藤の花がみたい。

2006年4月28日
なあ、なんて。
ふと思ったときに、ここは田舎じゃないんだなあと思ってちょっぴり寂しくなります。

中学校へいく通学路の途中に、それは見事な藤が咲いていました。
なんでもないプレハブの工場の壁一面、数メートルも、見上げるほどに藤の花が覆っているのです。

甘い香りに惹かれて、誘われるようにその香りの出所をもとめて周囲をさまよい、その光景を見つけたときにはなんともいえない感嘆の溜息がもれました。

民家のベランダを覆うように咲いていたりとか。

藤の香りはとても気持ちがいいので、ふっと流れてくるとすぐに探してしまいます。

東京だと亀戸天神が藤の名所として有名らしいのですが、
私は人で押し合いへし合い、後ろにおいたてられるようにしながら藤を眺めたいわけではないのです。

ぼんやりぼーっと、藤の見事な房を見上げていたいだけなのです。

陽に透けて、風に揺れる房をね。
我ながら言い方がクッサー! でもほんとなんだからしょうがない。ああ見たい。葡萄のような藤が見たい。あの香りに包まれたい。

そういう楽しみを、自然に味わえる場所が少ないってことが、私にとっての都会の欠点です。いつもはあんまり気にしないんですけども。
四季を感じたいなあ。

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