夜中に友人から電話がかかってきて。
2004年7月17日塾講師のバイトやらんかと誘われた。
いやむしろ彼の気分的には「たーすーけーちーくーり〜」に近かったのだろうが。
別にわざわざ書く必要もないのだけれど彼は会計士の試験浪人生(つうのかな?)で、現在はカノジョと同棲しながら生活費を塾講のバイトで稼いでいるらしい。
カンペキ理数系の人なので、主に高校生の数学だの化学だのを教えていたが、人手不足でどんどん見る教科が増えていっているのだそうな…。
最初はそれでも、そのぶん収入も増えるし、どうにかごまかしていたという。
が。
小中学生の教科、英語や国語まで見るに至り、さすがに限界を感じた。そもそもシフトの詰まりようが尋常ではなく、なにより、全然自信がない教科まで教えなければならないというのが苦痛だ。
で。
「こんなキツくって俺もう無理っす。そもそも英語わかんないっす」って雇用者に伝えたら、
「ははははじゃあ誰かバイトの子連れてきてよ」
と、言われたらしい。……その返答もどうなんだ塾経営者。
そんないい加減で人員補充していいんかいと思ったが、そんなテキトーな経緯で実際、彼から勧誘の電話は来た。
「な、ほんと、好きな時間に入れられるし、時給1000円だし。交通費も出るし。やらない?」
「えー…でもなー七月はテストだし、八月は予定詰まってて忙しいんだよね…」
「ちょっとだけでもいいからさ。俺もうホントきついんだよ。今日も今終わって帰るとこでさ」
「げ。マジすか!?(11時半である)」
……なんつうかこの男、ニクめないキャラなので私は弱いのだ。ちなみに関西人。顔は30代のヤクザの下っ端みたいな感じだ(言いすぎかしら)。
今振り返ると、けっこう話術巧みだった感じがする…。
まず、返答を焦らない。私がちょっと沈黙して考えても、決してむやみに喋るようなことはせず、なにか言うのを待ってくれる。
具体的な話題「中学生の国語とか社会とかならどう?」を出して、「それなら出来るけどさ…」とか思わせる。
バイトの環境も悪くないことを伝え(経営者は同い年の人なんだそうな)、時給のよさをアピールし、仕事は簡単だといい(冷静になって「解答だけ言うってわけにはいかんだろ、いくらなんでも」と気付いた)、自分が弱っている、困っていることをアピールする。
さらに後はヨイショ、ヨイショの連続。
……わかっていても乗せられる自分が悲しい…。
普通だったらやらないトコなんですけどね、ちょっと自分のミスにズコーンとヘコんでたので。
悩む電話口で、脳裏に「飛び込まないと、新しい世界は開かれないのよっ、39!!」―――と、誰かの声が聞こえた気がしたのでございます。
声の主は果たして「前向き39」のモノなのか、それとも「疫病神39」のものなのか…後者だったらヤだなー。
まあいい、いざとなったら全部「そんなこと聞いてないですよ!」とかつって彼に全ての責任をおっかぶせてしまおう。
そんなわけで近々「先生」になる予定でございます。
たまたまその後電話が来た妹子に、しかし「よく考えたら、中学の数学なんてもうほとんど忘れちゃってるよ、大丈夫かなアタシ…(冷や汗)」と青い本音を漏らしたら、
「はははバカだねー」みたいに笑われてしまいました。
……うん。バカかもしんない。
覚悟もナシに、かりそめとはいえ「センセー」の仕事を安易に引き受けてしまった己が恨めしい…やる前から後悔かよ俺。
―――――ハッッ!!!!!
でもこれからしばらくカカシ先生イルカ先生と同じ称号で呼ばれるようになるのか!!!!!!
……ちょ、ちょっと嬉しいかも…☆☆(萌えは人生の活力です!)
いやむしろ彼の気分的には「たーすーけーちーくーり〜」に近かったのだろうが。
別にわざわざ書く必要もないのだけれど彼は会計士の試験浪人生(つうのかな?)で、現在はカノジョと同棲しながら生活費を塾講のバイトで稼いでいるらしい。
カンペキ理数系の人なので、主に高校生の数学だの化学だのを教えていたが、人手不足でどんどん見る教科が増えていっているのだそうな…。
最初はそれでも、そのぶん収入も増えるし、どうにかごまかしていたという。
が。
小中学生の教科、英語や国語まで見るに至り、さすがに限界を感じた。そもそもシフトの詰まりようが尋常ではなく、なにより、全然自信がない教科まで教えなければならないというのが苦痛だ。
で。
「こんなキツくって俺もう無理っす。そもそも英語わかんないっす」って雇用者に伝えたら、
「ははははじゃあ誰かバイトの子連れてきてよ」
と、言われたらしい。……その返答もどうなんだ塾経営者。
そんないい加減で人員補充していいんかいと思ったが、そんなテキトーな経緯で実際、彼から勧誘の電話は来た。
「な、ほんと、好きな時間に入れられるし、時給1000円だし。交通費も出るし。やらない?」
「えー…でもなー七月はテストだし、八月は予定詰まってて忙しいんだよね…」
「ちょっとだけでもいいからさ。俺もうホントきついんだよ。今日も今終わって帰るとこでさ」
「げ。マジすか!?(11時半である)」
……なんつうかこの男、ニクめないキャラなので私は弱いのだ。ちなみに関西人。顔は30代のヤクザの下っ端みたいな感じだ(言いすぎかしら)。
今振り返ると、けっこう話術巧みだった感じがする…。
まず、返答を焦らない。私がちょっと沈黙して考えても、決してむやみに喋るようなことはせず、なにか言うのを待ってくれる。
具体的な話題「中学生の国語とか社会とかならどう?」を出して、「それなら出来るけどさ…」とか思わせる。
バイトの環境も悪くないことを伝え(経営者は同い年の人なんだそうな)、時給のよさをアピールし、仕事は簡単だといい(冷静になって「解答だけ言うってわけにはいかんだろ、いくらなんでも」と気付いた)、自分が弱っている、困っていることをアピールする。
さらに後はヨイショ、ヨイショの連続。
……わかっていても乗せられる自分が悲しい…。
普通だったらやらないトコなんですけどね、ちょっと自分のミスにズコーンとヘコんでたので。
悩む電話口で、脳裏に「飛び込まないと、新しい世界は開かれないのよっ、39!!」―――と、誰かの声が聞こえた気がしたのでございます。
声の主は果たして「前向き39」のモノなのか、それとも「疫病神39」のものなのか…後者だったらヤだなー。
まあいい、いざとなったら全部「そんなこと聞いてないですよ!」とかつって彼に全ての責任をおっかぶせてしまおう。
そんなわけで近々「先生」になる予定でございます。
たまたまその後電話が来た妹子に、しかし「よく考えたら、中学の数学なんてもうほとんど忘れちゃってるよ、大丈夫かなアタシ…(冷や汗)」と青い本音を漏らしたら、
「はははバカだねー」みたいに笑われてしまいました。
……うん。バカかもしんない。
覚悟もナシに、かりそめとはいえ「センセー」の仕事を安易に引き受けてしまった己が恨めしい…やる前から後悔かよ俺。
―――――ハッッ!!!!!
でもこれからしばらくカカシ先生イルカ先生と同じ称号で呼ばれるようになるのか!!!!!!
……ちょ、ちょっと嬉しいかも…☆☆(萌えは人生の活力です!)
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