そういえば、と前置きして妹子が言った。
私はイベント戦利品のカカイル新刊に目を落としたまま気が乗らない頷きを返した。

「へー。カカシ先生は?」

「出てない」

「ふーん(もはやどうでもいい返事)。サスケ、かっこよくなってた?」

「あんまり変わってなかった」

「ふーん(投げやり)」

「あ、あとねー



マワシつけてた



マっ、マワシ―――――ッ!!??



え〜♪ 只今の決まり手は、寄り切り、寄り切って扇佐助の勝ち〜♪ チョンチョン♪



すぐに、「違った、えーと、あれは、注連縄だ!!」と言い直した妹子でしたが、あの瞬間受けた衝撃を緩和してはくれませんでした。つか腰に注連縄もビミョウです。

そして、「身長は伸びていたが、意外な普通っぷり」「しかし第二形態などにおどろおどろしく変身した暁には、落差も含め、凄まじい化け物三昧を披露してくれるに違いない」などと、姉妹は冷酷なナルトの楽しみ方に胸を躍らせたのでした。

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