さてレポいっときますかー!

今回はですねー行きは夜行で帰りは新幹線にしたんですが、すげーラクだったですよ。
こんなラクだったら何度でも大阪行けちゃうぜほほーい!☆


レポその1;さすが大阪、着くまで長いぜ☆



バスの出発時刻がずいぶん遅い(でも前使ってたバス会社と到着時間は変わらず)ので、それもラクだったんですが、なにより高速道路でパーキングエリアに止るのがよかった!!

バス内にトイレがないタイプなんですね!

ゆえに2.3時間おきにPAでとまるんですよ! 

ちょっと歩くだけで、足のむくみやら腰のツラさなどがいかに軽減されるか…!!(涙)

最初に止ったのは忘れもしない、足柄PAでしたよ。

降り立って、真夜中なもんですから、
「ここはどこだ何県だ」

トイレを探すのと同時に現在地確認しました。意味もなくわくわくする。オレは小学生かというほど楽しい。景色が見えればもっとはしゃいだことでしょう。

何故なら足柄からはおそらく、富士山が見えただろうから☆

なにが嬉しいって、ご当地名産品を覗いてまわれるのがサイコー。
わたしはご当地名産品がだいだいだいすきなのですよ! 限定モノに弱いんです。なんてお手軽なヤツ。

足柄で最初「信玄餅」とゆーのを見たので、「おおここは長野か??」とか思いましたが、信玄は山梨もそうなのね。

ふと顔を上げると。山梨と静岡と横浜と東京のお土産がそれぞれ並んでたので、なんか生ぬるい笑みが浮かびました。

足柄は神奈川から、静岡にちょびっと入ったところにあるみたいでした。金太郎飴があって、「ああ、足柄山の…!」と妙な感動も沸き起こる。

同行人は、「金太郎飴好きなんだ…vv」と買っていました。
私も神奈川県のおみやげひとつと、信玄餅を買いました。
どれにしようこれもおいしそうだわ〜と悩んでいて、はたと、

――なにしに来たんだっけ??

とか存在価値を見失うような疑問にも襲われました。
そうそうそうトイレにきたのよトイレに。トイレからバスに帰って大阪目指してオンリーいくのよオンリーに。

でもPA入るたびにその事実を忘れそうになった…。

いまでも名古屋で「三食パック・みそ煮込みうどん680円」を買わなかったことが悔やまれてなりません。だってデカかったの! 本の邪魔になること確実だったの!!(号泣)

アベカワ餅を噛み締めた、あの口惜しさは忘れまい(うまかったです)。
あと岐阜県の会社が作ってるワサビ揚げというおかきも買った。

ガサガサ、スーパー袋が小ぶりとはいえ二つも増えて、ほんとあたしゃ何してるんだという気がしました。

だからオンリー行くんだってばオンリーに。

最後の休憩、「草津」ではバスを降りませんでした。ちょうど眠気がやってきて眠かったのですが、

降りたらぜったいまた何か買う。

という正しい自己認識があったからです。
しかし同行人(今更ですが、今回のオンリーは妹子と私とYちゃんの三人で行きました)によると、「あんまりおみやげなかったよ」とのことだったので、ワタクシの第六感も捨てたものではありませぬな。

食い物に関してだけはな。

真っ暗な高速道路。雪でスリップ注意との表示も赤々しい道路を、見てるこっちが蒼くなるようなスピードでバスがかっとばしてゆきます。

夜が明けてきて、大阪はもうすぐv


レポその2;着いたよ大阪、冷えた体はぜひ銭湯で☆


着きました。車内の明かりが点いてまもなく、バスが止りました。

ところで今回のバス会社、新宿から梅田までの運行だったのですが、バスの運転手さんがアナウンスしたことといえば、

「はい大阪到着です。お忘れ物のないよう気をつけてください」

――でした。乗客幾人かの頭の上に「?」が見えました。わたしらは一番後ろに座っていたので、きょろきょろあたりを伺う乗客の顔が「…大阪?」と言っているのがはっきり見えました。

きっと私も同じ表情だったことでしょう。

大阪に住んでるひとにとってはどうだか知りませんが、私らにとっては大阪≠梅田です。新宿までのバスにのったのに「はい東京着きました」といわれたほどの衝撃です。

ここは梅田ではないのか?
このあと、梅田までバスは行くのか?

猜疑心に支配されて、なかなかバスを降りようという気が起きませんでした。
でも妹子はなんで立たないんだという顔で「降りないの?」とせっついてくるし、そうだよねバスの運ちゃん(ちょっと格下げ(笑))に訊いてみりゃ早いよねと、とりあえずバスを降り、カートを引き取ってから、運ちゃんのところまで戻りました。

ちなみにバスが止っていた場所は、高速かどっかのガード下。街中だということはわかりましたが、小汚い周囲には地図も、空いている店もありません。

……つかなんでこんなに小汚いんだ…。

一瞬上海を思い出しました。いやあれほど地面が真っ黒ではないのですが(中国はどこもかしこも元の色がくすむほどに地面灰色)、地の色が見えつつ汚いというがまた、いかにも(以下略)。

「あの、ここは大阪ですか梅田ですか?」

運ちゃんは、「えー」とあたりを見回し、戸惑ったようでした。


なんで迷ってんねん!!!(関西なので)


お前はどことも知れぬ場所で客を降ろすのか!?
ここはどこだ!! どこなんだ!!!

