がつがつ行ったぜ!! 楽しかったぜ!!

すっげ疲れたぜ!!

蘇州には世界遺産になっている庭園(四つの庭園がまとめて世界遺産)があるのですが、そのなかで最大の拙政園に再び行ってきました。

お花の季節は観光客が多いということで入場料が高いです。

50元から70元へ。―――6月1日から50元に戻るみたいなので、6月に入ってから来たほうが良かったかもしれません。

でも70元ぶんの眼福は頂きました。

多種多様の樹木や花が植えられ、ツツジの種類かと思われる白や赤や桃色、橙の花々が植え込みに岩の陰にと咲き誇っておりました。

そして数え切れないほど飛び交う紋白蝶が、花の香りを勇んで運ぶように舞い踊っていました。

きれいだった…。

拙政園はかなり広くて、東園・西園・中園と三つにわかれた構成になっており、ひとつの園から他の場所は覗けません。

丸くくりぬかれた白い石壁を抜けると、あたらしい世界へ来たようにじんわりと雰囲気が変わるのでおもしろいです。

まるで迷路。
亭、と名づけられた大小さまざまな建物が上に下に池にと点在し、どの角度からもたっぷりと庭園を眺められるように造られています。

雨の音を聞く亭、鳥の声を聴く亭、梅花亭――なんとも、優雅でそそられる名前ばかりです。

かといってかしこまった造りではなく、自然の趣をそのままに残しているので、だんだんと散歩を楽しんでいるような気分になってきます。

最後のほうは飽き飽きして「もうおなかいっぱいだよ…」とボヤくほど(苦笑)。

前回行ったときは冬枯れの木々が寂しかったのですが、今回は世界遺産の本領発揮ぶりを堪能できました。

ここに住むのなら、一生庭園から出ないままでも飽きないかもしれないな。―――とか、ちょっと思うような場所でした。


他にも、虎丘という、ピサの斜塔のように斜めに傾いている(地盤沈下のため)塔のような寺を見たり、再び北寺塔に登ってみたり。
なかなか楽しかったです。
あと二回くらい行けば、行きたいとこ全部制覇できるかな…。



あーそうそう、上記の世界遺産の庭園で。

実の生ってたビワを、中国人がゆさゆさ揺らして落として食ってたのには引きました…。

え、あの、ちょと、世界遺産よ…?(汗)

と思いつつも、そういった衝撃を受けることにも慣れてしまったのでもはやウケて笑っていると、

「要る? おいしいよ? 食べなよ」

そのビワをもらいそうになりました。

いやいやいやいやムリだから(だってちみっちゃいし、汚かったんです…)。

笑いつつも受け取りませんでしたが、……なんというか、久しぶりにけっこうな驚きを得たなあ…。

カルチャーショックとまではいきませんが、例えば日本庭園においしそうな苺が生ってたとして(ありえん)、自分は食いたいと思うだろうかと考えちゃって。

………誰も食わないんだろうな、もったいないなー、って思ったら食うかも。

――という結論が出たときには「そっかーあの人たちもそういう感覚だったのかもしれん」なんて想像してみたり。

それにしても、世界遺産の一部の木をガンガン揺さぶってたのにはビビった…。

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