不意の訪問者。その名は母。

困りますねー不意の訪問者は。
その中でも身内はほんと困りますねー。

優雅に出かけ、横浜美術館で東山魁夷展でも楽しみ、のんびり喫茶するはずが、急遽、悲鳴とともに室内大掃除に大変更。

予定変わりすぎやろ（泣）…。

干しっぱなしの洗濯物をたたみ片付け、布団をあげて洗濯機フル回転。ごくろーさま。
足の踏み場もない同人の山を、ムリヤリ本棚に突っ込み、目隠しの布を張りなおす。きゃあホコリっぽい。
あぶれた同人をダンボールに詰め、きつく固く「封ー印！！」。

……ああ…いっそ九尾のように、この腹の中に大量の妄想誌を入れてしまいたい…あ、でも何時でも取り出し可能で…（まんま四次元ポケットやん）。

携帯で「今こおりやまなの（新幹線）」という文字を見た瞬間、39は「―――ヒィっ！」と声をあげました（マジで）。

うそ…嘘よ…信じたくない…（まるで訃報を聞いたかのような反応です）…だれかアタシの夢だと言ってッ！！　いやむしろ見間違いだと言ってくれ――ッッ！！

……そんな願いを液晶画面が聞き入れてくれた試しがありません。

正直、「どーしたの〜」などと風呂上りで髪を拭きながら歩いてくる妹子に説明する気になれず、つーか言ってしまって現実だと確認するのがもーイヤで怖くって、私は「見て。メール」としか言えませんでした。

そして0，5秒後、妹子も固まりました。

いーやーだ―――――！！！！！！

これはそのときの彼女の言葉です。
嗚呼。
さようなら東山魁夷。さようなら横浜中華街。

泣く泣く片付けながら、それでもしっかりとヤバイ絵（妹子画）、ヤバイ表紙の同人は真っ先に、部屋の奥深く「封ー印！！」した姉妹なのでありました…。

同人誌って。いや、本全般そうなんですが。
片付けるとき、「あああこれ読み返したい！！」という衝動に逆らうのがすっっっっっごく大変ですよね……