。正直。ううむ。
まーでも、いいんでしょう。アリです。思わず笑っちゃったしな隣が同人売ってるってわかったとき。
腐女子の夢空間ですvって主張してるのが楽しくて(笑)。
まあ、以前の古本売ってたときの地下を思うと「あの暗くて陰気な空間をよくぞここまで…」と感心もしました。
天井近くまでコミックの棚が伸びる、それはそれは蔵書がスバラシイ、ひっじょーに埃っぽい場所だったのですよ。
それが今は――蔦のモチーフで、さりげなくインターホンが隠されたドアの前は、外灯がランプのような温もりのあるオレンジで、空気の色からコーディネイトされています。とてもいい雰囲気。
ドアの向こうもその、落ち着いた灯りが続いています。
入って右側は鏡張りで、狭い通路をうまくフォローしてありました。執事さんの前だし、つい気になって自分の服装をチェックしたくなりましたが――、
そんなお嬢様らしからぬことをしてはダメなのです!!
――自分ルール。
しかし「お帰りなさいませ〜」といわれてみると、この後の対応とかシチュとかに対してまったく情報を得てなかったので、なんか入店(スワロウテイルでは『帰宅』という)したらもうやり遂げた感があって困りました。
このあとどーしよう?みたいな(笑)。
紅茶とケーキ食べにきたんだーvって思ってはいましたけれど、お帰りなさいませって言ってもらった時点でもう満足しちゃって。
数日後、入店の際インターホン押して名乗る際に「●●よ。いま帰ったわ」とか言ってみるのもアリとかわかって、
そういう楽しみ方をするのか!!!
と目からウロコをぼろぼろ落したりしました。…やってみたかった。つか今度やろう。
話がちっとも前に進みませんね。前後してすみません。
店内はさほど広くありませんが全体的にシック。有名な絵画の模造品が掛けられていて、大きな振り子時計があります。
普通の喫茶店と大きくは変わりません。
座る時はもちろんフットマン(執事さんのことです)が椅子をひいてくれるし、メニューの説明もちゃんとしてくれて、とても楽しいです。
フットマンとの会話を楽しむことが、スワロウテイルへの帰宅では自然にできるからいいですね。
ある程度の交流を楽しむことが前提に存在してるわけですから。
質問しても、話しかけても、呼んでも、嫌な顔するフットマンさんなんか一人もいません。
これって「執事」としては当然かもしれないけど、無味乾燥な喫茶店の接客とかに慣れている人にとっては、無意識にもホっとします。
自分を受け入れてくれているって感じがするからです。拒否されないってそれだけで重要。安心感があります。礼儀正しいし。
とりあえず『帰宅』した瞬間から私の神経は「爺やさん」に全集中でした。ウチらの席の担当は別の方だったのに(苦笑)。お名前もちゃんと聞きました。沖田さんと仰るそうです。
おきた――――!!!! 偶然にも新撰組ネタきた――――!!!!(ぶっちゃけこう思った)
これで興奮しない腐女子がいたらモグリでしょう(隠れとモグリはえらい違いだ)。
この時点で39のテンションお花畑。
メニュー開いたら、またこれがけっこうな紅茶の数で、説明も詳細で美味しそうなので胸が高鳴りました。
アフタヌーンティーセットも捨てがたかったのですが、それほどお腹も空いていなかったし、ケーキセットを頼みました。
どーしても沖田さんと会話がしたくてしたくて、ベルを鳴らさず声を掛けて捕まえ、紅茶の説明を頼んだりもしましたよ(笑)。
うわ――い♪♪
Mちんに「アンタちゃっかりしてるわ」とか笑われつつもう脳内で小躍りですよ。
沖田さんに説明いただいて、アッサムとジゼル(パンナコッタ。名称がイイです(笑)を注文しました。
Mちんはヴィオレッタ(薔薇のシフォン)と、お茶はハロッズのナンバーフォーティーンを。
や――――ん盛り付けカワイイ!!!
すんませんいきなりブリっこで(汗)。
いやしかし、びっくりしましたよ。
以前メイド喫茶で、「うわーたしかにメイドコスだし、お帰りの声もメイド風だけど、メニューがマズイ」つー経験をしていたので、フードのメニューにはあまり期待をしないようにしていたのです。
まあ紅茶は売りだからわかるとしても、ケーキは私も…けっこういろいろ食べてて好みとか出来上がってるし。
でもね、ちゃんとしてました。
パンナコッタ美味しかったですよ。
しかも盛り付け手間かかってます。キレイだし美味しそう。
かつ、なんというか乙女チックな夢をさりげなく満足させてくれる飾りつけだった気がします(私が勝手に電波を受信していた可能性もありますが)。
薔薇のジャムが添えられた、Mちんのシフォンケーキもおいしかったです。
これはポイント高いですよ! そしてリピート率も高くなる要素のひとつです!!
少なくとも私は、アフタヌーンティーセットを絶対ぜったい注文したい!と今思ってますからね。
ケーキは意外に大きめで量もありました。お腹は減らして行ったほうが無難かも。
ゆっくり紅茶の香りを楽しみながらケーキを平らげるために、大きめなんでしょうか? だとしたらステキな心遣いです(笑)。
紅茶のカップもそれぞれに凝っていて、ちゃんとしたブランド物が出てきます。かわいい!!
