今日は緩急に富んだ一日であった。ひとやま超えたかと思うとすぐに新たな用事が出現し、右往左往するハメになった。

単にいろんなことやった一日、とも言う。

まず珍しく朝九時に学校にいった。学生食堂の前で友人と待ち合わせていた。当日発表しなければならない会話劇を作るためであった。
会話劇では、新出単語を使用した会話文をつくり、完璧にそれを暗記して演技しなければならない。一朝一夕にはできない。
なのに発表日に「作るため」とか言ってる辺りで、不真面目ぶりがうかがえる。

とりあえず今日中に会話劇ができあがるとは露ほども思っていなかったが、先生に突っ込まれたときに「これこのとーりシナリオは一応用意してございます」と平伏するために、がんばった成果は必要なのであった。

が、友人が40分遅れてきた。

謝りたおす友人に、「いいよ私も実は10分遅れたし」と伝えるかどうか迷ったが、いい人ぶって伝えておいた。友人はホッとしたようだった。スムーズに作業にとりかかる。
いい人ぶると交流関係が円滑に進む(ジョークですたぶん)。

しかし作業に手間取り、かつ予想外に熱中し、授業をひとつサボってしまった。いっそのこと丸一日サボっちまおうぜ、とはいかない、中途半端なフマジメ学生であった。

もさもさと「ハイジの白パン」というステキな名前のパンを食いながら、午後から授業に出席。どうにかシナリオの大まかなところは出来上がった。
二週休んで行ったら、先生に「あなた、このクラスだったかしら」とキツイ一言を頂き、ちょっとヘコんだ(ならちゃんと出ろよ)。

めげずに会話文を添削してもらった。

「私がいつもアイスコーヒー飲んでるコップで、おじいちゃんが入れ歯を洗っちゃったの」という文に、先生がいたくウケてくださり、機嫌右肩上がり。「来週の発表で挽回するのよ」と温かいお言葉を賜った。よかった、よかった。

雨が降ってきてウツになる私と反対に、何故か友人がそわそわし始めた。「遊びたい〜遊ぼうよ〜」を連発。

一時間勉強したら、三時間遊ばずにはいられない、不真面目学生の模範のような友人であった。

ポップンミュージックという有名なゲームを私にやらせたいらしく、友人はねばった。私はキャラ萌えの知識しかなかったが、有無を言わせぬ勢いであった(アッシュとか有名よね)。

結局、流されるかのように隣駅のゲーセンまで連れ去られた。

カップルでやる右脳ゲームでは、100人中八位という好成績をはじき出し(友人同士で好成績…ビミョーに不毛)、ポップンミュージックでは、友人の華麗なボタンさばきに見惚れた。

ちなみに曲は宇○戦艦ヤマト。燃える闘魂イスカンダルであった。ポップンミュージックはわりと音量がデカいので、その点でも嬉しかった。私はヤマトが大好きだ。

いつ見てもちっとも進んでいない気のするヤマトのアニメに惚れこんでいる。お決まりなナレーション「地球滅亡の日まで、あと○○○○日」も気に入っている。

まだ○○○○日もあるんだから大丈夫だろう、といつも途中でアニメを見なくなり、気が付くと終了してしまっているところが好きだ。ヤマトは私にとってエバーエンディングストーリーである。ヤマトよ永遠に。

大好きな曲に合わせてしなやかにボタンを押していくさまは、オーケストラの指揮者のようで、見ていて非常に頼もしい。
しかし私がやるとなると、指揮どころか音符に追われる火事場泥棒のごとき見苦しさに終始する。
300円ほど浪費したところで、ハマりかけている自分に気付きヤバイヤバイと自制して、続きは明日以降通うことを決意した。

二時間ほども居て遊びたおし、帰りにはネット喫茶に寄った。
家のパソがまたまた風邪をひきやがったので、財布の紐が極端にキツイ私でも、さすがに年貢の納め時である。ウイルス対策のソフトをネットで購入し、その代金を渋々ながらファミマに納めた。

帰宅途中に立ち寄った本屋で、乙一の文章を読んでしまったので、なにやらおかしな具合の日記になったのであった。
ああ彼の「ZOO」が欲しい。ビバ乙一の感性、ビバ彼のブラックジョーク。

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