今日の出来事といっても大したことはない。。。

あ、そうだ。今日はじめて作った料理(超簡単でも、正味十分でも、料理は料理!)がとても美味しかったので、オススメしておこう。

カカイルサイト『妄想竹林』さまのサークル、『モウソウチク』さま発行本、

『深夜の食卓』ヨリ。

この本、私が最近見た同人誌の中でもとくに「ステキな表紙だなー!!」と感心した作品です。

ごく薄いエメラルドグリーンが基調になって、お箸と、スプーンと、丼の形が白抜きになってます。
すごくシンプルだけど、すごくかわいい。
かつ、内容にとても合っている(一番プッシュしたい点)。

単なるウェブ再録かと思いきや…いやあ、「あれ、これ話書き足された?」と思うくらいキレイに、きちんとまとめられた話にできあがってらっしゃって驚きました。

こんなお話だったっけと思うくらい。ずいぶん前に読んだきりだったので、内容をちょっと忘れていたせいもあったもようです(苦笑)。
だって再読するたびに腹減るからさ…。

読んでるとお腹すいてくるところは、オンラインでも紙媒体でも変わりませんでした。
でも、ひとつながりの話としての魅力は、紙で読んだほうが強かった気がします。

この話のいちばん最初、夜中に空腹を覚えて目が覚めたイルカ先生は、おもむろに台所に立って夜食を作るのですが(ちょっぴり引用になることをお許しください)、

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『小さな鍋に湯を沸かし、パラパラと素麺を投入する。ゆで汁にうっすらと塩味がつくから、出汁は取らなくても大丈夫。鶏ガラスープの素と胡麻油をほんの少し振りかければ、これだけで充分美味しいスープになるのだ。

「あとは卵、と」
 
 仕上げに卵を割り入れて、半熟より少し固めに火を通す。箸を入れた時に黄身がほろりと崩れるのが、イルカは好きだった。


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―――これめっちゃ美味そうじゃないですか!?

原稿で夜中ハラへってたりしたらもう涎がじゅるですよ。またなんか、カカシ先生が「ひとくち」ってイルカ先生にせがむとこなんかカワイイし!!

つーか俺もよくそういう目に合ってるよ的な妙な苦笑もおこるし!

イルカ先生がカカシ先生に「あーん」してあげたこのインスタント料理わたしも食いたいYO!!!(心の叫び)

私は強く強くそう思ったのです。
でも思っただけで「じゃー作ってみようかな」とまでは、思わなかったのですが――今日は違いました。

たまたま今朝、腹が減って台所に行ったら、この『深夜の食卓』をキッチンの小さいテーブルの下に置きっぱなしにしていて、ふと目に入ったのです。

さらに素麺のストックもあったなあ、鶏がらスープの素もあるし、卵もある…と思ったら、なんとなく作ってみたくなっちゃって。

いちばんの動悸は、冷凍ご飯を切らしていたことと(ご飯洗って炊くのがめんどくさかった…)、

このレシピぐらいしか、即出来上がりそうなものがなかったせいですけどもね。

で。

つくってみると、ほんと超カンタンでした。
野菜食いたかったのでキャベツを千切って加えてみました。

うま―――!!!!!

テッキトーですが、あっさり食いたいときに腹をくちらせるには最高のメシ!!(さすが男の料理!)

スープをほとんど麺が吸っちゃって、最後のほうには「食っても食ってもなくならない…」なんてちょっと怖いループ現象にも軽く立会いましたが、おいしかったです。

ついでにさっき、夜食として妹子にも出してみました。

黄身と麺をとろっとからませるのが、なるほど、カカシ先生、うまいっすよ!!――などと、カカシ先生へだか、書き手さまへだか、どちらへでもあるような共感を抱きつつ平らげました。

さいごにゴマ油をちょっとたらすのがいいんスねこれ。

いつも素麺といえばフツーに和風出汁で食べていたので(なんか強固な思い込みがあった)、おもしろかったです。

まあよく考えてみりゃ和風スパゲッティもあるんですから、炭水化物である素麺が洋風の味に合わないワケはない。

いや、ごま油たらすからこれって中華風になるのかな?


――うまけりゃどうでもいいっスね。
ということで、『深夜の食卓』、調理本としても役にたった二度おいしいカカイルでしたv

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