友達の部屋探しにつきあってきました。

上海はいま、中国でいちばん家賃が高いです。
国内での家賃の差はすさまじいものがあります。

日本だと、学生用の部屋なら、地方だったら一ヶ月約三万くらいで探せますが、東京じゃ最低五万、都心だったら六万は見ないとってのが大体のところだと思います。

では、この国ではどんくらい差があるかというと――昆明という雲南省（タイとの国境あたり）の省都から来た留学生によれば、そこでは一ヶ月200元で充分いい部屋が借りれたそうです。

上海にいるウチらから見るとそれは、驚くというより以前に、
「それって嘘でしょ」と思わず笑ってしまうぐらい信じられない話です。

嘘だーと思わず決め付けちゃって、いやほんと！！ほんとだってば！！と真剣に彼女が言い張るので、じわじわと…え、それホントなの？マジの話なの？と顔が引き攣ってくる――そのくらい、すごい安い額です。

上海では、日本人が好むこぎれいな部屋を借りるとしたら、一ヶ月、最低でも1600元ぐらいはかかります。



――――八倍ですよ奥さん！！！　八倍ってどゆことですか！！



例えて言うなら、東京六万円だとして、地方で七千円で部屋が借りれるってことですよ！？　ありえないですよマジで！

なんつーかもう、腹が立つほどの格差。物価の違いに愕然です。一角（一元の十分の一）を一元みたいに使っている地域があるとか、話では聞いていましたが…。
上海がいかに中国の中で突出した地域かがわかりました。
ここが普通だと思って生活しちゃいかんなあ、としみじみ思った出来事です。

さて幸いなことに、部屋を探していた友人は、1500元でかなり綺麗な部屋を見つけられましたので、そこに決めることにしたみたいです。学校からも近いし、私もなかなかの物件だと思います。

冷蔵庫以外はけっこう綺麗な家具だし。台所も明るいし。タイル張りだし。

ご飯食べさせてもらうために、わたしも通うことになりそうです（友人は料理上手♪）。