凄まじく突っ込みたかったです。

おっちゃん(さらに格下げ)は「えー」としばし迷ったあと、言いました。



「えー、大阪…です」



それはわかってんだよ(半眼)。



あんた今絶対「大阪府」いう意味で言ったやろ。そうやろ。
当たり前じゃ! オレら大阪往きのバスに乗ったんじゃ! ここが京都とかだったら腕挫十字固めでシバくぞゴルァ!!!!



突っ込みついでにおっちゃんの頭にチョップかましたいvとか思いましたが、そんなことは礼儀正しい女性がやってはならんのです。

というか「あ、ダメだこりゃアテにならんわ」と判断したわたくしは、「そうですかありがとうございました」と笑顔で礼を言ってその場を去ろうとしました。

勝手知ったる様子で降りていく乗客のあとを付いていったほうが良さそうです。

すると、いつのまにか私の隣にいた、どうやら中国人らしい(日本語のなまり方でわかる)女性が、同じように運ちゃんに向かってこういいました。

「あの、すいません、ここはドコですか?」

アンタと全く同じ気持ちだよ私は今…!!!!(涙)

つたない日本語(でも上手い。発音はそこそこだけど使い方は完璧)が染みました。
ああこのひとも、おっさんに、答えになってない答えを返されて戸惑うことになるんだろうなあと同情。

ものすごい共感を覚えつつ、私はその場を去りましたが、

よく考えたらオレ中国語話せるんだし、「駅までいっしょに…」ぐらい言ってやってもよかったじゃんよ?

――乗客の後をつけ損ねてはかなわんと、気が競っていたせいでしょうか。ゴメンねあの女のひと(ぺこり)。
無事に目的地へ着けたことを祈っているよ。

そんなことをしみじみ思えたのは、銭湯へ向かう電車に乗っている最中でした。
場面を詳しく妹子とYちゃんに話してきかせ、笑いをさそいながら、冷えた体を温めてくれる湯船へGO。

いや〜、いい湯でしたよ!!!(早ッ)

夜行のあとは銭湯。ぜったい銭湯。とわたしら姉妹が連呼する意味を、じっくりとYちゃんにも堪能していただきました。
そして同感してくれたので、やっぱりバスのあとの銭湯は最適だと思われます。

凝り固まった足も、バブルバスで血行促進☆

今回のオンリーは開場が11:00からで、列整理も10:30からとのことだったので、できるだけ10:30分ごろに着けるように逆算すると、

9:43分の電車に乗れば充分間に合うとでました。

それまでまったりとロイホで朝食。なんて優雅なんでしょう。

出かけまぎわに妹子のサークルチェックも終わらせ、スムーズに出発です。

さあ、オンリーだ!!!!!



レポその3;メインディッシュはお上品に☆



いよいよです。今までのことはコースで言えば前菜です。アペリティフです。アミューズです。アンティパストです。名称などなんでもいいです。

ほんとにこんな駅名があるんだと感心した「中百舌鳥」(なかもず)駅。おもしろいですねー大阪。住んでいたら普通になるんでしょうが、京都とか大阪、東京も城下町だったのでわりとそうですが、歴史ある街では地域の名前もおもしろい。

地元だとさすが港町って感じで「魚町」とかあるんですけどね。なまぐさそうな名称だとお思いになるかもしれませんが、

実際生臭い町です。

それはさておき。

現地に到着したわたくしは一瞬眼を疑い、すぐ乾いた笑いを漏らしました。

時刻は10:30ジャスト。


既にかなりの列が。


…久しぶりになんか理不尽なものを感じました…。くそう。あの列の先頭というかわたしらの前にいた百人以上は主催者側の「当日10時30分前のご来場はご遠慮下さい」って要請に反しているのに、

反しているのに、オレらより先に新刊を手にするのだな…。

びみょーな感じだなあ。

前回の大阪オンリーは、きっちり主催者さまの規定時間から列整理が始まりました。――すぐ押し合いへし合いでたいへんだったけど(爆)。

ま、でもある意味平等だったわけですよ。

で、今回のオンリーは、明らかに10:30前に会場に着いたひとが優先的に列を作っちゃってて、きちんと時間を守った人たちはその後ろにおもむろに並んだんですね。
押し合いへし合いはありませんでしたけど。

