下記のとおり。

2005年1月10日
うかつなことをしてしまった私ですが、いい加減、できる萌え話が妹子相手のチャットか、寂しく心の中の自分という状況に耐えきれなくなってきてるせいもあるのかも。

だからわざとちょびっとマニアな話題を出してみたりしちゃうのかもなー…。

友達の部屋にナルトのベストヒットコレクションもってってかけたり(聴くと元気がでる、が「一曲もしらない」とか言われた)。

中国にはいっぱい日本のアニメがあるしー海賊版っていうかズバリ違法でどんどん漫画が翻訳されてたりするので、絶対好きなやつがいると思うんですけど、おそらくこの国の私と同年代の人はそんなものより金儲けの手段の方が大事だろうな。

人よりいい肩書きを持って、仕事で高いポストを得て、たっぷり金を稼ぐことに、命をかけてると思います(偏見?)。

でもほーんと、みんないい暮らしがしたくって頑張ってるんだよね。

この国では、最下層の人と最高級の金持ちが、ほんとにすぐ近くで生活していたりするから、這い上がらないとああなるんだ、って意識がすごくはっきりしてる気がします。

やっぱり日本とは違う。足とか手のない物乞いおじいさんが缶をカラカラと振って金をせびったりとか、絶対見ないし日本じゃ。

行き着く先はあれか…と思いましたよ私。

こんなん見てたら、必死になるわけですよそりゃ。

ちなみに彼ら物乞いさんとか似た感じの人は、ちょっと人が多く通るところにはどこにでも居ます。
私が知ってる限りでも、いろいろパターンがありましてー、

1;足とか手のない老人(でもちゃんと家はあるらしい。小遣い稼ぎにやってるとか聞く)。
2;赤ん坊を抱いて「この子を育てるお金をちょうだい!」とやる女性(赤ん坊は別の人から借りてくるらしい)。
3;地面にチョークで「仕事がなくて飢えています。どうか働かせてください」とか書いてる人(留学生はみんな信じていない。が、もしかしたら田舎から出てきた人という可能性もあるな)。
4;道にうつ伏せに寝て、頭の前に空き缶置いてるひと(倒れてると言いたいのか。通行の邪魔なので最初見たときビビリました。またぎました)。

あと、よく二胡弾いてるひとはいますねー。キレイに響くので目立ちます。でもまだお金入れたことはない。

でも昨日朝、学校の裏で初めて見たんですが、二胡の二人組みがいました。
弾いてるのは男性、隣に女性がいて、なんとマイクで歌も歌っている!(スピーカーも持参していた!!)

おお新しい趣向だわ! 四ヶ月もいると、大概のことでは驚かなくなるし珍しくもなくなるので、たまに見たことないものに出会うとわくわくします。

めずらしいなーと思ってよく見たら、男性はどうやら目が見えないらしい。ははーそれで二胡で、二人でやってるわけね。

何の気にもせずに朝飯を買って通り過ぎましたが。

でも今度合ったときのために、小銭用意しておこうかな。

中国では、ぜんっぜん使い道のない「分」っていう単位があるのです。ほぼ使えません。物の値段は、「元」と、その下の「角」で書かれているので(例えば7元5角なら、7,5と表記)。

日本でも、「銭」っていう単位がありますよね。今でも円相場とかで使ってます。あんな感じです。

一元が大体15円ですが、「分」は百枚集めてやっと一元です。つまり0,15円。いくら貨幣価値が日本と比べて低いといっても、これで商品は買えない…。

で、ムダに溜まるとじゃらじゃらして非常に邪魔なので、私は外に出るとき、上着のポケットとかに入れておくんですよ。
で、↑の人たちを見かけたら、じゃらっと缶に入れちゃいます。貧富の差を、ほんとうにはっきりと肌で感じます。

なんて失礼な! ―――って思ったんです。最初は。分をどうしようかなーと思って、ああそうかこうすればいいんだと方法を思いついたときに。


なんとなく、そういうことをするのに気がひけちゃうのは、やっぱり日本で育ったからなんでしょうね。


―――でも、友人の中国人がそうやってたのを見て、同じ中国人でもやるのか!! とびっくりして、次には笑いました。やる人がいるから物乞いしてるんですよねえ。長年培った自分の常識で物事を見ちゃうから、へんなところで躊躇ってしまう。

この国ではそれが普通なんだな、とただあるがままに受け入れてしまえばいいのですな。わはは。

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