説明も聞きましたよ〜。私はウェッジウッドが好きなんで、次行ったらそのカップで出してもらうように言ってみようかなあ。
紅茶が出てきて、香りを嗅いだとたんに、Mちんと私の時間は止りました。
すーっと一口、味わってから、ゆるゆると時間が動き出したような感覚。
うまい…。
ほんとうに、おいしかったです。紅茶、最高。
美味しい紅茶を久しぶりに飲みました。あまりに久しぶりで、二人して感動してしまいましたよ。
まさか執事喫茶で、素で「おいしい」と呟くことになるとは思わなかった。
味には期待していなかったのに、さすが同じ腐女子の考えた店。締めるとこシメてきます。
さらに、思い返してみると、外からのインターホンの音が店内には響いていませんでした。
別室にいる方が受け答えなさっていて、他のフットマンさんに「お客様のお迎えをしてください」と伝える態勢になっているのかもしれません。
店内の「お嬢様」を、いちいちお客の入店で煩わせないためでしょう。
確かに、テーブルに座っているとき、何組かお嬢様がいらっしゃいましたが、客が「入店」したというより、「部屋に入ってきた」というふうに受け取れました。
おもしろいです。
おそらく、もっと観察すれば細かいこだわりがいくつも見えてくると思います。これは、なかなか凄いと言っていいんじゃないでしょうか。
かつ、あの雰囲気であのサーヴィスを考えたら、料金も安いと思います。ふつうの喫茶店でのことを考えても、良心的なお値段。
私がいた時間は、店内の執事さんは四名でした。沖田さん、担当してくださった椎名さん、他、別のテーブルを担当していた方、最後に若い茶髪の執事さん(他に接客をなさらない方がいらしたかもしれませんが、確認できたのは四名)。
若い茶髪の執事さん、身のこなしがまだまだですね!(お前何様だよ)
というか、制服が「なんちゃって燕尾服」なんですよ。仕立てはちょっとイマイチのように見受けましたが。
テールコートは、姿勢が悪いとすぐわかります。
動作が荒くても目立ちます。
背中の線にそって、長く裾が延びていますので、乱れるとモロバレ。
担当してくださった椎名さんは、非常に動作がお綺麗でした。惚れ惚れしました。うつくしい!
沖田さんは、あまりに長身でいらっしゃって、テーブル脇に立たれるとお嬢様が首をずいぶん傾けて見上げなければならず――それを気にしていらっしゃるのか、膝を曲げたように屈んで喋ってくれました。
心遣いはとても嬉しい★ でも腰がツラそうでしたー!(苦笑)
しかし縮んでもらうわけにもいきませんしね。少しテーブルから離れて、腰から曲げるようにするのはどうでしょうか。
執事には(燕尾服には)、きびきびと丁寧な動きか、少し悠々とした態度がよく似合います。
忙しないのは論外です。あんまりテールコートを翻されても困る。
私はなんだかやっぱり慣れなくて、というか知らなくて、ベルを鳴らせなくて、自分で二杯目を注いでしまったのですが、
本来はフットマンを呼んで、注いでもらうものらしい。
ぐあー!! 損した!!!(地団駄)
お嬢様になることに羞恥心を感じてる場合じゃありません。そんなアホなことできねーよとかって斜めに見てる場合じゃありません――あのドアをくぐったら。
ドアをくぐったならば、120パーセントぐらいスワロウテイルを楽しまなければもったいないのですよ!!
そう思わせる場所です(笑)。
お紅茶とケーキがおいしかったので、途中から気分が普通の喫茶店にいる感じになってしまいました。
――ま。周囲のにぎやかーな腐女子の会話が(声大きめ(苦笑)、違うよ〜執事喫茶だよ〜と告げてくるのですが。
私の後方に、カーテンで区切られた席があって、そこにロリータ着た可愛いひとがハリポタの新刊を読んでらしたそうですv
すごーく店内の雰囲気に合ってたらしい。
なんかこー…いま思ったんですが、お客も参加者って意味では、コミケとかのイベントと似てるな…。似てないか?
時間の前に席を立とうとして、「お時間になったら声をおかけしますので」と、ゆるりの滞在を勧められたり、いろいろ「やっちまったぜー」なことをやらかしましたが、
出かけるその瞬間まで、フットマンさんはサーヴィス満点でしたv
いってらっしゃいませ、と見送られると、「あーまた帰ってこよう」という気が、自然に起こりました。
―――帰りたくても、今じゃ予約とるのが超難しいんですがね…。
そんなわけで、けっこう面白かったのですが、やっぱり次は「今帰ったわ」と言ってみたいし、
「紅茶は沖田の薦めるものでいいわ」とかやらかしてみたい。
カップはウェッジウッドのものがいいわとか注文したいし、
お手洗いに行くときにはフットマンさんに腕をとってもらうんだー★
…なんか自分がアホに思えてくるな。事実なんだが。
まあ、そういう「お嬢様」としての楽しみの他に、おいしい紅茶とケーキが待ってますからね。紅茶だけでも行く価値アリかな!
いくつか気になったことといえば、やはりテールコートが一人一人仕立てたものではないので、ちょっと着こなせていないこと。
店内を流れる曲が、ずっと同じ曲(か、曲数少ない)を回していたってこと。
60分くらいのアルバムとか編集したものを流してほしかったです(BGMは不定期に変わると後に知りました)。
四人ぐらいのグループで行くのが楽しいかもしれないですね。
リピーター率が相当に高いと思われますので、予約はしばらく競争必須でしょう。
そういう私も、今月また行くことになってますので、予約とれなかった方には非常に申し訳ないのですが…。でも平日。だから予約とれたんスよ。
しかしこのままでは一人で行くことになりそうで、ちと寂しい。
誰か一緒にいってくれるひと、おらんかのう〜。
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