うぅ〜〜〜〜〜〜む…。

あちこちのニュース記事や掲示板などを覗いて、今回のデモについてお勉強。

いろいろ見て思ったのは―――、

1；デモ隊が主張したかった「日本政府、日本人の侵略美化や歴史改悪、捏造について反対」という項目は、デモが暴力と共に行われたことで、正常に伝わらなかった。あるいは威力が半減以下になった。

2；日本首相、首脳陣の靖国神社参拝は、するべきでない。

3；日本はもう一度、過去の戦争の事実についてよく調べ、中国・韓国に正式な外交文書として謝罪した方がいい。


1については言うまでもありません。そのまんま、そのとおりです。世界各国の見方が、侵略にあった中国に対して同情・同意的としても、暴力のあるデモは、デモじゃありません。暴動に近いものだと思います。

2については、実は私は日本にいるときは「よくわからんからどっちでもいい」と思っていたのです。

が、留学してみると、海外で生活する人（特にアジア）にとって、こういった政府の動きで即座に、生活へ影響がでるものなのだとわかりました。
結局、生活に直結してないから、日本国内では安穏としてられるんだよな。

靖国神社の合祀の存在自体については、私はなんともいえませんが、日本が決して戦犯を祀りたいがためにやっていることではないのはわかります。
死んだらみな仏様、これが日本人の感覚だからです。

しかし今の時点、今の時代でそれを中国・韓国の人々に「わかってほしい」と主張しても、受け入れてもらえる余地はゼロだと思います。まだ時が熟してないと言ってもいい。

靖国の存在は横に置いておいて、とりあえず参拝をやめるのが、今の時風にあった外交のような気がします。

また何十年か経って、その時までアジアの友好的な関係を保っていれば、お隣の国々もきっと理解してくれるはずです。お綺麗な理想事に聞こえるかもしれませんが、何十年かの親密な関係が保てれば、それが現実となる可能性は充分あると思います。

別に、現在の私たちが生きている間に解決しなくったって、いい。もっともっと時間をかけて、あとは時が感情を鎮めてくれるのを待ちながら。
引越しできるわけでなし、お隣さんとは長いお付き合いになるわけですからね。

3―――未来のために。
それに、大多数の日本人が過去の戦争について反省し、申し訳ないと思っているのは事実なんだから、もう一度それをきちんと示してもいい気がする。それを隣国も望んでいるんだし。
賠償とかはナシですが。

その結果、今の総理大臣は政権交代する可能性もありますが、そのくらいの覚悟を持って、将来の日本の外交、経済のために行動を起こして欲しいな。
アジアの平和と平穏な留学生活の遂行（これを並列で並べる辺りがめっちゃ利己的ですが）のためには、今の首相が邪魔かもしれん。……中国在住者から見るとね。火をつける発言を出すのは結局この人だから。

とりあえず、GWに気分転換も兼ねて日本帰国しようかどうか迷い中。