仙女の湯、つかってるのはオッサンばかり。
2005年8月28日 日常ところで東北の温泉宿は、かなりの確率で混浴風呂が存在します。
ウッソォ、いまいつの時代だと思ってんねん。と前、友人に話したとき笑われましたが、マジの話です。
温泉の歴史をしらべれば、詳しい理由がわかるのかもしれませんが、ナマケモノなのでやりませぬ。
うちの家族は温泉好きなので、どうせ泊まるなら温泉があるとこ、しかも24時間入浴できるとこを探します。
そしてなにより、露天風呂があるとこ!!
しかし東北はですねー温泉は山ほどあるんですが、露天風呂――女用の露天風呂があるところとなると、けっこう限られてくるのですよ。
しょっちゅう雑誌に載ってるような高級旅館なら別ですが、一万円ほどで手ごろに泊まれて、露天風呂もあって24時間はいれる旅館なんてそうそうないのです。
まー基本的に、湯治を楽しむ人ってのがオッサンが多いからなんでしょうかね。露天風呂がいっこしかないとこは、だいたい男用です。
時間指定で女性専用に変わるって場合もありますが、ついさっきまで男風呂だったお風呂に進んで入りたい!ってな女性は…軽く失礼にあたるのかもしれませんが、あんまりいないと思います。
混浴風呂に入ったことがあるのかって?
ありますよ(笑)。
ええそらもう、さすがにイイトシしたじっつぁま達とご一緒するのは気が引けたので、朝5時、起きてすぐの誰もいない時間を狙って急襲してみました。
だってどーしてもどーしても入りたいじゃないですか露天風呂は!!
温泉行って露天に入らないなんて、モンブランのてっぺんについてるマロングラッセを食わないようなモンですよ!!(食い物以外の例えはないのか…)
――しかし。ですね。
じっつぁまたちの朝は予想を越える早さ…。
わたしと妹が露天風呂に駆けつけた時には、一足早く入っていたと思われる中年男性が、出てくるところでした。
こ、これでも遅いのか…!!
湯に入っているときに誰かに来られちゃたまりません。
いったいどーすべえと顔を見合わせたわたしたちに、そのおじさん、
「いま誰もいないから、入っておいで。見ててあげるから」
とのやさしいお言葉を…!!
すみませんすみませんありがとうございますッ!!と頭を下げて、いちもくさんに飛び込みましたとも。
外で立ち上る硫黄の煙を見ながらの入浴はなかなかオツなものがありましたねー。ちなみにそこの露天風呂は、笑えることに道路から見えるのですよ(爆)。
ま、ちらっとなんですが。それでも…道路から見える露天風呂ってなーアハハ。ドライブのためだけに行ったときは、どっかのジさまのケツを仰いだこともあります。
すてきな風呂ですわ。
――ま、そんな回想はさておき。
リニューアルオープンした網張の国民休暇村の露天風呂も、もちろん混浴がありました(笑)。
仙女の湯、と名づけられたお風呂。
実はこのお風呂、リニューアルと共に温泉登録されたのですが、それまでも「山の中にある秘湯」として、網張では有名でした。
でも、冬季は入れません。雪でその場所までいけないから(笑)。
私はここの温泉、冬ばっかり行ってたので、今まで入湯する機会がありませんでした。
第一、ロクに整備されてもいない道をひいこら数十分も歩いて温泉入りに行くだなんてね。ちょっと遠慮したかったのです。
でも今回、道も少し整備されて、十分で行けるようになったのですよ!!
――これは行かねば!!
混浴がナンだ! ゆゆ着(これを着て温泉に入る)を貸してくれるというではないか!!(有料)森の中にたたずむ風呂…これを入らずして温泉好きを名乗れるか!!
