下の話題がトップなのがちょっとイヤなので

座頭市の感想でも。

ウチの近所にあるビデオ屋は夜中12時までやってるのですよ。もちろん返却もその時間までです。

だからってギリギリの22時から観始た私です。余韻味わう間もなくビデオ屋に必死でチャリこぎチャリこぎ！！！←おばか

正直申しまして、この監督の作品って「おっもしろーい！！」って感じじゃないと思います。少なくとも私が好むエンターテインメント性は薄いです。

でも面白かったです〜〜〜〜正確に言うと興味深かったっていうのかな。

楽しみにしてたタップのシーンが一番最後だったのを知らなくて、気持ち的には「まだかまだか」だったんですが（苦笑）。

いやでも、あのタップのシーンはよかったなあ。すっごい楽しそうで。あのリズムもいい。わくわくしてくる。

そして着物っつうか和服姿と、あのダンスの違和感のなさにびっくり。全然不自然じゃない。むしろ楽しそうでかっこよくて、普通タップダンス、と言われて思い浮かべる、白黒の地味な西装よりも似合ってるような気すらしました。

情けない男の役がガダルカナルタカだったのが笑えた。座頭市が人を斬りまくって暴れまくってるってのに、「ひえええ」とか腰抜かしながらも、対応が全然変わらないのがいい（笑）。あの役が馬鹿だからああなるんだろうなー。ステキだ。馬鹿は無敵なのだ！
もしかして一番演技が良かったというか、いい意味で期待裏切られたのはこの人の演技だったかもしれません。なんだかんだ言って出番多かったし。

随所に監督の遊び心がうかがえて、思わず噴出すところもけっこうありました。画の角度とか、色合いとか、画面の構成そのものが好きなので、また見てもいいなあ。

けどオイラ思う。言っちゃいけないかもしれんが、映画の宣伝が一番かっこよかった（苦笑）。