どっちがいいとかいう問題ではないのはわかっているんですが、正直、

クッソー10時にきてりゃよかったぜ。

と思ってしまいました。やりませんけど。ダメダメ人間ですが、結局、みんながこう思っちゃうから、一般参加者が来る時間がどんどん繰り上がっちゃうんですよね…。

イベントの企画ってたいへんだ、ほんとに。

幸いなことに入場制限はなかったのですぐ会場に入れましたが、その頃にはむしろ「寒いッ。寒い寒い寒いさむいさむいから早く屋内に…!!!」という気分で、買うより暖を取りたかったです。

大阪、意外と寒かった。

会場内はすごい熱気と人込みでした。

「うわ、ちょ、待てやコラ」と眼を剥くほどの人込みでした。あれぐらいの人込みのオンリーは久しぶりで、まあぶっちゃけ、

「血がたぎるぜ…!!!!」

と燃えあがらないでもなかったのですが、すぐに滾る血のやり場に困って立ち往生するハメになりました(笑)。

だってまっすぐ歩けない。人多すぎ。

というか会場狭すぎ!!!

通路がー列を作ったらもう歩けない、ほとんど歩けない。

並ぶときにはなかった「押し合いへし合い」を、いやというほど体験することになりました。たすけろ、たすけてくれパトラッシュ…。

人並みに埋もれて「空気を…!」と腕を差し出したくとも、腕は三つほど紙袋を持っているので腹から上には上がらない。

すごい勢いで袋が埋まってゆきました。

同時に、すごい勢いで腕にかかる負荷が(略)。負荷は後日、筋肉痛となって立派に返ってきましたとも。ええ。

会場で飛び交う怒号。悲鳴。嬌声(いろいろ言いすぎ)。殺気だった腐女子の札束が飛び交うここはまるで兜町証券取引所。

今回嬉しかったのはですね、わたしはいっつもディズニーのキャラクターのバッグをお財布にして買い物してるんですが(ふつーの財布を出すのは、紙袋を両手に提げる身としては、時間のロスと手間と、なにより後列の方への迷惑が多大なため)、

「それカワイイですね! 絶対盗まれる心配ありませんわ(爆)」

と、誉めて(?)もらえたことです。便利ですーいつもこれなんですーとお答えしました。

誉めてってより、笑われたんですよね。うん、わかってるよパトラッシュ。

でも腐女子の大波の中を泳ぎきろうと果敢に試みる挑戦者には、なにより嬉しい気力の灯火となったのです。わほほーい! かわいいって言ってもらえたー☆

途中、恐ろしいことに買い物終了間際になって資金が底をつき、妹子のところへ「英世くれ!」と走ったりもしました。すんげー久しぶりだった。英世を求めたのは。ぶるぶる。

とにもかくにもすごい混んでました。
あれ以上に混んだオンリーも経験してますが(鐚さんが来てたとき、すんごかった)、なんか久しぶりだったので非常に疲れました。気づかれっつうか。

あの参加者を少しでもまとめようとするのは非常にたいへんだったと思います。主催者さま、スタッフのみなさん、ほんとうにお疲れさまでした。ありがとうございました。

ただやっぱり…ちょっと狭すぎた気は…いなめません(涙)。
せめてちょっとした休憩場所が欲しかったなあ。。。

今回の収穫はですねー、先だっても書きましたが、Dogtwistさんの本がやっぱりよかったです。
というかここ俺たちやっぱり好きね。うん好きね。と妹子としみじみ確認。

あとイル缶製造株式会社さんの『黄金の月』。
サイトで読んでてすごく好きでしたが、本になってみて、いっそうステキでした。
なんかサイトで読んでた時よりおもしろい感じさえする。なんでだろ。やっぱり「本」ていう形態はいいな。

そしてカケラバナシさんの書き下ろし。この方はほんとに力がありますね。すごいです。もっともっと読んでみたい。
こういうのを構成力っていうのかしら。難しく言う必要はないわな…めちゃめちゃ好きです。おもしろい。

大量に買い物を詰め込んで、ほくほくで新幹線でしたよー。お好み焼き食べながら打ち上げしてね、キャベツの甘さに感動しながらね、いろいろ笑ってお話してね…



くぅ――――ッ!!!!!!

やっぱりオンリー後はこうでなきゃ!!!!!!(涙)


終わったらすぐに布団に入りたいなんて、間違ってる! 間違ってるよ、やっぱり…!!

いろいろ反省もいたしました。
新幹線の中では熟睡できたので、着いたときに体が軽かったです。今度から大阪行くときはコレだな、絶対。

心残りはただふたつ。

往きで買えなかった「みそ煮込みうどん」と、帰りのキヨスクで迷って買わなかった、「関西限定、きのこの山(きなこチョコ)」です。

大阪オンリーへ行く楽しみが倍になった気がする今回の旅。

次回の大阪往きがいろんな意味で楽しみです(ちょと本来の趣旨から逸脱)。

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