ひどくうつくしいカカイルを読みました。

なんだかうつくしくって熱がぴりぴりと胸から四肢へ伝わるような感じだったので、勢いでオススメしてしまいます。

夏までに閉鎖なさるようですし(涙)。

ええと、まず、上記のサイトさまではないのですが。

うたうたいさま。

大好きです。というか、私が無知なのもあるんでしょうが、花魁カカイルでこれほど郭言葉を美しく、不自然なくお書きになる方は知りません。
始めて紺屋高尾を読んだとき、花魁カカイル話では傑作だと思いました。とにかくすばらしい。
素晴らしくおもしろい。

そんで綺麗なんですよ。お話が―――きれいなの。

他のお話もすべて好きです。忘れがたい、余韻の残るシーンがどのお話にも必ずある、色のある、独特な風味の話ばかり書いていらっしゃいます。

紺屋高尾の後日談なんて、あったらすごくすごく読みたいな…(こんなこと思っちゃう時点でダメダメな私。最高にステキ話には、後日談なぞを求めてはいけない気がするのです。だって最高なんだから)。

スワロウテイルの、イルカが簪を指して見せびらかすのだ――なんて誇らしげに言うシーンなんか、もう頭の中で詳細に描かれてましたよ。

未読の方は、ぜひ行かれてみてくださいませ。

そして、今日私がうつくしさに息苦しいような熱いような心持になったサイトさまです。

YET HANG CITYさま。(もしくは「イェットハンシティ」さま?)

実を言いますと、うたうたいさまの紺屋高尾話のリクをなさったのが、こちらのウトトキセウコさまなのです。
そう書いてあって、名前にリンクが繋がっていたので飛んでみると、新たな至上カカイルとの出会いがあったわけです。

シンセサイザーというお話も心に残りましたが、ショートショートにある「バイオレット」という話が……なんと言いますかひりひり熱い感じです。

決して幸せな熱さでも、痛いばかりの温度でもないんですけれど。

ただひとこと残る感触は――――秀逸。

ええわかってますエラそーに何言ってんだって感じです自分で。
でも自然に、水が流れおちるように「うーあー」ってなったんです。

そもそもカカイルでなくてもいいんじゃないかしらとも思うんですが(あわわわ)、でもやっぱりカカイルじゃないと書けなかったりするんですよね。

というか、今この瞬間にいちばん好きなモノを媒介にしなければ、生まれないんですよね。

最後の一行が、今似たような題名の本とかブレイクしてるらしいですが(ほぼ興味ナシ)、そんなん関係なく、「バイオレット」こそが私の中でブレイク。
というか弾けた。

弾けて千切れて広がって、薄れてしだいに沈んで消えた。

きもちよかった…

本に囲まれて生活できれば至福、という変態なので、心震わす文章に出会えるのが最高の快楽です。

もう、一言で言っちゃえば「単に好き」!!!!
俺のハートにビビッド★イーン♪しちゃったんスよ!!!!

ふふふ。しーあーわーせーだー☆☆☆

コメント

39

お気に入り日記の更新

最新のコメント

日記内を検索