わっほいわっほい★
……でも道のりはぜんぜん「わっほいわっほい★」なんぞではなかった…。
そもそもミュールで来てたのが間違いでしたね。
下駄を旅館で貸してくれるのですが、からんころん、ってい〜音だなあーなんてほのぼのできるのは、舗装された宿の裏手までですよ。
柔らかな泥と、その中から木の根だか竹の枝だかが突き出る、転げたら非常にお尻がキケンな山道が続きます。しかも一度登って下る行程なので、往きも帰りも上り坂と下り坂があるのです。
あ、あぶねえ…。
しかし足元ばかりに注意して進む山道、ふと気がつくと、背後に湯煙をたたえる山小屋が。
ここでゆゆ着を借り、入湯代を払うのです。
小屋を出るとすぐに湯船が見えます。丸く石造りのそれの真中あたりに、すだれが湯面一メートルちょっとくらいにかけられている。
かけられている――だけ。
見ようと思えばけっこういろんなものが丸見えです(笑)。
まー混浴だしね。と、気にせずすたすた進んで風呂に入ります。
いいお湯でした…。
施設は変わっても、湧き出るお湯は変わっていませんでした。キツすぎない硫黄の香り。
白く浮かぶ湯の花が、いかにも温泉!って感じでしあわせをそそりました。
湯船のわきには川が流れています。正面には滝。きっと大雨が降ったりしたら、土石流が起きて、山小屋もろとも流されてしまうのでしょう。
それどころか、湯船すらも埋まったり崩れたりしてしまうかもしれません。
ざあああああ…と水が流れ落ちる音を聞きながら、ぼうっとしました。
熱くなったら男どもの目も気にせず滝のそばまでよろよろ行って、水しぶきをあびて「ひゃああああ」などといいながら涼み、マイナスイオンをたっぷり深呼吸です。
後ほど、若い男性が滝のあたりまで行って滝修行みたいなアホなこともやってて見てて笑いました。
いやーつめてぇんですよ滝の水がまた。
夫婦でつかってる方たちとほほえましく会話などしつつ、ぼんやり上がったり入ったりしながら30分以上も湯を堪能しました。
やっぱり温泉はいい…★
髪留めが硫黄にヤられて青黒くなりましたが、それも楽しい副産物ってことで、いっそのことこの色に染めてやる!とひたして遊びました。
あ〜〜〜〜魂の洗濯ぅ……☆
たぶんまた29日のぶんへつづく。次はつり橋でのカカイル妄想コミで!!
ウッソォ、いまいつの時代だと思ってんねん。と前、友人に話したとき笑われましたが、マジの話です。
温泉の歴史をしらべれば、詳しい理由がわかるのかもしれませんが、ナマケモノなのでやりませぬ。
うちの家族は温泉好きなので、どうせ泊まるなら温泉があるとこ、しかも24時間入浴できるとこを探します。
そしてなにより、露天風呂があるとこ!!
しかし東北はですねー温泉は山ほどあるんですが、露天風呂――女用の露天風呂があるところとなると、けっこう限られてくるのですよ。
しょっちゅう雑誌に載ってるような高級旅館なら別ですが、一万円ほどで手ごろに泊まれて、露天風呂もあって24時間はいれる旅館なんてそうそうないのです。
まー基本的に、湯治を楽しむ人ってのがオッサンが多いからなんでしょうかね。露天風呂がいっこしかないとこは、だいたい男用です。
時間指定で女性専用に変わるって場合もありますが、ついさっきまで男風呂だったお風呂に進んで入りたい!ってな女性は…軽く失礼にあたるのかもしれませんが、あんまりいないと思います。
混浴風呂に入ったことがあるのかって?
ありますよ(笑)。
ええそらもう、さすがにイイトシしたじっつぁま達とご一緒するのは気が引けたので、朝5時、起きてすぐの誰もいない時間を狙って急襲してみました。
だってどーしてもどーしても入りたいじゃないですか露天風呂は!!
温泉行って露天に入らないなんて、モンブランのてっぺんについてるマロングラッセを食わないようなモンですよ!!(食い物以外の例えはないのか…)
――しかし。ですね。
じっつぁまたちの朝は予想を越える早さ…。
わたしと妹が露天風呂に駆けつけた時には、一足早く入っていたと思われる中年男性が、出てくるところでした。
こ、これでも遅いのか…!!
