上海の標準的なネット環境がどういうものなのかはわからないのですが、大学の寮ではADSL回線とダイヤルアップと、どちらも好きな方を選んで使えることになっています。

一応。

―――なぜ「一応」かというと、隣の別の寮では何故かADSLが使えなくなっているから。
ええ意味がわかりませんね。使えないってどういうコトデースカ。

使えるといわれて中国に来た留学生、ことごとく憤慨しております。ムリもない…。


しかしダイヤルアップは電話回線を使えばいいので、どの部屋でも使用可能です。

ただしこれにも問題はあって、寮の部屋はふつうふたり部屋なので、一人がネットをしているときは、もう一人はネットできないのです。

もちろん電話も、回線使っちゃってますから併用不可。
意外に不便です。

ネットをするだけなら、上海市内だけで使う電話カード(201カードといいます)があればオッケーです。

50元のと30元のがありまして、私はいつも50元のを使っています(使える金額は50元でも、何故か一枚27元で買えます。半年前は34元だったのでだんだん安くなっている模様。カラクリを知りたいもんです)。

チャットをしながら以上のような説明を友人にしていて、


「テレフォンカードみたいなもん?」
「似たようなもんだけど、仕組みはとても原始的よ」


―――原始的。


カードを購入しましたらば、スクラッチのような銀色部分を爪でけずり落すのです。

すると、数字が現れます。

カード番号と、パスワード番号、それぞれ12桁と4桁の数字を、パソコンの接続設定部分にちょちょいと入力してやるのです。

おもしろいですね〜。まるで手品というか子供の遊びのようというか、こういう使い方をするとは、こんな仕組みになっているとは思いもよりませんでした。

ちなみに電話カード、国際電話をかけられるカードも数種類、公衆電話用のカードも別に存在するのです。

というか昔、道で公衆電話カードを買って、使おうとしたけど使い方わからなくて無駄にしたというアホな目にあったことがあります。

あんまり種類が多すぎて、どれを買ったらいいのかさっぱりわからないのです。外国人にはお手上げ…。

さてそんな不思議カード事情でありますが、201カードというのは上海市内の電話向けのカードのようです。
ちなみに、これで日本へ国際電話もかけられますが、三分くらいで切れます(実証済み)。

ネットカードとしても使えるので、なかなか有能なヤツです。

ところが最近ちまたで入手したミニ情報によると、この201カードとさらに、ネットカードなるものを併用して使うと、ずいぶん安くなるとか。

正確に言うと、201カードの減りがゆっくりになるのだとか。

一度201で電話回線に上がった後、ネット専用の回線に経由してくれるらしい。


―――初耳だ!! 上海在住九ヶ月目にしての新情報!



面白そうなので早速試してみました。

このネットカード、100元と50元のがあって、100元のは二ヶ月、50元のは一ヶ月が賞味期限です。

201は一年くらい賞味期限がありますので、ずいぶん季節モノってことになります(有効期間を賞味期限と故意に言い換えたくなるのは何故だろう)。



私の経験上、だいたい201カード一枚で、15時間ほどネット接続できる見込みなのですが―――。





これはすごい。





なんと25時間にさしかかろうという今でも(現在進行形!)、一度もプッツリ途切れることなく、快適な接続状況を維持してくれております…!!!!

―――っていうかなんなんだこの凄まじい差は!!??

50元のこのネットカード、街角で23元で買いましたので(ほんとなんで半額以下になれるのか説明してほしいよ)、一日三時間はネットに繋がってたい私としては、拝んで神棚に飾りたくなるほどスバラシイ代物。

だって201カード2枚、合わせて54元で買っても、30時間そこそこしかネットできないというのに。

――このアイテム(違う)を使えば、201とネットカード合わせて50元で、たっぷり25時間は快適ネットサーフィンができるんですよ!!!

す――――ばらしいッッ!!!!

いきなりばっつんばっつん強制落ちしてイライラすることもないし、一日で一枚使っちゃってすぐ買いにいかなきゃならない面倒も消えるし、なにより出費が抑えられる!!!



――――ああッ。



なぜこれをもっと早く教えてくれなかったんですかGちゃん!!!!!!(悔し涙)

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