じつわ5時頃まで銀英伝を読んでたりしたので、なんとな〜くうつらうつらしてきたかなー?みたいな時に、ほっぺをつけた敷布団が微妙に揺れてる感じがいたしました。

ん、なんだ?

と思って、でも無視しながらぬくぅい布団にくるまってますと、やっぱり揺れてるような感じがする。でも低い。揺れが低いぞ。

そして長い。

ゆる〜りゆる〜りと、その揺れが大きくなってきて、「ありゃ」と思いました。そして私はちょっと起き上がりました。あとから布団にもぐって思ったのですが、落下物に対処するため、布団かぶってたほうが安全じゃんよ俺。
まあそのときは、即座に逃げれる態勢をとるのが、幼少時より地震津波群発地帯、しかも海から30秒という場所に住んでいるもののどうしようもない反射行動でございます。

震度は三度ぐらいか。
デカくはないのですが、時間が長いのが気にかかります。

正直、ズコンと揺れてズコンと波がくるかと、身構えるような地震ばかりが多かった地域なので、やたら長く続く揺れには不気味さを感じてしまうのです。

すると揺れが大きくなったときようやく、母が

「じしん…」

と呟きました。
眠気というオブラートにくるまれた、くぐもった声でした。肝が太いぜ、まみー。

続いて「長いね」と言うし、どーしよっかなテレビつけよっかなと思って、障子をがらりと開けました。

よりによってこんな朝早くからなにしやがんでい、と思う気持ちがありました。

―――ムカツク。

寒いし。

パジャマじゃ逃げられないから着替えたりとか正直タイヘンなのよ?ヘンな時間に災害おこると(そういう問題ではないのは重々承知で、そんくらい毒づけなきゃ津波多発地帯で生活できはしない)。

地震起こすなら時間えらべよ…。だれに向かって言っているのかわかりませんがあえて挙げるなら世の不条理へ。

――と、揺れはじょじょに収まってきました。

わたくしもじょじょに布団のなかへ納まっていきました。

―――だって寒かったんだもん!!!!

ちなみに母はぴくりとも動きません。数分後に津波注意報が発令されましたー消防団は待機してくださいーの市内放送が流れましたが、

警報じゃないから、だいじょぶだろ。

との判断のもと、完全に寝込むことを決めました。

こういう場合、海岸には近付かないでくださいと放送されますが、たとえば魚市場で仕事をしているひとたちは動くわけにはいかないので、結果、でかいマジやばい津波などが発生した場合、潮はまず沖へ引いていくので、市内のひと、沿岸に住むひとびとに危険を大声でふれまわる役目をつかさどるのであります。――たぶん。

とりあえず私の危険信号が動きませんでしたので、妹に即座に電話して関東地域の地震ではないことを確かめると、眠ってしまいました。

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