湯に入っているときに誰かに来られちゃたまりません。
いったいどーすべえと顔を見合わせたわたしたちに、そのおじさん、
「いま誰もいないから、入っておいで。見ててあげるから」
とのやさしいお言葉を…!!
すみませんすみませんありがとうございますッ!!と頭を下げて、いちもくさんに飛び込みましたとも。
外で立ち上る硫黄の煙を見ながらの入浴はなかなかオツなものがありましたねー。ちなみにそこの露天風呂は、笑えることに道路から見えるのですよ(爆)。
ま、ちらっとなんですが。それでも…道路から見える露天風呂ってなーアハハ。ドライブのためだけに行ったときは、どっかのジさまのケツを仰いだこともあります。
すてきな風呂ですわ。
――ま、そんな回想はさておき。
リニューアルオープンした網張の国民休暇村の露天風呂も、もちろん混浴がありました(笑)。
仙女の湯、と名づけられたお風呂。
実はこのお風呂、リニューアルと共に温泉登録されたのですが、それまでも「山の中にある秘湯」として、網張では有名でした。
でも、冬季は入れません。雪でその場所までいけないから(笑)。
私はここの温泉、冬ばっかり行ってたので、今まで入湯する機会がありませんでした。
第一、ロクに整備されてもいない道をひいこら数十分も歩いて温泉入りに行くだなんてね。ちょっと遠慮したかったのです。
でも今回、道も少し整備されて、十分で行けるようになったのですよ!!
――これは行かねば!!
混浴がナンだ! ゆゆ着(これを着て温泉に入る)を貸してくれるというではないか!!(有料)森の中にたたずむ風呂…これを入らずして温泉好きを名乗れるか!!
わっほいわっほい★
……でも道のりはぜんぜん「わっほいわっほい★」なんぞではなかった…。
そもそもミュールで来てたのが間違いでしたね。
下駄を旅館で貸してくれるのですが、からんころん、ってい〜音だなあーなんてほのぼのできるのは、舗装された宿の裏手までですよ。
柔らかな泥と、その中から木の根だか竹の枝だかが突き出る、転げたら非常にお尻がキケンな山道が続きます。しかも一度登って下る行程なので、往きも帰りも上り坂と下り坂があるのです。
あ、あぶねえ…。
しかし足元ばかりに注意して進む山道、ふと気がつくと、背後に湯煙をたたえる山小屋が。
ここでゆゆ着を借り、入湯代を払うのです。
小屋を出るとすぐに湯船が見えます。丸く石造りのそれの真中あたりに、すだれが湯面一メートルちょっとくらいにかけられている。
かけられている――だけ。
見ようと思えばけっこういろんなものが丸見えです(笑)。
まー混浴だしね。と、気にせずすたすた進んで風呂に入ります。
いいお湯でした…。
施設は変わっても、湧き出るお湯は変わっていませんでした。キツすぎない硫黄の香り。
白く浮かぶ湯の花が、いかにも温泉!って感じでしあわせをそそりました。
湯船のわきには川が流れています。正面には滝。きっと大雨が降ったりしたら、土石流が起きて、山小屋もろとも流されてしまうのでしょう。
それどころか、湯船すらも埋まったり崩れたりしてしまうかもしれません。
ざあああああ…と水が流れ落ちる音を聞きながら、ぼうっとしました。
熱くなったら男どもの目も気にせず滝のそばまでよろよろ行って、水しぶきをあびて「ひゃああああ」などといいながら涼み、マイナスイオンをたっぷり深呼吸です。
後ほど、若い男性が滝のあたりまで行って滝修行みたいなアホなこともやってて見てて笑いました。
いやーつめてぇんですよ滝の水がまた。
夫婦でつかってる方たちとほほえましく会話などしつつ、ぼんやり上がったり入ったりしながら30分以上も湯を堪能しました。
やっぱり温泉はいい…★
髪留めが硫黄にヤられて青黒くなりましたが、それも楽しい副産物ってことで、いっそのことこの色に染めてやる!とひたして遊びました。
あ〜〜〜〜魂の洗濯ぅ……☆
たぶんまた29日のぶんへつづく。次はつり橋でのカカイル妄想コミで!!
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