冬コミにて。

一週間以上、ロクに動きもせずにパソコンに向かってただ寝るという生活を続けていたもので、体力が老人並に衰えていました。

ただ歩くだけで切れる息。
いつもは平坦な道と全く同じに歩ける、めちゃめちゃゆるやかな坂(坂というより傾斜って感じ)が、エベレストの山頂かと思うほどつらい。足が重い。というか動かない。肺がひゅうひゅうと悲鳴をあげる…。

オマエは任務地で負傷したカカシ先生か。

なんて突っ込みで萌えることすらできません。ただはーはー蒼くなりながら歩むのみ。
妹子と並んでいくことすらできない。つかぶっちゃけあのとき、手をつないで引っ張ってほしかったです(情けなッ!)。

駅で待ち合わせしていたYちゃんと合流したとき、初めて言われたのは、

「だ、だいじょうぶ…?」

でした。

まず安否を気遣われるわたし。どんな顔をしていたんだ。

確かに必要以上に頬が落ち窪み、顎と頬骨が出ているので、やたらガコガコした顔になっているなあと思ってはいました。いつもはもっと膨れている。出立前に鏡みたとき「カオきもちわるい…」と自分で呟いたもん。

ぜんぜん大丈夫じゃありませんでした。

老人の気持ちがすごくよくわかりました。あれは辛い。ほんとに辛い。自分のことだけで精一杯。ひとについて歩くだけでいっぱいいっぱい。

たとえ人の流れを邪魔しているとわかってはいても、自力でよけることができないほど体力が落ちるってこと、あるんですね…。

もっとお年寄りに気を使おうと思いました。しみじみと。

同時に、やべえ、こんな生活続けてたら早死にする、と恐怖しました。

今年の冬コミは寒かったですねー。大手さんに並んでる最中、貧乏ゆすりが止らずいらいらしました。

普通はいらいらして貧乏ゆすりをするもんだと思うのですが、寒さのあまり身体を震わせずにはいられなくて、その震えにイラつきましたよ。なんのこっちゃい。

わたし、やってたバイトのせいか、通りすがりの人へ、

「どうぞご自由に見てってくださいー」

と、ちっさく声をかける癖が、どうにも止りません。

なんかね、スペースの前で立ち止まられて、じーっと見られたりしてると、「いやべつにぱらぱら見るだけでもぜんぜんイヤとか思ったりしませんからどうせ見るなら中身も立ち見でぜひ」とか思ってしまうんですね。

声かけられるのも、なんか見てかなきゃならなくなるようでいやってひともいるでしょうけど、どーしても声かけちゃうんですよねー。

立ち見するかたがあまり気にならないように、わたしの視線はできるだけ他所へ向けるようにしていますが(主に見てるカタログへ)。

今回、すっごいうれしいことがありました。
初っ端からびゅーんと買い物に出かけたのですが、直後にふらふらと様子を見に戻ったとき、店番をしていた妹子が「もう売れたよ」と報告してきたのです。

ええ!? 開始十分くらいしか経ってないよ!?

とすげーびっくらこいたのですが、その方は、さっと現れて新刊だけをぱっと買って、あざやかに去っていかれたそうです。

―――それってそれって、新刊のために寄ってくれたって考えていいのかな。わざわざこんな早い時間に買いに来てくれたってことなのかな。どきどきどきどき。

じぃんとしました。どなたか存じ上げませんが、ありがとうございます。嬉しかったです。

さらには、妹子は無料配布のポスカを持っていったのですが、これが意外に盛況でした。
いや意外って言っちゃ失礼なのか。わたしはおお可愛い絵だー☆と思ったのですが、ポスカってけっこう人気あるもんなんですね。

とくに小学生くらいのお子ちゃまが、通りすがりにひたりと見詰めていくことが多くて、「あの、無料だからどうぞ。自由にとってっていいんだよ〜」と心の中でなんど念じたことか。

机の前まできてくれた子にはもちろん、どうぞと手渡してあげられましたが、もっと刷っていってもよかったかもね、とあとでちょっと残念に思いました。

かわいい絵柄って人気なんだ…。

カタログにのせたサークルカットで、宙を舞うおへら〜なカカイルとかを妹子が描いたので、中には、

「こういう絵柄大好きなんですっ! カタログみたときから、絶対来ようと思ってたんですー」

とまで言ってくださった方がいて、意外な需要にびっくらこきました。

つかカタログって大事なんだね…(汗)。けっこう見てるんだ。よかったね、来てくれたひとをガッカリさせなくって。

急遽持っていったポスカが、こんなところで義理を果たす役目を担うとは。あの犬カカイル、ほのぼのしていて私もお気に入りです。

眠くなったので尻切れトンボですがここで終わり。

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